HUSTLE PRESSアイドル楽曲大賞(2015年後期)

12月も後半、今年を振り返る時期になってきました。
HUSTLE PRESSでは「HUSTLE PRESSアイドル楽曲大賞(2015年後期)」をスタッフアンケートをもとに選出いたしました。
皆さまの何かの参考になれば幸いですので、ここに発表したいと思います。
 
HUSTLE PRESSスタッフ16人にアンケートを実施。ルールは以下の通り。
2015年6月17日~12月16日までに発売(配信)されたアイドルの楽曲(カップリングでも問題なし)で自分がアイドルと思えば、大原櫻子の曲でも可。自由投票となります。
1位には10点、2位には5点、3位には4点、4位には3点、5位には2点を割り振って、トータル得点を計算します。
 
 
まずは16人の猛者たちのランキングを発表です。
 
 

井上朝夫

 
1位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46(2015.10.28)
映画「心が叫びたがってるんだ。」の主題歌。本作を観た人ならわかると思うが、とにかくこの映画と見事なマッチング!そして、何といっても「君の名は希望」の流れをくむ乃木坂46色の強い1曲となっており、乃木坂46代表楽曲の双璧をなしたと考えている。紅白歌合戦で「君の名は希望」からの「今、話したい誰かがいる」を聴きたい。僕の中では2位には大差をつけての1位。この曲を聴き、いつもなぁちゃんのことを思い出す……。
 
2位「真夏の太陽」大原櫻子(2015.7.22)
とにかく大原櫻子のかわいさ、そしてさわやかさが表現されている1曲。僕は大原櫻子には「飾らない等身大路線」を熱望する。彼女の場合、作詞作曲をしていると勘違いしがちだか、楽曲のほぼほぼが亀田誠治提供曲である。現時点ではシンガーソングライターではない。同性への支持拡大中の彼女だが、等身大感が望まれていると思う。アイドルのオーディションでも大原櫻子の楽曲を選択する女の子が急増していると聞く。まだアーティストになってほしくない……。
 
3位「ラーメン大好き小泉さんの唄」こぶしファクトリー(2015.9.2)
Berryz工房の系譜を継いだ、ハロプロの刺客・こぶしファクトリーのメジャーデビュートリプルA面シングルの1曲。先日の「生タマゴShow!」で観た野村みな美のダンスがキレキレだったなぁ。
 
4位「Fragile Stars」3B junior(2015.8.14)
満を持してのCDリリースだけあって、素晴らしい1曲に仕上がっている。メンバーたちのモチベーションもMAXで、MVでのやる気に満ちた凛々しい顔も必見。すごい美少女集団をまた川上アキラが創ってしまったよ……。
 
5位「Baby, Love me!」GEM(2015.9.30)
〝オーオっえっオー、オーオっえっオー〟やりたい。
 
 

柳真樹子

 
1位「ラーメン大好き小泉さんの唄」こぶしファクトリー(2015.9.2)
メジャーデビューのトリプルA面より。この曲を聴いてから、ラーメンを食べる時もどこかリズムをとりながら食べている自分がいます。麺をすすりながらも脳内で独りコール&レスポンスをしていて食事中も忙しくなりました。
 
2位「勇気のシルエット」3B junior(2015.8.14)
「Fragile Stars」カップリング曲。優しく背中を押してくれるような「勇気のシルエット」。実はこちらの方が好きだったりします。…が、本当のことを言えば、もし、「ひとつよろしくどうぞ」が音源化されていたら、そりゃもうぶっちぎりで1位でした。なんなら、全投票数を投じて1択にしたいぐらいです。そんなルールじゃないけど。
 
3位「Shanga Lang」チームしゃちほこ(2015.10.28)
新木場のCOASTで、BASEMENT JAXXのライブにしゃちほこが出たってだけでも驚いたのに、まさか楽曲まで! と、私的には一大事でした。
 
4位「グルぐるあーす」nanoCUNE(2015.11.4)
「musicるTV」(テレビ朝日系)11月度のエンディングテーマ。これまでの曲も大好きですが、よりキラキラ感が増した感じがしました。
 
5位「放課後パーティータイム」GIRLS4EVER(2015.8.12)
しばらく在宅でしたが、久々に現場に行って楽しかったのがこちらのリリイベでした。全力でフリコピしたい!!
 
