PICK UP IDOL Juice=Juice

PICK UP IDOL Juice=Juice

PHOTO=厚地健太郎 INTERVIEW=田中裕幸

 
 

Juice=Juice4年ぶりの主演舞台
「タイムリピート~永遠に君を想う~」が9月28日から上演

 
 

 
 
――今回、舞台の開幕3週間前、稽古の合間にメインキャスト・ルナ役の稲場愛香さんとソーマ役の宮本佳林さんにインタビューをさせてもらっています。Juice=Juiceとしては、演劇女子部「ミュージカル 恋するハローキティ」(2014年)以来4年ぶりになるんですよね。

宮本「はい。でも私自身、舞台はハロプロエッグ、ハロプロ研修生時代にかなりやらせていただいています」。

――「久しぶりでどうしよう……」というドギマギ感もあまりなさそうですね。そして今回宮本さんは男役ということで。

宮本「以前、『リボーン~命のオーディション~』(2011年)でチンギス・カンを演じましたが、ちょっと中性的で、あまり男という感じじゃなかったんですよ。その後、『演劇女子部』(ハロプロメンバーを中心とした演劇公演)の舞台を観ていて、メンバーが男役をやっているのが羨ましくて、『いいなぁ、やってみたいな』って言ってたんです。だから、今回最初に役をいただいたときに『やった!』と思いました」。

――演劇女子部「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」(2014年)での工藤遥さんだったり、カッコいいと評判だった男役も多かったですね。

宮本「みんな本当にカッコいいんですよ。自分がそんなにカッコよくできるかどうかは別にして、男の子を演じることができて嬉しいなと思いました」。

――でも宮本さんがあんまり男役をやるイメージがないような。

宮本「そうですね。イメージがないと思うんですけど、個人的に“男装女子”に興味があって、今回のポスターの撮影のときはもうノリノリでした! 以前、髪をすごく短くした時期があって……」。

――「Wonderful World」(2015年)くらいの?

宮本「はい。その頃にイケメン風のメイクをしたりして、男装メイクを研究していたんです(笑)」。

――稲場さんは舞台の経験は?

稲場「カントリー・ガールズとして一度出演して(2016年、演劇女子部「気絶するほど愛してる!」)、それ以来です」。

――今回、Juice=Juiceに入って間もなくで、2回目の舞台でメインキャスト!

稲場「最初はとにかくびっくりして、『私なんかが……』って思いもしたし、言い方が難しいんですけど、私にはそんな資格がないと思いました」。

――そこまで(笑)。

稲場「でも、稽古を重ねていく中で『やらなきゃいけない!』という気持ちが高まってきたので、久しぶりではあるんですけど、しっかり演じ切りたいなと思うようになりました」。

――この舞台は宇宙船の中で展開する物語なんですよね。謎の天体の衝突により宇宙船が大破してしまうものの、主人公が目をさますと衝突の前の状態に戻っていて、その後も何度も何度もタイムリピートを繰り返すというストーリーで……。

宮本「軸としては、鉱物学者であるルナ(稲場)が宇宙船の中でタイムリピートを繰り返していく話なんですけど、そのタイムリピートについてどんな謎があるのかとか、宇宙物理学者のソーマ(宮本)との関係性とか、あとは各キャラクターが成長していくというのが見どころです。その中で、ソーマとルナがどうなっていくのかが特に注目ポイントです」。

――タイムリピートするのはルナだけ?

宮本「そこもいろいろあるんですよ。ソーマもタイムリピートに深く関わっていくんじゃないかな。あと、その中での人間模様だったりだとか、かなり広がっていく感じです。それぞれの過去だったり未来だったり……」。

――台本を読んだときの印象は?

宮本「まだ完全な台本はもらってなくて、大筋のストーリーはわかるんですけど、本当に最後の最後まで役の心情を詰めて考えていないので……」。

――そういう中で自分の役について考えるのって大変かも。

稲場「でも宮本さんって本当にすごいんですよ! もう最初からソーマなんですよ。宮本さんが稽古の序盤からいなくなってて……」。

――えっ?

