FRESH ACTRESS 黒崎レイナ

FRESH ACTRESS大友花恋

PHOTO=城方雅孝 INTERVIEW=柳真樹子

バッティングセンターに漫画
不思議な美少女ここに発見!!

――撮影中「女子力」っていう言葉に妙に反応してたけど、自分の男の子っぽい趣味の部分ってどう思ってるの?

「やっぱり周りに女子力の高い子が多くて、可愛い物を知ってて。自分だけ、そういうのに興味がなかったり、違うものを好きだったりして、どうなんだろう?って思ってたりしますね(笑)」。

――話が合う同性の子が少ないのかな?

「そうですね~。少ないですね」。

――「Seventeen」モデルの仲間とはどういう話をしてるの?

「恋バナとかの話題になっても、私は聞いてるだけで。『コレって何とかだよね?』って言われても、『あぁ…漫画ではそうだったかな~(笑)』って」。

――漫画が基準(笑)。

「ですね(笑)。女の子の恋愛事情とか聞くだけなんですよね。あとはお洋服のブランドの話とか、小物の話とか、学校の話とかです」。

――お洋服とかの話題はついていけるんだね?

「そこは大丈夫です!」。

――じゃあ、漫画とか趣味の話はしないんだ?

「男子だったらついて来れる人もいるんですよ、漫画とかゲームとかスポーツとかの話題で。女の子とは、化粧品とかネイルとかも私は好きなので、その辺をみんなと話してます」。

――広範囲だね。女子力もありつつ、おじさんっぽいところもあるんだね?

「なんか、おじさんって言われるんですよね(笑)! 私、スルメとか卵焼きが好きで」。

――おじさんのおつまみだ(笑)。

「教室でも、みんながお菓子を食べてる中、スルメ食べてますね」。


――ちょっと前のブログを見させてもらって、好きな食べ物欄が衝撃でした。『牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、馬肉…』つまり、全部の肉が好きってところが。

「あははは! 私、ホントに肉好きなんですよ。ブログ読んでる方がちょっと面白がってくれるような書き方を一応考えてはいるんですけど、自分の個性というか好きなものを出しつつ、見てる人も楽しんでくれればいいなって」。

――ちなみに好きな肉メニューは?

「豚キムチ鍋と牛丼です!」。

――牛丼!?

「凄い牛丼好きで。お父さんと弟が横と縦に大きいんですけど、同じものを食べるとすぐに太っちゃうんですよ。肉とか揚げ物とか…基本、肉ばっかりで」。

――でも、今の体型を維持してるのは、お父さんとか弟が食べてるものをぐっと我慢してるから?

「いや、そんな訳ではないんですけど、食べて、ちゃんと運動してるんですよ」。

――そこは偉いね!

「一時期、太っちゃったんですよ」。

――運動は何をしてるの?

「ダンスとランニングとか、バッティングセンターとか…スポッチャとか行くのが凄い好きで。とにかく身体を動かして、ストレッチして、半身浴して…って色々やってます」。

――さっき、撮影中、素振りしてたもんね(笑)。

「よく行くんです。でも、決まった場所にずっと通ってるわけではなく、色んな所に行って適当に打ちに行くみたいな」。

――ヒマがあれば打ちに行くの? それともサラリーマンみたいな感じで嫌なことあると?

「あ、そういう感じです(笑)」。

――やっぱ、おっさんっぽいね(笑)。

「おっさんじゃないですよ(笑)! 嫌なことあったりストレスがたまったりすると『あ、バッティングしたいな!』って思って。テスト後には絶対行って黙々と打ってます」。

――友だちとか誘わないの?

「友だちを誘う時は、スポッチャにあるバッティングセンターにしてて。友だちがバレーとか何かやってる時に、私は3時間ぐらいバッティングしてるんですよ」。


――そんなにやるの!?