 

斉藤貴志

 
1位「Be myself」callme(2015.10.28)
楽曲でなくアルバム投票ならダントツで推したい「Who is callme?」に収録の1曲。1stアルバムにして、すべてMIMORIが作曲。Dorothy Little Happy時代から趣味で曲を作っているとは聞いていたが、これほどのセンスとは。この曲はフィル・コリンズ風のメロディがシャレている。詞は“人生”をテーマにメンバー3人で共作。遊び心も入れつつ“何があっても楽しんでいこう”というスタンスに19歳のしなやかさが感じられて心地良い。
 
2位「今すぐ飛び込む勇気」モーニング娘。’15(2015.8.19)
メインボーカルは佐藤優樹と野中美希という新鮮な2人。佐藤は詞を自らと重ねて号泣したそうだが、迷っても挫けても飛び込む勇気が美しくも力強いメロディに乗せて歌われ、確かに胸が震える。“水鳥みたいに”のフレーズが耳につき、羽ばたくような優雅な振りも印象的。しかし、ここから鞘師里保が抜けるとは……。ダンスで触れられることの多い彼女だが、張りのあるボーカルでも要所を締めている。’16では牧野真莉愛が前に出るのだろうか。
 
3位「大人への近道」サンクエトワール from乃木坂46(2015.10.28)
いくちゃん推しだが、自分がライターとしてアンダーだからか(苦笑)、ついアンダーメンバーに肩入れしたくなる。特に初期の福神から落ちたままの中田花奈の再浮上を願ってやまない。いきなりセンターから現状ジリ貧の堀未央奈も。加えて次世代エースの寺田蘭世らというサンクトエトワールは推したいメンバー揃いだが、それを別にしても良曲。少女が大人になる前の一瞬の輝きがアイドルの美なら、まさにアイドルソングの極みだ。
 
4位「clover」WHY@DOLL(2015.12.9)
アイドルmeetsブラス・ファンク。札幌出身の2人組のツインヴォーカルが都会的サウンドに乗って爽快に冴える。疾走感が気持ちいい。そんな聴き心地の良い曲に王道のシンメトリックなアイドルダンスが付くのがたまらない。
 
5位「前のめり」SKE48(2015.8.12)
松井玲奈のラストシングル。乃木坂46に「制服のマネキン」や「君の名は希望」を提供した“天才”杉山勝彦氏の作曲。未来に向かう歌なのに思い出が蘇る。玲奈って大事な女友だちのようだったな……なんつって。
 
 

西中賢治

 
1位「3.11」3776(2015.7.11)
2015年のこのご時世に震災ソング?といぶかしむなかれ。これはいつか訪れる富士山爆発をテーマにしつつ、グループアイドルからソロ体制に移行した3776というユニットの道程を振り返った曲であり、「今見てくれなきゃ明日は見れないかも知れないんだよ?」と成長真っ盛りの14歳アイドル・井出ちよのちゃんが歌ってこそ輝く異様な文学性を湛えたアイドルソングなのである。本楽曲を含む1stアルバム「3776を聴かない理由があるとすれば」が話題になっているが、シュールな楽曲群の中にあって「3.11」の疾走感は際立っている。なお自分が今年行かなくて後悔した現場No.1は、富士宮の山中で虫を採ってちよのちゃんをビックリさせるだけという3776のファン感謝イベントであった。
 
2位「モモモモモモ!世世世世世世!」ゆるめるモ!(2015.11.11)
2ndフルアルバム「YOU ARE THE WORLD」の1曲目に収録。にぎやかなデジタルサウンドに泣きのメロディがからみあう本アルバムのサウンドを象徴するトラック。メンバーの歌割りを均等にし、この6人でしか生み出せない世界観を達成しているところに相変わらずのセンスと愛情を感じる。出だしの「うあ?あ?あ?」というゆるすぎるあのちゃんのボーカルに萌えるか萎えるかはあなた次第。
 
