FRESH IDOL こぶしファクトリー Part1

FRESH IDOL こぶしファクトリー①

PHOTO=古賀良郎 INTERVIEW=柳真樹子

「こぶし」とは何ぞや?
「ファクトリー」とは……

――今年結成して、こぶしファクトリーって名前が「ハロ!ステ」で発表になった時のことを振り返って聞かせてください。
藤井「グループ名が発表されるっていうのも分からず部屋に入って、『発表します』っていう画面を見てたら『こぶしファクトリー』って。…じゃなくて『何ナニ』ですって、別の名前が出てくると思っていたのに。あまりにびっくりして反応できなかったです。アイドルなのに『拳』ってどういうことだろうって。でもファクトリーっていうのをBerryz工房さんの工房から取ったって聞いて、凄く嬉しかったです」。

――ファクトリー=工房って認識できた?
藤井「ぱっと出てきたときは何とも思わなかったんですけど、このファクトリーはと説明を聞いて認識しました」。
野村「私は、英語とかのグループ名と思ってたんですよ。私的にはひらがながよくって。日本人だから日本語がいいなって。見た瞬間に『ひらがなだけど、うーん…』っていう複雑な気持ちだったし、その気持ちと一緒に微妙な反応になってしまって。嬉しいというより驚きでしたね。微妙な驚きみたいなのが大きくて。泣くというよりポカーンでしたね」。

――ファクトリーがひらがなだったら大喜び?
野村「それもなかったと思います(笑)」。

――どんなのがよかったの?
野村「グループの名前が決まる前にみんなで話し合ってたんですよ。浜浦彩乃ちゃんとかは『数字とか英語とか使ったグループ名がいいよね?』とか話してて。私的には『絆』とかいいんじゃないかなって思ってました。そういう日本らしさがあって、仲の良さも出てる感じがよかったなって。でも、『こぶしファクトリー』と聞いて、こぶし…おぉ、だいぶかけ離れたなと(笑)」。
和田「今までのハロー! プロジェクトのグループって記号が入ってたりするじゃないですか。℃-uteさんだったり、モーニング娘。さんだったり。だから、こぶしファクトリーって聞いた時は『えっ!?何』ってなりました。記号も入ってないし。特にこれといった予想はしてなかったんですけど、まったく予想もしてない名前だったので、藤井梨央ちゃんが言ったように前フリだと思ってました(笑)」。
井上「私は新ユニット名の予想はしてなかったんですが、『こぶしファクトリー』という名前が画面に出た時は、田口夏実ちゃんの犬の名前を思い浮かべて。パグだったかな(笑)? 『あれ、でも違うな~』って。次に思いついたのは、握りこぶしで。その後、意味を聞いて、深いな~って感動しました」。
野村「意味だけ聞くと凄くいいですよね」。

藤井梨央(ふじい・りお)


――そうだよね。でも、実はだいたい意味って大人が後づけしてるのこともあるかもよ(笑)
野村「そうなんですか(笑)!?」。
藤井「でも、第一印象ってすごく大切じゃないですか。『こぶしファクトリー』って一回聞くと絶対忘れないから…」。
井上「インパクトある」。

――「こぶし」と「ファクトリー」が結びつかないから、一回頭に入ったら離れない。そういう意味ではインパクトは間違いないね。今ではみんな気に入ってる?
全員「ハイ!!」。

――良かった~(笑)。こぶしファクトリーとして、8人で活動するようになって、研修生の頃と比べてお互いの関係性は変わった?
野村「研修生の頃は、あまり一緒にいなかった子たちなんですよ。和田桜子ちゃんや藤井梨央ちゃんは愛知県(愛知県出身なので)。私は東京ですし。東京組・愛知組みたいな感じで、レッスンをする時も離れていたんですよ」。
井上「そこまで話さなかったみたいな」。
野村「でも、和田桜子ちゃんってふわふわした子かなって思ってたんですよ。天然でふわふわしてて、ピンクが似合うっていうイメージで。でも、実際は天然というよりドジっていう(笑)」。
和田「ドジなんですよ~。段差のない所でこけたりとか」。

――それはちょっと…ドジッ子超えて病気の恐れとか大丈夫…(笑)?
和田「え―――――(笑)!」。

野村みな美(のむら・みなみ)