「いつもフリータイムを使ってバッティングしてるんです」。

――カラオケのフリータイムは聞いたことあるけど、バッティングセンターのフリータイム使う女子高生はあんまり聞いたことないね。

「そうですね~。周りもいないですね~、一緒にやってくれる子はいない(泣)」。

――そりゃいないよね。

「男女合わせて8人ぐらいで行った時、男子ですら最高1時間ぐらいでしたね」。

――3時間はやりすぎかと。

「友だちは他の階のゲーム機で遊んでたんですけど、みんなバッティングの良さを分かってないんでしょうかねえ…」。

――打率は?

「最初は悪いですけど、慣れてくるとポンポンポンポン打てるようになりますね」。

――さっき、ちらっと漫画が好きって言ってたけど、自分で描いたりもするの?

「中1ぐらいまでは自分で漫画も描いてたりしたんですけど、そこからイラストだけになって、今は塗り絵にハマってます。色鉛筆とかペンとか分けて、めっちゃ細かく時間かけてやってます」。

――漫画を幅広く読んでるようだけど、何冊ぐらい家にあるの?

「弟の部屋まで占領してるんですよ。自分の本棚の中だと…100冊ぐらいはあって、そこから横に50冊ぐらい…弟の部屋のベッドの所に60冊ぐらいで…入るところがなくて。でも…軽く200冊は超えてますね」。

――今までいちばんハマった漫画は?

「『ドラゴンボール』。小さい頃からアニマックスで見てから好きになって、それからジャンプ見て、単行本も買って…。今もちょくちょく読んだり、YouTubeで動画見たり…」。


――今、新作やってるよね?

「そうです! 『ドラゴンボール超(スーパー)』。今、新しいキャラクターが増えたので、弟と見てますね」。

――新しいキャラクターってどんな?

「ビルスっていう破壊神とか、チルドっていうフリーザーの祖先とか…。未来とか過去とかがどんどん出てきて…」。

――訳分かんなくなってきて離脱していく人もいる中、ガンガン入って行ったんだね。

「そうですね。周りは『ドラゴンボール』を知ってる人はたくさんいるけど、そこまで詳しい人がいなくて。『ドラゴンボールヒーローズ』というカードゲームがあって、それを弟とやってるので、余計詳しくなっちゃったのかな…」。

――弟さんも漫画とか好きなの?

「弟はそうでもないです。ただ、『ドラゴンボール』と『トランスフォーマー』が好きなだけで、漫画とかは読まないです」。

――弟さんとしては、お姉さんの漫画が自分の部屋に積み重なっていくのは大迷惑な話なんでは?

「どうなんですかね(笑)? あんまり言われないですね」。

――弟さんを飼い馴らしてますね~(笑)?

「いやいやいや、そんなことはないですよ(笑)。弟の部屋には少年漫画を移動させただけで」。

――なるほどね~。そこは上手いね!

「少女漫画だと、友だちを呼びづらいだろうし」。

――「ドラゴンボール」も好きで、カードゲームもやってて、最近だと「BAKI」とかも好きで…。少年漫画が好きなんだね。

「はい。『BAKI』の他では、『シャーマンキング』も好きですし、『MAJOR』と『ダイヤのA』は中学校の時にハマってずっと好きで。スポーツ漫画も好きで読んでます」。

――スポーツもそうだけど、基本的に戦いがあるのが好きなの?

「はい、そうですね。お父さんの影響なものもあるんですけど、基本は自分から好きになってますね」。

――少年漫画も好きですが、少女漫画も読んでて。今回の映画も原作漫画を読んでたそうで。そういう意味では役作りしやすかった?

「私の役はファンみたいな感じでキャーキャー言うような女の子なんですけど、女子の間での嫉妬でヒロインにいじわるをする役で。男の子のことで嫉妬するというのが自分の中では凄く難しくて。友だちに聞いたりして役作りしました」。

――映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」が完成しましたが、女子がキュンとするシーンってありますか?

「黒崎くん(中島健人)と白河くん(千葉雄大)が、ヒロインの女の子(小松菜奈)を取り合って、壁ドンするシーンが映画でもあるんですよ。あれを2人からされたら、女子って多分、キュンとするんだろうな~って思います。あと、アゴクイとかも、強引なアゴクイがいいのかなって思いました。スッていう感じじゃなくて、こういう感じの(※クイじゃなくて鷲掴みをセルフ実演)」。


――それは痛そう(笑)!