3位「さみしいかみさま」DAOKO(2015.10.21)
18歳という年齢を考えれば驚異的ではあるが正直言って既視感も漂っていたこれまでのDAOKOのラップ。しかしメロディ成分多めの今作では思春期のナルシシズムを高いレベルで体現している。「日本アニメ(ーター)見本市」の一作として制作された天才映像作家・吉崎響によるアニメーションMVも、ほとんど肛門期にまで退行したかのような幼児的な快楽を表現しており素晴らしい。来年行われるファーストツアーのチケットが即完→プレミア化としばらくは見れる機会がなさげなのは悲しい。
 
4位「はなまるぴっぴはよいこだけ」A応P(2015.11.11)
「アニメ“勝手に”応援プロジェクト(略称:A応P)」と称して2012年に生まれた不安定すぎるユニットが、まさかの「おそ松さん」のオープニング曲を担当。そのことだけで生きる勇気ももらえるというものだが、MVの弾けたダンスをこそ見てほしい。声優の素人ダンスか元アイドルのうまいんだけどダサいパフォーマンスが主流のアニソン界にあっては新鮮きわまりない。
 
5位「たまごかけごはん」生ハムと焼きうどん(2015.10.25)
今年2月に初ライブ→たった1年後の2016年3月には1000人ライブを予定している話題のセルフプロデュースJKユニット、生ハムと焼きうどん。ユニット名の由来はメンバーのふたりが「生ハム」と「焼きうどん」が好きだからといういかにも学生ノリだが、本楽曲も「うちらの大好きなたまごかけごはんを曲にしてみんなで盛り上がっちゃおう!」とまるで学祭ノリそのものなのが清々しい。すでにライブアイドル市場が確立されSNSも十分に発達した現在にあっては、「学生がありあまる時間とエネルギーを使って採算度外視で活動すれば大手事務所ともそこそこ戦えるんじゃね?」という誰もが思いつきそうで思いつかなかった(もしくは思いついてもバカらしくてやらなかった)ことを全力でやっているのが新しい。もはや売れる匂いしかしない。
 
 

ナベフシ

 
1位「Baby, Love me!」GME(2015.9.30) 
フレキシブル&ダンサブルな、敵なしの15年No.1ソング!
 
2位「ドンデガエシ」アンジュルム(2015.11.11)
トリプリA面の1曲。めちゃくちゃ速くてカッコいい!
 
3位「Save me」西内まりや(2015.10.28)
顔とキャラが好き。そして歌がうまい。この人のバラード最高!
 
4位「イッチャって♪ ヤッチャって♪」SUPER☆GiRLS(2015.8.19)
突き抜けたタイトル&歌詞に脱帽!
 
5位 「365日の紙飛行機」AKB48(2015.12.9)
 
 

栗8

 
1位「365日の紙飛行機」AKB48(2015.12.9)
朝から元気もらってます。さや姉の声がいい!
 
2位「悲しみの忘れ方」乃木坂46(2015.10.28)
歳のせいか、悲しみも楽しかったこともどんどん忘れていっている気がする今日この頃。存在ごと忘れてしまって忘れたのかさえよくわからなくなっていることもあるんじゃないかという恐れすらある。でも映画のエンディングは覚えている。
 
3位「イッチャって♪ ヤッチャって♪」SUPER☆GiRLS(2015.8.19)
タイトルから受ける印象よりもまじめでストレートな詞。パスポートをもっともっとスタンプだらけにしたくなる。
 
4位「Baby, Love me!」GEM(2015.9.30)
聴いてしまうとしばらく頭から離れない“Oh Oh Eh Oh!”。困る!
 