稲場「もう、そこにいるのがソーマなんですよ! 役について考える力がものすごくて、ソーマだったらきっとこうだとか、他の人との関係性だとか仕草だとか、いろいろなところまで明確になっているので、そこがすごいと思いました」。

――そう言われてどうですか?

宮本「私自身はセリフを覚えるのがものすごく苦手で、その気持ちを考えるときに、本当に当人になったつもりで考えます。まあ、それが演技なんですけど、そうじゃないと、いくら素の状態で言えていても、舞台で全然言えなくなるんですよ」。

――役になりきらないと表現ができない?

宮本「はい。そんな周りに迷惑をかけがちな演者なんですけど、なんとか一生懸命やろうというのがあるのと、今回、演技初体験のメンバーもいるので、そういうメンバーに、『あ、こういうふうに考えているんだ』ということを、やっていく中で背中を見てもらって伝えられればと思ってます。私も『演技ってこういうものだ』と、先輩方からそういう形で教えてもらうことが多かったので」。

――前回のインタビューで、稲場さんはレコーディングでも取材でもラジオでも、なんでも事前に入念に準備をしてから臨む、という話がありましたが、今回も?

稲場「うーん。今回は……」。

宮本「うん。今回もそうですよ。私の数十倍早くセリフが入っていますから」。

稲場「今回は役柄が鉱物学者ということがあったり、ちょっと近未来な感じの設定なので、出てくる言葉も造語が多かったり、普段使わない言葉や学者ならではの言い回しもあったので、それがなかなか頭に入ってこなかったりします。覚えたつもりでも、いざ稽古でちょっと緊張すると噛んでしまうとか、そういうことの繰り返しなので、ただひたすら家で寝る間も惜しんで覚えて、やっとギリギリという状態ですね」。

――一方、宮本さんは最低限の準備はもちろんしていくけど、現場で瞬発力を爆発させるイメージがあります。

宮本「もちろんみっちり準備はしているんですけど、準備はしても間に合わないタイプなんです。本当に覚えるのが遅くて。覚えるのが遅いから、できる限り覚えた上で、さらにその場の瞬発力も使って……という、もうフル稼働で頑張っています(笑)」。

――宮本さんが演じる「ソーマ」はどんなキャラクター?

宮本「ソーマは真面目な男の子。お勉強しかしてこなかったというか、周りのみんながワイワイとやっているときも、『僕は勉強が友だちだから』というタイプで、人と目を合わせるのも苦手。話していて言葉に詰まってしまうし、典型的なオタクタイプなのかな。でも、自分の中に揺るがないくらいの信念がすごくあるんですよ」。

――一見、自分とはほぼ真逆のキャラクターといってもいいくらい?

宮本「そうですね。配役を知らないで劇場に来てもらったら、最初わからないんじゃないかなと思います。『えっ、誰?』という感じで。普段の私からは出てこない仕草もたくさん出しているので、多分『えっ、どうしたの?』ってなると思います」。

――それは楽しみですね。

宮本「脚本家の太田善也さんが当て書きで書いてくださっているんですが、太田さんの当て書きって毎回課題があって、自分に近いキャラクターだけど黒い面がある役だったりするんです。今回は真逆のキャラクターだけど、どこか自分の持っている部分が入っている役なんですよ。全く持ってないところだけで役柄を作るんじゃなくて、真逆に見えても『その子がもしかしたら持っているかも』という部分を引き出して、『その部分を大きくしてね』という役の作り方なんです」。

稲場「確かに!」。

宮本「『あ、自分の引き出しにあるわ!』ということが結構つまっています」。

――Juice=Juiceの宮本佳林としてはステージであまり見せることはないけど、確かにこういう部分もあるな、という?

