もっと、咲良菜緒(チームしゃちほこ)②

もっと、咲良菜緒②

PHOTO=河野英喜 MOVIE=名児耶洋
STYLING=米丸友子 HAIR&MAKE=飛田卓司(カインド) INTERVIEW=雨森大、柳真樹子

意外な趣味・エレキギター!!
ロックに自由を勝ち取るぞ!

咲良菜緒(さくら・なお)
生年月日:1997年9月10日(18歳)
出身地:愛知県
血液型:A型
 
 
【CHECK IT】
スターダストプロモーションが手掛ける名古屋発ユニット。メンバー全員名古屋在住で、地元を中心に活動。人気もすでに全国区! 咲良菜緒はマリッジブルー(青)担当。毎週金曜日「ゆるしゃち」(メ~テレ)が放送中。3月12日(土)には「JK卒業ライブ」を地元・名古屋の名古屋市国際展示場ポートメッセなごや2号館にて開催。また日本を縦断するLIVE「名古屋から北へ南へ!」を開催。3月27日(日)は地元・名古屋の愛・地球博記念公園、4月17日(日)北海道・Zepp Sapporo、4月29日(金・祝)福岡・北九州ソレイユホールにて開催!先日の「2016乙女祭り」で「5年目5公演5万人ライブ」を発表! 5月21日(土)、22日(日)幕張メッセ、8月31日(水)日本武道館、11月13日(日)横浜アリーナ、2017年3月21日(火)日本ガイシホールでのコンサートが発表に!
 
 
 
詳しい情報はチームしゃちほこオフィシャルサイト
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 


 
 

もっと、ギター!

 
――大学生になったら自分の時間も作れるようになるんでしょうね。
「そうなんですよ。昔はいろんな習いごとをしていたので、大学生になったらできるかな? ギターもずっとやってないから」。

――ギター持ってるんでしたっけ?
「一昨年の誕生日プレゼントに、自分でギターを買ったんですよ。PRS(ポール・リード・スミス)っていうエレキギターを。とりあえず見た目から入って。レスポールはちょっと重くて、テレキャス(テレキャスター)は見た目があんまり好みじゃなかったので、どうしよう?と思ったら、PRSが好みの形で、好みの音だったんです」。

――しばらく弾いてない?
「買った当初は触ってたけど、今はほとんど飾りになっちゃった。でも、大学生になって時間ができたら、またやろうかなって思ってます。趣味でできたらいいな、って」。

――かっこいい趣味ですよね。
「あと、18歳の誕生日プレゼントに裁縫道具を買ったんですよ。ママが裁縫をちょっとやっていたから、基本的なものだけを一式揃えて。でも、まだ何もやってないから趣味とは言えないけど(笑)」。

――運動系の趣味は?
「おじいちゃんがゴルフ好きで、打ちっぱなしを家に作っちゃったの。緑の芝生をひいて、ネットを張って、そこに鏡もつけて自分のフォームが見えるように」。

――本格的ですね!
「ゴルフといえば、ちゆ(伊藤千由李)のイメージがあると思うけど、私もちっちゃい頃にゴルフをやってたんですよ。打ちっぱなしに行ったりして。だから、ひさしぶりにゴルフも復活させようかな。コース回ってみたりして」。
 
 

もっと、パフォーマンス!

 
――なおちゃんがパフォーマーとして尊敬している人はいますか?
「hydeさんはもちろん尊敬していて……。あんなふうには絶対になれないけど、ライブ中の小さいことでも、これは取り入れられるな、と思ったことがあったら積極的に真似しているんです。たとえば、VAMPSのライブで2階席があったら、hydeさんは手をおでこに添えて『奥のほうも見てるよ』っていうポーズをするんですよ。hydeさんは意識してなくて自然にやっているのかもしれないけど、ファンの人はうれしいじゃないですか」。

――「こっちも見てくれてるんだ!」って思いますよね。
「あと、hydeさんが会場のお客さんと目が合ったときにニコっと笑うんですよ。それも自然なことで意識してないかもしれないけど、自分のなかの心構えというか、お客さんのほうに気持ちがきちんと向いているからこそ、自然に笑顔になるんだと思うんです。だから、そういう気持ちは大事にしたいし、自分も真似したいです」。