5位「唇にBe My Baby」AKB48(2015.12.9)
ついついハッピーなサマーのウェディングを思い浮かべてしまうのもきっと歳のせい。努力した人が報われる世の中になって欲しいと心から願う。
 
 

雨森大

 
1位「夏の決心」アイドルネッサンス(2015.7.28)
大江千里が1994年に発表した楽曲をカバー。夏休みの楽しさ、切なさをダンスパフォーマンスで表現し、往年のサマーチューンに新たな彩りを吹き込んだ。とにかく今年の夏に聴きまくった一曲。
 
2位「ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ」チームしゃちほこ(2015.9.30)
今年の夏に聴きまくったもう一曲。YouTubeの公式動画(しゃちサマ2015のライブ映像)もかっこいい。
 
3位「おやすみ」Negicco(2015.8.11)
 
4位「ドンデンガエシ」アンジュルム(2015.11.11)
 
5位「ハロウィン・ナイト」AKB48(2015.8.26)
 
 

六輪優

 
1位「Baby,Love me!」GEM(2015.9.30)
出だしのハミングから心が洗われ、聴けば聴くほどGEMのキラキラ感が身体の内部まで染み込み、幸福度に己の身が包まれる至極の一曲。
 
2位「いぬねこ。青春真っ盛り」わーすた(2015.10.5)
とにかく騒いで盛り上がるだけのライブに疲れたヲタクたちが、癒しと平和を求めて行き着く現場といわれているわーすた。そんな、癒されることが目的のヲタクでさえも、強制的に“にゃんにゃん”と振りコピをさせていしまうくらい、ヲタクがヲタクであることを再認識させられるアイドル性抜群の楽曲。
 
3位「note」おやすみホログラム(2015.9.16)
何気ない毎日の繰り返しを表現するかのごとく、同じメロディーをひた すら繰り返し歌を乗せている楽曲。そのメロディーラインの“エモさ”がハンパなく、聴くとまず真っ先に「良い曲だ」という感想が浮かぶ。とにかく“エモい”。
 
4位「スーパーヒーロー」私立恵比寿中学(2015.10.21)
とにかく遊び心満載で、いわゆる正統派ではない楽曲が主なエビ中には珍しく、シンプルでストレートな曲。「note」と同じく、メロディーラインの“エモさ”が際立ち、最終的に“泣ける”一曲。
 
5位「athma」BELLRING少女ハート(2015.11.10)
サイケでプログレでマイナー調の曲が多いベルハーには珍しい、明るくてポップで壮大な一曲。サビの盛り上がりたるや、キャンプファイヤーを囲んで走りまわるのに最も適した曲に違 いない。
 
 

勅使川原克典

1位「臥薪嘗胆」アンジュルム(2015.7.22)
今年常に自分を励ましてくれた曲でした。仕事中いつも聴いてます。
 
2位「おやすみ」Negicco(2015.8.11)
自分の中ではアイドルmeetsシティポップの金字塔です。
 
3位「Dear, Summer Friend」アイドルネッサンス(2015.7.28)
今年の夏は毎日口ずさんでまし た!
 
4位「いぬねこ。青春真っ盛り」わーすた(2015.10.5)
とにかく可愛い。。。初めてライブで観 て一人ニヤニヤしてしまいました。
 
5位「ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ」チームしゃちほこ(2015.9.30)
浅野さん曲のエモ系は外れ無し!
 
 

左藤豊

1位「14才のおしえて」ずんね from JC-WC(2015.11.18)
配信ドラマ「女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。」から誕生した、蒼波純と吉田凜音による期間限定14歳ユニット。14歳の女の子の、大人と子どもの狭間で揺れ動く気持ち――それは自己愛と他者愛であったり、大人になることへの憧憬と拒絶であったり…相反する2つの感情の中でもがき苦しむ思春期特有の複雑な乙女心を楽曲化した「14才のおしえて」。5/4拍子という不安定なAメロや、ソプラノリコーダーの乱れた旋律、そして何より14歳である2人が歌い上げることで実にリアルで説得力のある楽曲に仕上がっている。十代の少女が歌う楽曲は数あれど、ここまで胸が苦しくなるような、生々しい楽曲はなかなかないのではないか? 先日吉田凜音が15歳になったことでユニットは解散したが、だからこそ余計に、もう出会えない「14歳」その一瞬の輝きに心をうたれてしまった。
 