「強引な男の人に惹かれる人って多いんじゃないかなって。爽やか系の人もモテるし、S系のちょっと強引さのある人もモテると思うんですけど、人それぞれの好みかな~」。

――少女漫画を読んでる時と少年漫画を読んでる時って、読み方違います?

「少年漫画は絵から入りますね! 絵、重視で見てて。少女漫画は王道系をあまり読んでなくて、ちょっと個性のある漫画を見ていて。例えば女装男子とかだと『うそつきリリィ』っていう連載中の漫画だったり、あと、『溺れるナイフ』っていう、絵がちょっと個性的でちょっとダークな漫画が好きです」。

――映画の「黒崎くんの言いなりになんてならない」での西野さんの役は、黒崎くん派だっけ?

「最初は白河くんが好きで、でも黒崎くんもいいなってなる感じです。3人組の女の子の1人なんですけど、グループの1人はずっと白河くんが好きなんですけどね。3人組の女子グループが2つあって、私たちは寮生じゃない方の3人組です」。

――作品では女子同士の嫉妬とかもあるけど、実際の撮影現場は世代が近くて楽しかったんじゃないのかなって思いますが。

「凄い楽しかったです! 撮影の時にたまたまハロウィーンで、中島さんがスパイダーマンの格好をして、みんなにお菓子を配ってくれたのがいちばん印象に残ってます。主演の方って、いちばん忙しいはずなのに、一つ一つお菓子を袋に詰めて。その気配りというか場を和ませてくれるところが凄いなあと思いました」。

――これまでデビューしてから、色んなドラマに出演されてましたよね。割とベテランの役者さんたちとご一緒することが多かったと思いますが、いちばん印象に残っている現場って?

「いちばん最初のドラマの『ハガネの女』が、事務所に入ってすぐにオーディションを受けて役を頂いたんですけど、やはり、すべてが初めてのことだらけで。周りも吉瀬美智子さんとか、吉田里琴ちゃんとか、大橋のぞみちゃんとか、TVで見ていた有名な方がいっぱいいらっしゃってて、その中に自分がいるっておかしいことだなって思ってました。ここで演技していいのかな?って。みんな演技が独特で雰囲気がある方ばかりで。私は未経験ですべてが新鮮で、影響を受けました」。

――女優さんの側面とモデルさんの側面があるけど、それぞれのお仕事の楽しさは?

「モデルのお仕事を今やらせて頂いているんですけど、元々はオシャレを知らなくて。モデルをさせてもらってから、オシャレに目覚めて、お洋服や小物を自分で探すようになりました。流行に乗らなきゃいけない使命感と、体型を維持しなきゃいけない焦りがあって(笑)。色んなお洋服を着れることがいちばんの楽しさですね」。

――そこは乙女だね!

「流行モノとか可愛いお洋服とか、普段着ない洋服とかたくさん着れるので嬉しいです」。

――普段はどんな格好?

「バラバラです。ロックだったり、男の子っぽい格好だったり…小学校・中学校の時は基本、ロック系が多くて。中3になってから色んなものを着なきゃと思ってたんですけど、『Seventeen』モデルになってから『レイナの私服はダサいな』って言われるようになって(笑)。ヤバイな! って思って、色んなお洋服を見るようにして、研究しました。今の女の子に人気のものを発見するのが楽しくなりました」。


――女優さんのお仕事は?

「今まで、お仕事をやる前はテレビとか見てるのが好きだったんですよ。いつの間にか、女優のお仕事がしたいなって思って事務所に入って、レッスンとか受けていくうちに、日に日に、演技をしたい気持ちが大きくなりました。ドラマとか映画とか、色んな出演者の演技を見るのも楽しいし、自分じゃない人を演じるのも興味があって。自分自身、この仕事が好きなんだなって思ってます」。

――今後、挑戦してみたい仕事ってありますか?