――(笑)。井上さんは?
井上「私はハロプロ研修生歴がそれほど長くなくて。みんなと話す機会が少なかったんですけど、小川麗奈ちゃんが、結構、お世話してくれて。色々教えてくれたんですよ。なので、優しいイメージがあったんですけど、実は天然だったんですよね(笑)。みんなと一緒にいるようになってみんなの印象がガラっと変わりました」。
野村「私、この頃、気づいたんですけど、甘える人と甘えない人に分かれるんですよ、こぶしファクトリーは」。

――甘えるチームは?
野村「1番は田口夏実ちゃん、2番目は和田桜子ちゃん。3番目は広瀬彩海ちゃんかなあ?」
和田「甘えてくるか~?」。
野村「麗奈かな? あ、でも玲音ちゃんだ」。
井上「私、甘えてないよぉ!」。
野村「次に井上玲音ちゃん、小川麗奈ちゃん…。その5人が甘えます」。


――他は甘えられる組?
和田「そうでもないんですよ。甘えるのも甘えられるのも嫌いな人なんですよ。こぶしファクトリーで言う甘えってベタベタするってことなんです。あんまりベタベタするのが嫌いなタイプなのが、浜浦彩乃ちゃんとか、野村みな美ちゃんとか藤井梨央ちゃんなんですよ」。
野村「そう! 3人は甘えないし甘えられたくないっていう」。

――5対3なんだね?
野村「だから、5人で甘え合ってるっていう(笑)」。
井上「私、甘えてないよぉ!」。

――あ、でも1人反論(笑)。
藤井「甘えてるよ!」。
野村「でも、トップ1、2は甘えられたくない3人にも甘えてきます。誰かれ構わず甘えてきますね」。
藤井「常日頃、誰かの膝に座ってるんですよ、田口夏実ちゃんは。1人でいるのが嫌いなタイプで」。

――それ、次元が違うね(笑)。
藤井「誰かの膝に乗ってない時は、同じ椅子に2人で座ったりしてきたり。人肌恋しい感じで」。
野村「あと、いつも人に食べ物を配りますね」。

――ものをあげて人にマーキングしてるの(笑)?
野村「そうなんです。そうやって人の心を鷲掴みにしてるんですよ(笑)」。

――みんな釣られちゃうんだ?
藤井「『あげるよあげるよ~!』って配り歩いてます。貰ってくれないと嫌だって言ってますね」。
井上「でも、私は自分から貰いに行きます(笑)!」。

和田桜子(わだ・さくらこ)


――8人集まった時って、何の話題で盛り上がるの?
和田「小川麗奈ちゃんは、いつも誰かと一緒に動画を見てます」。
井上「この頃は、謎解きゲームとか流行ってますよ。一部でかな?」。
野村「それは玲音ちゃんだけだよ」。
井上「え! ノムさんに教えてもらったんだよ!?」。
野村「私はもう卒業しました(笑)」。
井上「謎解きって、いつも答えは一つじゃないですか? でも和田桜子ちゃんがいつも珍回答してきて(笑)」。

井上玲音(いのうえ・れい)

――和田さんは珍回答もだけどニックネームも多くて、ちょっと不思議だね(笑)。
藤井「すごく考えが柔軟で、人が気づかない所にも注目しているんです」。

――アンテナを張ってるんだね?
藤井「…ムダな所でアンテナが(笑)」。
井上「すごくひどかったのが、同じ話題をみんなで話してて解決したのに、『これってどうなったの?』って聞き返すことがあるんですよ、その時はヤバいな~って(笑)」。

――アンテナが反対向いてるのかもね(笑)?
野村「一つのことに集中するともう一つが出来なくなっちゃう子だと思います」。
井上「でも、今はだんだん戻ってきたよね」。
和田「だんんだん…ね(笑)」。