2位「別れ際、もっと好きになる」乃木坂46(2015.7.22)
乃木坂46には「今、話したい誰かがいる」をはじめ佳曲が多いが、個人的にはアンダーのこの曲を推したい。切ないメロディーの美しさもさることながら、想像の遥か斜め上を行くMVが秀逸。描かれている堀ちゃんと謎のインド人(?)との恋物語はシュールでツッコミどころ満載なのだが、違和感は全く無く、見終わった後は謎の感動と爽快感すら覚える。それはきっと、堀ちゃんが持つ不思議な魅力や人柄の成せる業なんだろうな…。
 
3位「ニッポン饅頭」LADYBABY(2015.7.29)
ミスiD2015の金子理江と黒宮れい…だけで普通に戦えるアイドルユニットなのに、その間にヒゲでムキムキの女装パフォーマーのオーストラリア人・レディビアードを入れてしまった異色の3人組。アイドルという既成概念を破壊するのに十分すぎるほどのパワーとインパクトを持ったキュートな楽曲。早くライブに参戦したい。
 
4位「ねぇバーディア」Negicco(2015.8.11)
ノスタルジックで爽やかすぎる夏ソング。これ聴きながらのんびり新潟を旅したい。密かにベースラインがめちゃくちゃかっこよくて、何回聞いても飽きない。
 
5位「夏の決心」アイドルネッサンス(2015.7.28)
TIF2015でぶらぶら歩いていたら、遠くからこれが聞こえてきて、思わず走って見に行ってしまった。それがアイルネとの出会い。アイルネメンバーがこの曲を楽しそうに歌っているのを見たら「日本の夏って、いいなぁ…」としみじみ思わずにはいられない。
 
 

犬飼華

 
1位「ねぇバーディア」Negicco(2015.8.11)
Negiccoの楽曲には余計なものがなく、必要なものがある。間口も広いのが素晴らしいところ。2003年結成なのに、楽曲で「まだこれから」を予感させてくれる。それぞれが新潟を発ち、日比谷野音でメンバーが再会するというPVも高評価。
 
2位「臥薪嘗胆」アンジュルム(2015.7.22)
自分たちの置かれた状況や心境を楽曲に落とし込む見せ方はいいと思います。基本的にホーンを使った曲が好きなので。だだっ広いスタジオで踊るだけのPVというのが、ただチープに見えるだけなので惜しいところ。もうひと工夫あれば。
 
3位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46(2015.10.28)
今年躍進した乃木坂46を象徴する一曲。今年の顔という意味を込めつつ、かつMV込みでこの順位。
 
4位「clover」WHY@DOLL(2015.12.9)
 
5位「Mr.Platonic」フェアリーズ(2015.11.18)
 
 

松岡宇宙

 
1位「ドンデンガエシ」アンジュルム(2015.11.11)
僕自身しばらくアイドルを離れていて、もともと好きだったROCKを聴き直す日々が続いていた。BABY METAL以降、刺さるものが見つからなかったというのもある。だけど、今年になっていろいろとまた、聴くようになっての発見は「大器晩成」であり、この「ドンデンガエシ」だった。心の奥底にまで刺さった。楽曲だけでいえば、ハロプロの中でも外へのパワーが一番ある=分かりやすさがあると思う。ドンデンガエシをこんなにも高らかにマジで歌い上げる……爽快だ。
 
2位 アンジュルム「臥薪嘗胆」(2015.7.22)
そんなこんなで、エビ中の「ハイタテキ」とか、ああ……こんないい曲あったんだなあと少しディレイで知って聴きまくっているのが最近です(少し遅れてハマることが多い)。が、アンジュルムだけは間に合って良かった……。今年発表された曲はすべて良く、歌詞の強さ的にも2位には「臥薪嘗胆」を。ROCKでもアニソンでもアイドルソングでも並列に聴いて、観る時代。3期メンバーである佐々木莉佳子の圧倒的なビジュアル、室田瑞希のほっとけないかわいさ……などがうまくMIXし、2期メンバーの個性が際立つようになった。ハロプロの中でも外へのパワーが一番あり、2016年、一気にスターダムへ押し上がってもおかしくない存在だ。
 