「歌とか好きだし、ダンスとか踊るのも好きなんで、そういったお仕事を一回挑戦できたらなって思ってます」。

――音楽はどんなのを聴くの?

「J-POPとか昭和の曲、ピアノの曲、洋楽…」。

――そこも幅広いな。まずはJ-POPから掘り下げようか。

「J-POPはJUJUさんとか、西野カナさんとかポルノグラフィティさん、T.M.Revolutionさん、℃-uteさん、Berryz工房さん、槇原敬之さん…」。

――広いな~(笑)。ちなみに昭和の曲は?

「レベッカさんの『フレンズ』とか、『待つわ』(あみん)、とか『まちぶせ』(石川ひとみ)、とか『ウェディング・ベル』(シュガー)とか…」。

――凄いなあ(笑)。それは…誰の影響?

「親の影響から始まって、自分でYouTubeとかで探して聞いてます」。

――ピアノの曲って?

「クラシックとか、ピアノ以外の演奏曲とかも聴いてます。落ち着くんですよね」。

――YouTubeとか凄い漁ってそうだよね?

「はい(笑)。さっきもグロい映画をYouTubeで見つけて、マネージャーさんと紹介しあってました。ホラー映画とか洋画も幅広く見ちゃうんですよね」。

――今、地元から通ってるけど、学業との両立の面では…?

「聞かないで欲しいんですよね~(笑)」。

――今話した色んなジャンルに興味を持ってて、好奇心もあるから、頭良さそうなんだけどね。

「教科の中でも、数学だと微分は嫌いだけどルートは好きとか」。


――そこもマニアック(笑)。

「音楽でも、クラシックとか合唱曲を聴くのは好きなんですけど、合唱曲を歌うのが苦手とか(笑)」。

――歌は好きなんだよね?

「みんなで歌うと自分だけ音外れるかもって(笑)」。

――音外れるんだ(笑)?

「なので、歌う時はひとカラしますね。back numberさんの曲とかポルノグラフィティさんの曲とかよく歌います」。

――お仕事の時は上京しますが、例えば、逆に東京の仕事仲間たちを名古屋に連れてって案内するとしたら、どこに行きますか?

「名古屋にしかないものがいいんで…うーん、やっぱり食べ物が有名なので、名古屋名物を巡りたいなと思います。矢場とんの味噌カツから、山ちゃんの手羽先、そっから大須商店街ってあるんですけど、そこのごはん屋さんって結構名物が集まってるので、端から端まで食べ尽くす!」。

――大須商店街に行けばだいたい揃うんだ?

「はい! あとは栄とか大きなショッピングモールがあるので案内したいですね」。

――最後に、公開映画のタイトルと「黒崎」という名前が偶然かぶってますが、「黒崎さん」が誰かを言いなりにさせるために命令するなら?

「ドSの男の子に逆に命令してみたいです(笑)」。

――1歩上を行ってるSなの(笑)?

「そういうわけじゃないんですけど(笑)。ただの好奇心です。反応が見たいだけで。クラスの中でドSの男子がいて、よく他の子をいじったりしてるんですけど、そういう男の子って、命令されるとイラっとするのか、素直に聞いてくれるのか反応が見てみたいです(笑)」。
  


  

黒崎レイナ(くろさき・れいな)

生年月日:1998年11月11日(17歳)
出身地:愛知県
血液型:B型

  

【CHECK IT】
2011年、事務所所属後にドラマ「ハガネの女 season2」(テレビ朝日系)で女優デビュー。「ブルドクター」(日本テレビ系)、「DOCTORS 最強の名医」(テレビ朝日系)、「幽かな彼女」(日本テレビ系)、「35歳の高校生」(日本テレビ系)などに出演。また、現在は「Seventeen」専属モデルとしても活躍中。2月27日(土)公開の映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」に西野あや役で出演。
 
 

詳しい情報は事務所公式HPへ

 
 

直筆サイン入り自撮りチェキ応募はコチラ⇒