――パフォーマンススキルをあげたい、という思いは?
「もちろん。技術がないとできないことがたくさんあるから、歌とダンスはもっと上手くならなきゃいけないと思います。あと、最近、女王蜂さんと対バンしたんですよ。かなり個性的な曲で、アイドルの曲とはまったく違うタイプだから、しゃちのファンの人たちはノリにくいのかな? と思っていたけど、すっごい盛り上がってて。それって、歌とダンスのスキルだけじゃなくて、女王蜂さんのライブの盛り上げ方だったり、見せ方が上手だからできることなんだな、って感じたんです」。

――MCの上手さもありますよね。
「そうなんですよ。限られた時間のなかで、どんなことを言えばお客さんが盛り上がってくれるのかは、これからの私たちにとっての課題だと思う。煽りやMCで印象に残ることを言って、みんなの心をつかむって大事なことだから」。

――言葉でどう伝え、どう盛り上げるか、ですよね。
「うん。だから言葉選びも追求していきたい。ダンスとか振り付けは変えられないし、歌詞も変えられないけど、言葉は変えられるから。言葉によって人柄とか個性が伝わることで、そのグループに興味を持ってもらえるんじゃないかな。それはすごく難しいことだと思うけど」。
 
 

もっと、新しく!

 
――昨年末には「年末大感謝祭ソロライブ6days」をやりましたよね。セットリストを考えたり、衣装のデザインをしたり、自分でステージをプロデュースしてみて、いかがでしたか?
「ソロライブは本当にいろんなことが勉強になったんですよ。まわりのスタッフの方たちの協力もあったけど、自分で考えて、自分でやって。だから、今度は6人でやるしゃちほこのライブをそれぞれがプロデュースする、っていうのをやってみたい。たとえば、ツアーだったら、今日はなおがプロデュースする日、明日はほのか(秋本帆華)がプロデュースする日、みたいに決めて」。

――それは面白そうですね。
「たとえば、(大黒)柚姫はこういうところが魅力だと思うから、そこを活かせる曲をやってもらおう、っていうのをほかのメンバーが決めるんです。柚姫は『え? 私がこれをやるの?』と思うかもしれないけど、お互いにプロデュースすることで、『そんな一面もあったの?』って今まで知られていなかった魅力も引き出せるかもしれないじゃないですか。自分が考える側にもなるし、染まる側にもなれるようなライブ、っていうか」。

――なおちゃんをプロデュースするなら、ギャップを狙って、乙女チックな一面を引き出そうとするんじゃないですか?
「かもしれない(笑)。あと、6人のライブが本編で、ちゆとハル(坂本遥奈)のユニットがオープニングアクトとしてパフォーマンスしてから本編がはじまる、みたいな。そういうのも面白そう」。
 
 

もっと、ロック!

 
――なおちゃんには、もっと自由に暴れてほしいな、と思っているんです。
「あはは。ライブでは怒られない範囲でいろんなことをやってみたいですけどね」。

――もっとヤンチャでもいいんじゃないか、と。
「アイドルだからここからここまでしかできない、っていうのが本当にイヤだから。いろんなアーティストのライブパフォーマンスを見ていると、やっぱりアイドルだから無理なのかな? って思うこともあるんだけど、もしそれができたら、ほかのアーティストのファンの方も『しゃちほこって、アイドルなのにこんなことやるの!?』って思うじゃないですか」。

――アイドルの固定概念をぶっ壊したい?
「ほどほどに(笑)。もちろん、アイドルらしいことが悪いことだとも思わないし、否定はしないですよ。ただ、私は型にハマらないアイドルになりたい。アイドルはもっと自由であるべきだと思っているので」。
 
 

もっと、ゆずぽん!