3位「登らない理由があるとすれば」3776(2015.10.25)
富士山ご当地アイドル・3776の1stフルアルバム「3776を聴かない理由があるとすれば」からの楽曲。メンバーは井出ちよの1人。あまり重箱の角をつついていくことはしたくはなかったのだけども……。深夜2時くらいに3776を初めて聴いた時、久しぶりに震えた。勢いでライブも観にいってしまった。このアルバムは富士山を登頂まで案内をしていく……というコンセプトで進んでいく。すべてが名曲でもあるのだけど、1曲目の「Introduction」から2曲目「登らない理由があるとすれば」への流れを聴いてもらえれば、震えた理由が分かるはず。あと、井出ちよのとプロデューサー石田氏 2名だけで活動しているのも、このご時勢、かなりアナーキーで応援したくなる。既に各所でザワついているので、2016年に一気にブレークしてもおかしくない。
 
4位「カナリア」ゆいかおり(2015.11.4)
こう考えると……例えば、昔でいうAKB48の「初日」みたいに名曲は隠れている気もするし、一方で、2014年のほうが名曲多かったのでは?と思ったりも……。というなかで、ゆいかおりという声優ユニット。これは、この曲もそうだけども、もともとハロプロの血をついでいる2人のパフォーマンスをぜひ見て欲しいという気持ちもこめて。ゆいかおりを架け橋に、うまくアイドル側と融合できないものなのかな?と思っている、のだけど。
 
5位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46(2015.10.28)
正直、映画を観終わったあと流れてきたエンディングテーマで「乃木坂かい……」って少しつっこんでしっまった。作品的に、メジャーどころが出てくる違和感があったので……。けど、いい曲ですね、これは……。
 
 

真野スミタカ

 
1位「がんばりDoki」Le Lien(2015.9.2)
スターダスト初のガールズバンド。アイドルという枠組に入るかは別として、ビジュアル良し、楽曲良し。メジャーデビューシングル「がんばりDoki」も4人のキラキラ感満載のナンバー。でも最終的に何が言いたいかというと、田代ひかりちゃんが大好きです。たぶん恋です(照)。
 
2位「Baby,Love me!」GEM(2015.9.30)
6月にリリースされた魅せる楽曲「No Girls No Fun」「You You You」「Delightful Days」から一転、GEMの可愛らしさとベーシックな魅力が詰め込まれた一曲として◎。でも最終的に何は言いたいかというと、GEMへのあふれるときめきがとっまらっなぁぁぁぃぃぃ!
 
3位「Oh my wish!」モーニング娘。’15(2015.8.19)
最近流行のEDMサウンドが脳内をぐるぐる無限リピートしてしまう魅力(悦)。
 
4位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46(2015.10.28)
冒頭「一人でいるのが一番楽だった」の歌詞で、すべてを引き込まれました(泣)。
 
5位「LinQuest~やがて伝説へ・・・」LinQ(2015.9.9)
前山田健一プロデュースの合唱曲。LinQメンバーに囲まれて合唱したい!
 
 

村田穫

 
1位「~などあって ~良きところで」アイドリング!!!(2015.9.9)
アイドリング!!!のラストアルバム「SINGLE COLLECTIONグ!!!」に収録された最後の新曲。アイドリング!!!の9年間を振り返る内容の歌詞と、どことなく切ないメロディーが胸を突く。作詞の酒井健作はアイドリング!!!(番組)の放送作家で、タイトルの「~などあって ~良きところで」は、番組の台本などに用いられる「ト書き」を意味している。
 
2位「寝起き」NEO fromアイドリング!!!(2015.8.14)
NEO fromアイドリング!!!のベストアルバム「NEO Kiss?Memories」に収録。これまでリリースしてきたアップテンポの曲とは異なり、ピアノのソロから始まるミディアムバラードとなっている。ユニット結成からの日々や応援してくれたファンの人たちへのメッセージが歌詞に散りばめられ、NEO fromアイドリング!!!のこれまでの活動を追憶している。
 
3位「Cheering You!!!」アイドリング!!!(2015.7.15)
通算24枚目となるアイドリング!!!のラストシングル。新たな世界へ進む人たちへの応援メッセージをポップな曲調で歌いあげている。なお、発売当日は予定されていたミニライブ&握手会が台風接近のため中止となり、急遽、場所を変更して握手会のみを開催。最後まで「アイドリング!!!の大事なイベント=悪天候」という印象をもたらした曲である(笑)。
 