宮本「はい。確かにあります!」。

――それは観る人からすると楽しみですね。「実は佳林ちゃんって、こういう一面も持ち併せているのかも」と想像することもできて。一方、稲場さんが演じるルナはどんな子ですか?

稲場「ルナは、最初嫌な子なんですよ。台本をもらったときに、『えっ、こんなセリフを言うの?』ってびっくりしたセリフもあります。普段の私だったら絶対言わないような、仲間に対しても、ソーマに対しても、かなりキツイ言葉をかけたり、煽るようなことを言ったり……。ネタバレになっちゃうのでその後どうなっていくのかは言えないんですけど、一匹狼タイプの強い感じの女の子です」。

――やはり真逆な感じ?

稲場「そうですね。そこで苦戦する部分が多くて、稲場愛香だったらこう反応したいのに、それと真逆な反応をしてしまうこともあります。誰かが話していても知らんぷりして自分のことだけをやっているという感じで、かなり気が強い女の子ですが、ただ性格が悪い女の子というのともまた違って……。やっぱりルナの中には、過去のことだったり、いろんなことがあってそうなってしまったという点がたくさんあると思うので、そこは演じる上で、観てくださる方にしっかり伝えなければならない部分だなと思います」。

――ルナもやはり普段の稲場さんとは違うけど、脚本家の方が見て、稲場さんの中にあると思える要素が入っているとか。

稲場「確かにあります! 一見、ほとんど真逆だなと思えるんですけど、自分を守るために突き放しちゃう部分とか、全く理解できないということがなかったので、もしかしたらそういう部分もあるのかなと思いました」。

――でも二人の役柄紹介を聞いていると、絶対交わらないというか、絶対に仲良くならないような印象です(笑)。

宮本「そうですね。言い合ったりもしますし、ぶつかったりもします。まぁ、衝突しないとね。それは付き物ですよね(笑)」。

――そこから役柄が成長していく?

宮本「そう! ソーマは急成長ですよ! ソーマの急成長を見てもらいたいですよ。きっと勇気をもらえると思う」。

稲場「ルナも相当ですよね」。

宮本「ほんとに」。

稲場「二人とも急成長していきます!」。

 
 

 
 

宮本佳林が「あ、演技ってこういうことなんだ」と
目覚めたタイミング

 
 

――稽古が始まって、演じてみた感触はいかがですか?

宮本「普通の劇はストーリーの中で3日後、1週間後って日時が空いたりするじゃないですか。この作品は、基本的に宇宙船の中の、一つの流れの中で進んで行くので、演じていても感情が出やすいというか思ったままに演じられてやりやすいですし、観るほうも頭の中を整理しながら観ていけると思うんですよ」。

――密室劇、会話劇ですね。そこに“タイムリピート”という特殊な時間の行き来が入ってくると。

宮本「はい。確かに何回もリピートするから、何リピート目だろうというのもあるんですけど、結構すんなり、『またリピートした』といのがわかりやすいと思います。『この子がああなのかな? それともこうなのかな?』という謎解き、推測をしながら観てもらえると嬉しいですね。そうすると『だから、あのときあんな顔をしてたんだ!』とかがわかって、本当に面白いんじゃないかと思います」。

稲場「一回観終わって、また改めて観ても面白いと思いますよ」。

宮本「そう! 2回目を観ても本当に面白いと思います!」

――タイムリピートする場面で、同じような芝居を繰り返すというのは難しい気がします。

稲場「本当に難しいんですよ! 何回もリピートするのですが、ちょっとずつセリフの言い回しが違ったりだとか、そういう微妙な変化もあるんですけど、一言一句間違えずに言わないといけない。1回目は噛んでなかったのに2回目で噛んだりすると、『あれ、リピートしてない』って思われたり、ほんとにちょっとしたことでもずれてきちゃうので、気をつけなくちゃいけないんです」。

――今回の舞台では密室劇ということで、ほかのキャストも宇宙船の中にいる設定なんですよね?