 
――路上デビューから5年! 路上ライブのステージ裏からお客さんの姿を見たゆずぽんが感極まって号泣してたのを覚えてます。
「そうだっけ~? でもゆずが泣いてた覚えがある(笑)!」。

――5年間一緒にやっていたゆずぽんが無期限休止になって…。
「前から休んでいて、それが長くなるっていうだけで。今までお休みしていたのが、ちょっと長引いちゃうのかなって思ってるので、5人としては、ゆっくり休んでまた戻って来て欲しいかな。急にいなくなる! って感じではなかったから、気持ち的にはまだ良かったかもしれない。最初の頃はライブで、ゆずがいないことでパートとか煽りMCとか、ゆずのやってたことをやるのは大変でした。5人でのライブも何度かやってきて、何となく分かってきました。今は5人で出来る分を分担して埋めて、ゆずが帰ってきたら止めて、ゆずが帰ってきたらゆずにやってもらうだけだと思ってます」。

――改めて、ゆずぽんの役割って何だと思った?
「キャラかな(笑)? 全体を濃くしてくれてた感じがありました。例えば、初めてライブを見た人に対してインパクトがいちばんあった人だから、そういうのを考えるとしゃちほこにとって損失だなと思ってます。ホントにインパクトが強い! そう、ゆずはインパクト! トレンドマークみたいな人、マスコット的な。でも、それはいくら5人で協力しても埋められないんです。それはゆずの持つ存在感だから、それはゆずが帰ってくるまでは私たちにはないかもしれません」。
 
 

もっと、日本武道館!

 
――先日の「乙女祭り」で、まさかの重大発表の連発がありました。去年の5月の幕張に続き、8月には2年ぶりの武道館!
「まるまる2年ぶりで、しかも同じような日程なんです。実は、2年前の武道館は、自分ではもっと出来たと思ったライブだったんですよ。だけど、周りの評価が凄く良くって。自分がもっと出来ると思っていても、周りの評価が良かったらそれは良いことと言われて、自己満と結果が比例しないことを学んだライブでした」。

――大人だね。
「そこでめっちゃ分かっちゃいました。武道館では結構、気づいたことが多かったかもしれない」。

――見てる側は最高でしたけど、例えばどういうところ?
「分かりやすいのを言うと、ライブが終わって、体力が余っていたこと。あんまり疲れてないやって。手を抜いてたわけではないし、ちゃんとやってたんだけど、自分の中でライブ中どこか冷静だったのかも。調整できるようになってたのかもしれませんね。自分の見せ方として、パフォーマンスより気持ちが後になってたこと、それに気づきました。ライブ自体のセトリが王道だったこともあったので、絶対盛り上がるだろうと、所謂、挑戦というものがなく、今までの全力のしゃちほこを見せるだけというのも良かったと言われる理由なのかもしれません。セトリが良かったのか、パフォーマンスが良かったのか色々考えた結果、どちらが理由というより普通に両方良かったようです(笑)」。

――どっちも良かったと。
「だから、今回の武道館は挑戦したい! 前回、言葉は悪いのですが、セトリ的には守りに入っていたところもあるから。それまでアルバムも出てるわけですから。あと、センターステージとかやりたい! 勝手に言ってるだけですけどね」。
 
 

もっと、横浜アリーナ!

 
――その後、11月に横浜アリーナ。今までの会場の中でいちばん大きいのかな?
「横アリは1回、『ミューコミプラス』のイベントで出たことはあって、それはエンドステージとセンターステージだったのかな? あとは自分が見に行ったのは、この前のX-Japanさんという思い出があります。横アリと言えば、ももクロちゃんのセンターステージの印象が強いんですが、横アリって縦長じゃないですか? だからこそ、敢えてエンドステージでやりたい! あとは、夢だったトロッコでアリーナ1周したい」。

――横アリって、何となくアーティスト感強いよね。
「そうですね。だから横アリは本当に嬉しかった。自分の中で、幕張と横アリって同じような部類で、アーティスト感かなあ…」。

――1歩進んだような?
「メジャーになった感! 武道館も凄いけど、最終地点にしている方多いじゃないですか? だから、武道館の先に進めたような、節目を越えたようなライブ会場と思います。この前の発表はびっくりしたけど、この前、メンバー同士でちょうど横アリやりたいねって話してたんで、びっくりしすぎてパニックでした」。

――今、発表するの?って(笑)。
「そう(笑)! 何でこのタイミングなんだろうっていうのと、それに反比例して内容が重過ぎたと。多分、お客さんもそうだと思う。気楽に女装して来たのに、そんな重大発表するライブじゃないでしょと(笑)」。
 
 

もっと、日本ガイシホール!