――とにかく、みんな個性豊かだけど、和田さんのその個性を消さないで欲しいな。
和田「ハイ(嬉)!」。


――発売してしばらく経ちますが、デビューシングルの反応や気に入ってる点を教えてください。
藤井「『ドスコイ!ケンキョにダイタン』はアイドル界では今までになかった相撲をテーマにしています。これも一回聴いたら忘れられないと思うし、間奏部分では和田桜子ちゃんと相撲をとる振り付けがあるので、そこに注目して欲しいです。『ラーメン大好き小泉さんの唄』はコール&レスポンスの部分があるので、そこがライブで盛り上がるのが楽しいです」。
野村「『ラーメン大好き小泉さんの唄』は曲調自体が盛り上がるので、『ラーメン大好き~』の部分とか、私の小さいいとこも口ずさんでくれてて、どの世代でも楽しめると思います」。

――『ラーメン大好き~』はダンスのステップがかわいいよね。
井上「クラブステップって言うんです」。
野村「すごく難しいんですよ」。
和田「みなさん、真似しようとしてくださるんですけど、ちょっと違うな~って」。

――難易度高いんですね。
野村「『念には念』に関しては、『念念念念~』のところが盛り上がります」。
和田「最近は、間奏の部分で、お客さんが『オイ!』ってコールを入れてくれるようになりました」。

――「念には念」は、井上さんの「忘れんな、アンブレラ~」が頭にこびりついてます(笑)。
井上「ありがとうございます(笑)。私もあの歌割のお陰で、傘を忘れる回数が減りました(笑)」。
野村「お客さんがまだ慣れてないので言えてないんですけど、イントロの部分で『念!』っていう部分があるんですけど、それを言う念入りVerの方で、言ってくれると嬉しいです」。

――楽曲にちなんで、いちばんグループ内でケンキョな人って? 何となく、藤井さんかなっていう印象なんだけど。
井上「でも、暴走する時あるよね?」。
野村「楽屋では真面目ですよ。今日もお勉強してましたもん」。

――藤井さんは学業としっかり両立してるんだね。
藤井「私は小学校の先生になりたくて。高校とかいい所に入りたくて受験したんですけど、このこぶしファクトリーにも選んで頂いたので、両方頑張ってみようと思ってます」。
和田「凄いな~って思います。私、今まで、夢が定まってなかったんですよ。具体的に考えたことがなかったので。小学校の頃はほとんど何も考えずに生きてましたね」。

――野村さんもケンキョな感じするけど。
井上「真面目っちゃ真面目ですけど、マイペースな部分があって」。
野村「私、この前、初めて司会をやらせて頂いたんですけど、リーダーから『ノムさん、今日もマイペースが出てて良かったよ!』って言われちゃって。自分では、『マジティブアイドル』として売り出してます。マジメ、マイペース、ポジティブっていう」。

――自分で造語作っちゃうからケンキョじゃないか(笑)?
野村「(笑)」。
井上「さっき、和田桜子ちゃんのことを1人だけ話題が違うみたいなことを言ってたじゃないですか。結構、ノムさんもそういうところあるんです」。

――でもマジティブって言ってるぐらいだからやる気はあるんだよね。
野村「でも、喋るのが苦手で。歌、ダンス、トークの中で一番苦手で。だから頑張ろうと思って」。

――えー!?でもすごい勢いで成長してるんだね?
和田「みな実は、最初は喋らなかったんですけど、ラジオとかで曲紹介した時に一番最初にノートにメモしていて。すごくマジメだなと思いました」。

――結果としてはケンキョな人は?
和田「こぶしファクトリーの中でケンキョな人はいないかもしれないです(笑)」。
藤井「いないんですけど、強いて言うなら私だと思います」。
和田「でも、強いて言うなら私かな…」。
全員「それはない!ない!!」。
和田「最初に『この中でケンキョな…』って言った時に井上さん(HUSTLE PRESS編集長)は私に来るかなって思ってて」

FRESH IDOL INTERVIEW こぶしファクトリー


――(井上編集長)それは「オイオイ!」って突っ込み入れるところだね(笑)? この4人だと藤井さんと井上さんかなと思ってるし。
井上「私は人見知りなんですよね。お店とか行っても1人で注文できないんで、誰かに頼んでもらってます」。
和田「玲音ちゃんは最年少なのに割としっかりしてるんですよ。でも、たまに妹っぽいわがままキャラを出してくるところがあって。それが、ちょっと嬉しいです」。
井上「ニヤニヤしてる…(笑)」。
和田「私、色んな方からニヤニヤしてるって言われるんですけど、ただ微笑んでるだけなんですよ!」。