稲場「ほぼそうですね。珍しいですよね。すべてのキャストがずっとステージ上にいるというのは。セリフがないところでも演技をずっとしてなければいけなくて……」。

宮本 「でも宇宙船なのでステージが広くないんですよ。だから今自分がどこにいるのかということもめちゃくちゃわかるし、そういう部分では今回はやりやすいなと思います」。

――ほかの人で注目の役ってありますか?

宮本「えー、なんだろう。それぞれの役がおもしろいですね。“船長”と“副船長”の絡みはファンの人たちは嬉しいんじゃないかと思います」。

――船長(アリサ)・副船長(ジン)役はリーダーの宮崎由加さんとサブリーダーの金澤朋子さんが演じるんですよね。やっぱり、実際の二人の中にある要素が役柄に反映されている?

宮本「そうです、そうです。あとJuice=Juice以外に、(ハロプロの)新グループのメンバーも出ているんですけど、みんなしっかりキャラが立っています。ミカとエリーという操縦する二人がいるんですけど、その二人がもうめちゃくちゃ可愛くて、舞台でかなりのファンのみなさんをもっていかれるんじゃないかなって(笑)」。

――それはヤバイかも(笑)。

宮本「ボクはソーマだからいいんですけど(笑)」。

――男ということで。

宮本「本当に可愛いですよ! たとえるなら“キキとララ”みたいな感じです」。

稲場「人間じゃないみたいな可愛さを出していますね」。

――それは誰が演じてるの?

宮本「新グループの山﨑夢羽ちゃんと岡村美波ちゃんです」。

稲場「あとは、新グループの清野桃々姫ちゃんが演じているテルと、高木紗友希さんのエイジの絡みもすごくおもしろいです。男性ならではのノリを二人が演じていて、エイジがすごくいい味を出しています。高木さんは演技力がすごいなと思いますし、ちょっとハスキーでいい声なので話し方もカッコいいなと思います」。

――まだ稽古序盤ということで、舞台が初めてという段原瑠々さんや、稲場さんと同じくカントリー・ガールズ時代に一度だけ経験のある梁川奈々美さんらは今は不安でしょうね。

宮本「多分そうだと思います」。

稲場「すごく不安がっていますね」。

宮本「高校生だといろんなことを考えちゃうと思うんですよ。この役どうかな、ああかなって。私が初めて舞台に出たときはそんなこと一切考えなかったので」。

――小学生でしたからね。

宮本「だから『心の変化がこうで……』とか説明されても、『心の変化? それは何?』という感じでした」。

――そんな宮本さんが演技を難しく考えたり、壁にぶつかるようになったのは?

宮本「えーっ、どこでだろう? 『今がいつかになる前に』(2010年)かなぁ」。

――それは何歳くらいのとき?

宮本「まだ小学生だったと思います」。

――じゃあ、かなり早い段階だったんですね」。

宮本「そう。もう内容は本当にドロドロしていたんですよ。私がいじめっ子の役で、私自身、この役をやって悪いイメージがつかないかなと不安でした。その作品では、稽古もワークショップ形式が多くて、普通の立ち稽古ではなく、課題を与えられて自分なりに演技のプランを考える形でした。あの時期にそれをやりとげた自分にビックリしますね」。

――そこから芝居を深く考えるように?

宮本「なりましたね。『あ、演技ってこういうことなんだ』と思ったんですね。自分がいじめっ子役になることも苦手で、自分はどちらかといえばいじめられっ子になりがちな立場だったので、いじめている人の気持ちがよくわからなかったんです。その作品を通して『いじめている子の気持ちって、こういうことだったのかな?』と演じながらわかるようになりました」。

――宮本さんの話を聞いていると、Juice=Juiceとしての舞台は4年ぶりなのに、そんな感じはしないというか、常に“演技”も“音楽”とともに仕事のひとつの柱としてあり続けたような感じがします。前回の舞台のあとに、主演ドラマ「武道館」(2016年)もありましたからね。

宮本「はい。でもドラマの演技って舞台とは全然違いますね」。

――映像って「武道館」くらい?