4位「Over Drive」1st IDOLING!!!(2015.7.15)
「Cheering You!!!」のカップリング曲で、歌っているのは1期生の外岡えりか&横山ルリカからなる「1st IDOLING!!!」。アイドリング!!!ファーストアルバム「だいじなもの」(2008年2月)に収録された2人の楽曲「Stay with me」から始まった“とんルリコンビ”の最終形として、疾走感あふれるダイナミックな曲となった。完成度の高いダンスも秀逸。
 
5位「無限ラビリンス」NEO fromアイドリング!!!(2015.6.26)
通算4枚目となるNEO fromアイドリング!!!のラストシングル。アイドリング!!!とは異なる、アップテンポでカッコよさを追求したNEO fromアイドリング!!!の集大成とも言える曲となっている。4月にNEO fromアイドリング!!!のメンバーであった伊藤祐奈と石田佳蓮が卒業及び兼任解除となったため、NEO期生5人のみの最初で最後のシングルとなった。
 
 

穂高P

 
1位「ポンパラ ペコルナ パピヨッタ」五五七二三二〇(2015.10.5)
<https://www.youtube.com/watch?v=_-jZVTH0r1Q>デビュー曲「半世紀優等生」のオルタナ的な曲調から今作は更に突き進んでプログレッシブなイメージに。最初聴いたときはまずタイトルからして!?、曲を聴いても!?だった。だが何回か聴きこむとその凄さが伝わってきた。QUEENのBohemian Rhapsody彷彿とさせる曲展開が素晴らしい。こんな曲誰が作曲したんだと思ったら菅野よう子で納得。MVを見るとその世界観が更によくわかります。エビ中の、アイドルとはまた違った一面が見れるのは嬉しい限りです。
 
2位「STAR TRAIN」Perfume (2015.10.28)
 
3位「スーパーヒーロー」私立恵比寿中学 (2015.10.21)
 
4位「3.11」3776(2015.7.11)
 
5位「365日の紙飛行機」AKB48(2015.12.9)
 
 

古賀良郎

 
1位「スーパーヒーロー」私立恵比寿中学(2015.10.21)
なんかこの世界観が好きです。
 
2位「Baby,Love me!」GEM(2015.9.30)
ノリノリです。
 
3位「ラーメン大好き小泉さんの唄」こぶしファクトリー(2015.9.2)
ぶっとんでます。
 
4位「Save me」西内まりや(2015.10.28)
かわいいし歌もうまい。
 
5位「臥薪嘗胆」アンジュルム(2015.7.22)
自分も臥薪嘗胆です。
 
 
さて……アイドル楽曲の多さと、スタッフの趣味趣向もあり、大きくばらついた「HUSTLE PRESSアイドル楽曲大賞(2015年後期)」を一気に紹介します。スタッフ内では大盛りあがりの展開に……。何も足したり引いたりしていません(笑)。ひとつの参考として納得していただければと思います。
 
 

1位「Baby, Love me!」GEM(2015.9.30) 35点

 
 

2位「臥薪嘗胆」アンジュルム(2015.7.22) 22点

 
 

3位「今、話したい誰かがいる」乃木坂46(2015.10.28) 19点

 
 

4位「ラーメン大好き小泉さんの唄」こぶしファクトリー(2015.9.2) 18点

 
 

4位「ドンデンガエシ」アンジュルム(2015.11.11) 18点

 
 

6位「スーパーヒーロー」私立恵比寿中学(2015.10.21) 17点

 
 

7位「365日の紙飛行機」AKB48(2015.12.9) 14点

 
 

8位「ねぇバーディア」Negicco(2015.8.11) 13点

 
 

8位「3.11」3776(2015.7.11) 13点

 
 

10位「夏の決心」アイドルネッサンス(2015.7.28) 12点

 
 
HUSTLE PRESSアイドル楽曲大賞(2015年後期)いかがでしたでしょうか?
アイドル楽曲を全部聴いてられないという方は、1位~10位まで一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
 
 

HUSTLE PRESS 井上朝夫