 
――続いて、目標としていたガイシホールも発表。ファンの方も聞いた時にびっくりしすぎて受け止められずに反応薄い感じでしたもんね。
「何やってるの、あの発表のタイミングって感じですよね(笑)?」。

――1個ずつ発表してもいいレベルだよ(笑)。いつ頃、Road to 笠寺を掲げてたんだっけ?
「ボウリングの衣装着てたから、結成して5カ月ぐらい? 全然、芸能界に興味なくて習い事感覚で事務所に入っていた頃だったから。『メジャーデビューって何? 路上デビューしたじゃん』と思ってたぐらいで、もちろんガイシホールすら知らなかったので、目標を発表した時は、何とも思ってなく遠い夢の話だと思ってました。集客人数聞いたら1万とか言われて、今、名古屋で目の前にいるのは200人ぐらいで。だけど、徐々に1万人を越える難しさを分かり、これってかなり高い目標だったんだなと気づきました」。

――いつ頃、難しさに気づいた?
「長崎でももクロちゃんとエビ中ちゃんとやった『クローバーEXPO』で、あれがだいたい1万弱ぐらいで。その頃、イオンとかでイベントやってた私たちが、そんなイベントに放り出されて(笑)。人の多さに驚いて、『ガイシホールってこのぐらい?』って思って、こういったフェスとかではなく自分たち単独でこの人数を集めるのって大変だなと分かりました」。

――しかも地元名古屋にお客さんを呼ぶわけですもんね。
「最初、東京と名古屋の集客の違いを分からなくて、だけど東京の方が圧倒的に人が集まりやすいって知りました。地方と地方じゃないところの差を知ったので、名古屋でやることの1万人が難易度が分かった上で、1年後に自分たちに出来るようになってなきゃいけない! って感じました。目標としていたことが叶えられるということで、実感が沸かない(笑)」。

――まだ来年だし沸かないよね?
「私、部活とかの経験がなくて、みんなでチームとして頑張って目標を達成したことがないんです。1年って凄く早いけど濃いから…。幕張、武道館をやったことがあるにしても、ステージの組み方でキャパも変わるので、今の段階では自信がまだついてないから実感が沸かないのかな。とりあえずJK卒業ライブもあるし、目の前の壁がいっぱいあるので、1個ずつ破っていかないと、ガイシホールのことが予想つかない」。

――今の時点では、ガイシは恐怖? 楽しみ?
「楽しみ! 全部が楽しみでルンルン♪って感じ」。

――メンタル強い!
「そう? 出来なくはないとは思っていて、怖くもないし心配もないし、何も思わないということは、本当に実感がないだけに楽しみなだけなんだと思う」。
 
 

もっと、5周年!

 
――4月で5周年だけど、5年間の中で、いちばんしんどかった壁ってある?
「2年前の辞めるかどうするか迷った時かな。アレは本当にいちばん痩せた。食べるとか欲がなくなるの。感情も喜怒哀楽がなくて、フラット。あの時期がいちばんきつかったかもしれない」。

――何が葛藤の原因だったんだろう?
「元々、芸能界に夢を持っていたわけではないので、後で分かったけど、自分がしゃちほこも『仕事』っていうことにメンバーより先に気づいたんだなと。その感覚の違いが、メンバー内で1対5であったのが、大きかったみたいで辛かった」。

――5年経ってみてのチームしゃちほことしての目標ってある?
「年末にソロライブをそれぞれがやって、ようやく各自が自分で出来ることや自分の特技とか改めて理解したと思うんですよ。ソロライブを経験してから、全員、変わってきたと思うんです。それぞれ各自が仕事でも1人を経験してから、改めて、個人のスキルを伸ばそうとしてきているように思えます。各自の自覚が大事になってきたんだなと思います」。

――仲良しなだけではダメだと?
「そうなんです。2年前にそれに気づいて、今はメンバーみんなが個別活動を経験して、同じ意識になりましたよね。だから、今はより高いところを一緒に目指せるのかなって」。

――そうなってからのガイシホールを見るのは楽しみです。
「ガイシホールだけではなく、その先だって見ててください!」。
 
 


 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 
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