宮本「一度だけ映画に出させてもらったことがあるのと……」。

――あっ、あと「数学♥女子学園」(2012年)にも少し出ていましたね。

宮本「でも、どっちもセリフがほぼない役だったので……」。

――「武道館」は宮本さんが主役でしたが、やっぱり舞台とは感覚が違った?

宮本「声の出し方もそうですし、動き方も全然違いますね」。
 
 

 
 

いろんなところに伏線が隠されている物語
「一人一人のキャラクターから目を離さずしっかり観てほしい」

 
 
――これから稽古が進むに連れて、台本の内容の細かい部分が変わっていくことも予想されますが、どう対応していこうと思いますか?

稲場「舞台だときっとそういうこともあるだろうなということは想定していて、その上で練習しているので、その場で変更した部分に気をつけながら形は作れるんです。でも、やっぱりそこに気持ちをしっかり乗せていかなくてはいけなくて、家に持ち帰って猛練習ですね」。

宮本「でも多分、私よりしっかり対応できるタイプ」。

稲場「いやいや」。

宮本「本当に周りのメンバーって私より全然できるタイプで、私は“瞬発力”という本番での一瞬の爆発力、ダイナマイトみたいなものはあるんですけど、そういう稽古場とかでの対応力は本当にないんです。急に気持ちとか流れが変わっちゃうと、『え、なんだっけ?』というふうになります」。

稲場「でも、それが逆にすごいなと思います。それだけソーマに本当になりきっているから、本番で対応できるんですよね。セリフが変わったり、自分の気持ちが乗っていないと『なんでこんなセリフがあるんだろう?』という矛盾点が気になって言えなくなるので。私は台本を追うのに精一杯で、まだまだなりきれていないので、見習わなきゃなと思います」。

――本番では、「今日は、あれ? いつもと少し違う? しっくりこないかな?」ということがあっても、その状態ならではの別の見せ方を出していくというような。

宮本「日によって気持ちが違うので、そういうときは自分の気持ちの流れは崩さず、その状況を楽しむというか、いつも投げてる方向とちょっとずれたところに投げてみる感じです。そういうのが舞台の楽しさなので」。

――そういう宮本さんを相手にする稲場さんって面白いと思います。大変だけど、刺激を受けられるかも。

宮本「うん。多分大変だと思います(笑)」。

稲場「えーっ」。

宮本「多分、振り回しちゃうタイプなので。でも、今回は自分のセリフに対して多くのキャストが反応するという役柄なんです。だから真っ直ぐな演技で行かなければならない場面が多い。できるとしたら、ルナと二人のシーンかなと思います。日によって、『あれ? 今日、なんだかちょっと違うかも?』って思える日が出てくるのかもしれない。それもあって、何回も観にきてもらったほうがいいよというのがあります(笑)」。

稲場「今の段階から稽古中の宮本さんの反応が違うなというのがわかるので、私もそれについていこうとか、今こういう反応だからじゃあこう言ってみようとか、そういう部分は楽しめています。その感じを忘れずにいけたらと思います」。

――宮本さんって、それは音楽のライブでもありますよね。同じ曲なんだけど、その日によって歌い方が違ったりすることが結構あるような気がします。

宮本「ライブハウスツアーのときは結構そうですね。あえて、そういうふうにしているかもしれないです。そのときの盛り上がりだったり会場の雰囲気で、『ここはこういこう』という気持ちの流れで瞬発的にいきます」。

稲場「すごい」。

――たとえば「伊達じゃないよ うちの人生は」の宮本さんの最後のソロパート「伊達じゃないよ うちの人生は」の部分で、ストレートに力強く歌うときもあれば、ちょっと気だるそうな感じで歌う時期もあったりします。この時期は、こういう表現の仕方にハマっているのかなという気がするんですが……。

宮本「あります、あります」。

稲場「基礎ができてないとアレンジできないですから」。

――高木さんもそういうところがありますね。

稲場「フェイクとか」。

宮本「譜割りをちょこちょこ変えたりとかね」。

稲場「うわぁ、凄すぎる」。

――そういうセッション感が舞台の掛け合いでも出たら面白いですね。ところで、今回の稽古を通じて、「この子、こういう面もあったんだ」という発見などはありました?