――でもムスっとしてるよりいいと思うよ。限度と程度をわきまえれば(笑)。
野村「私も研修生時代にニヤニヤしてるって言われてて。自分では笑ってるつもりだったので、言われて嬉しかったんですけど、それが、ダメなことなんだと分かって直しました」。
藤井「私は℃-uteの矢島舞美さんが大好きで。矢島さんが横にいるだけでしてるつもりはないけど、ニヤニヤしてたみたいで(笑)。ハロステで隣でいらっしゃるのが嬉しくて、完成したのを見たらニヤニヤしてました(笑)」。

――それは仕方ない(笑)。で、結局、ケンキョな人は?藤井さん?
野村「か、リーダーかな」。
井上「(リーダーは)パフォーマンスとかはケンキョじゃないと思うんですけど」
野村「楽屋とか反省会とかではみんなの意見をまとめたり」
和田「それを言うなら梨央もそうだと思います。楽屋とか、こういった取材の場だと周りを見てケンキョですけど。ステージ上だと面白いので、ケンキョに見えないだけかもしれないです」。

FRESH IDOL INTERVIEW こぶしファクトリー

――ダイタンな人は?
和田「田口夏実ちゃんかな。度胸もあるし」。
藤井「ノムさんも結構ダイタンかなと思います。何かをやるとしたら、1か100どっちかっていう…」。

――それは、0か100(笑)?
藤井「(笑)。そっか(笑)。どっちかっていう考えなんで、ダイタンかも」。
井上「確かにノムさんは、考えるとすぐ行動するタイプで、やったらやりきる人で結構ダイタンです」。

――ノムさんは有言実行で、やらないことは言わないんだろうね。
野村「はい。そう思います」。


――みなさん、納得?
和田「たぐっちーのダイタンの意味はちょっと違うかもしれない(笑)」。

――そしたらノムさん?
野村「イェーイ!」。
全員「決定――!」。

――メンバーの中でラーメン大好きは浜浦さんだけど、食いしん坊なのは?
藤井「それも浜浦彩乃ちゃんかな。食べたものがどこに入るのかなって思うぐらい」。
和田「この前、大盛りを頼んだ田口夏実ちゃんの食べられなかった分を食べてました」。
井上「自分で『胃が背中にある』って変なこと言ってました(笑)」。
藤井「ギャル曽根さんみたいに、お腹が出なくて上手く消化できるって」。
野村「ずっと1日中食べてるわけじゃなくて、朝昼晩、食べる時間帯にいっぱい食べるんですよ」。
井上「ブログとか見てると、ライブの後とか夜遅くに『帰ってからラーメン食べました~』って。でも太らないからどうしてだろうって」。

――それは体質かもしれないから、みんな真似しちゃダメだよ(笑)!
野村「真似しません(笑)!」。

    


    

こぶしファクトリー(こぶしふぁくとりー)
2015年1月にハロプロ研修生より8人で結成、2月に「ハロ!ステ」にてユニット名「こぶしファクトリー」を発表。3月にはBerryz工房の須藤茉麻とともに全員がミュージカル「Week End Survivor」に挑戦。9月にリリースしたメジャーデビューシングル「ドスコイ!ケンキョにダイタン/ラーメン大好き小泉さんの唄/念には念(念入りVer.)」をリリース。

【CHECK IT】
毎週木曜日「The Girls Live」(テレビ東京系 25:00~)にレギュラー出演中。「おはスタ」(テレビ東京系 月曜日~金曜日 6:45~)に井上玲音がおはガールとして出演。毎週水曜日にラジオ JFN「JAPAN ハロプロ NETWORK」に出演。現在、メジャーデビューシングルの発売記念ミニライブで全国を巡業中。

詳しい情報はこぶしファクトリー公式HP

 
 


 
 
 
 

こぶし入ってます!「ドスコイ!ケンキョにダイタン」

 
 

名曲がよみがえる!「ラーメン大好き小泉さんの唄」

 
 

僕らも念には念を入れようぜ!「念には念(念入りVer.)」

  
直筆サイン入り自撮りチェキ応募はコチラ⇒