宮本「(新グループの)岡村美波ちゃんは結構キャピッとしているタイプで、ダンスの先生からも“ピンクちゃん”って言われるくらい、いっつもピンクを着ているんです。だから、ずっとキャピキャピしているのかと思ったら、やっぱり同年代の女子の中に入ると普通のテンションになってて……。でも、すごく可愛いんですよ」。

――岡村さんはまだ中学生でしたっけ。宮本さんも今やすっかりお姉さん目線ですね。

宮本「昔は『周りにお姉さんがいっぱいいる』って思っていたのに、立場が変わりましたね。時が経つと結構すんなり変わるものなんだなと思いました」。

――稲場さんと一緒にいるときもお姉さんっぽいです。

宮本「えーっ、ほんとですか?」。

――でも実は年下なんですよね。

宮本「そう。一個年下なんですよ」。

稲場「もう、大大大先輩ですので」。

宮本「いやいや」。

――最後に改めて舞台の見どころを。

宮本「結構、伏線回収ができるお話で、そういう作品が好きな方はぜひ観てほしいです。観ながら気を抜いてはいけないんです。気を抜いたらついていけなくなるんです」。

稲場「ぜひ一人一人のキャラクターをしっかり観ていてほしいですね」。

宮本「『そういうことね!』ということが結構あります」。

稲場「ところどころにいろんなヒントが出ています」。

宮本「本当に細かいところまで」。

――観ている人はまずこの二人に目が行くと思いますが、すべてのキャストをしっかり観ておく必要がありそうですね。

稲場「一人一人のキャラクターが、セリフのない部分でどんな表情を浮かべてどんな反応をしているかで、それぞれの関係性が見えてきて、『イコール、こういうことだ』という答えが見つかったりもすると思います。稽古ではそこを徹底的に一人一人指導してもらっていて、みんな頑張って出しているので、しっかり観ていただければと思います。あとは、私が初めて台本を読んだときに大号泣してしまったので、その感情を伝えられるように、みなさんのお力を借りながら頑張りたいと思います!」。
 
 


 
 

Juice=Juice(じゅーす・じゅーす)

2013年2月にハロプロ研修生内ユニットとして結成。同年9月にメジャーデビュー。2016年11月には初の単独武道館公演を実現。2017年には梁川奈々美と段原瑠々がメンバーとして加入し7人体制に。初のワールドツアー、そして2年連続で武道館公演を開催した。2018年には稲場愛香が加入し8人体制となった。
 
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Juice=Juiceの秋ツアー「Juice=Juice LIVE GEAR 2018 ~Esperanza~」が現在開催中。「Juice=Juice LIVE GEAR 2018 ~Esperanza J=J DAY SPECIAL~」は10月10日(水)にZepp Tokyoで、10月13日(土)にZepp Nambaで開催。10月29日(月)にはグループ3度目となる日本武道館公演を開催。
詳しい情報はJuice=Juice 公式HPへ
 

 

宮本佳林(みやもと・かりん)

生年月日:1998年12月1日(19歳)
出身地:千葉県
血液型:O型
 
 
 
 

 

稲場愛香(いなば・まなか)

生年月日:1997年12月27日(20歳)
出身地:北海道
血液型:B型
 
 
 
 

「タイムリピート~永遠に君を想う~」

全労済ホール/スペース・ゼロ提携公演 演劇女子部「タイムリピート~永遠に君を想う~」は、9月28日(金)~10月8日(月)に東京・全労済ホール/スペース・ゼロで上演。
詳しい情報は公式HPへ