PICK UP ACTRESS 三根梓

PICK UP ACTRESS 三根梓

PHOTO=城方雅孝 INTERVIEW=左藤豊
 
 

人気ドラマシリーズ「三匹のおっさん」の早苗役
最終回では爽やかカップルに進展が!?

 
 

――三根さんは現在放送中のドラマ「三匹のおっさん3~正義の味方、みたび!!~」(テレビ東京系)に有村早苗役としてご出演中です。シリーズも3作目となり、作品の人気の高さを感じているのではないですか?

「そうですね。街を歩いている時に『早苗ちゃん!』と声を掛けていただくこともあって、世の中の方々に作品を愛していただけているんだなと自分でもすごく実感しています」。

――「2」から1年半のブランクを経て、今年1月から「3」の放送がスタートしました。

「『1年半も空いたんだっけ?』と思うくらい違和感なく、普通に撮影が始まりました。キャストもスタッフさんも『1』からずっとほぼ同じだったので、初日も『おはようございます』からすぐに『じゃあ、始めようか』と。『久しぶり』とか何もなかったんですよね(笑)。ただ、『大人っぽくなったね』といろんな方に言ってもらえたのはとてもうれしかったです」。

――「1」の早苗は高校生役でしたからね。

「はい。それが今では就職活動中の大学3年生という役になりました」。


――シリーズが進み早苗の年齢が上がるにつれて、演じ方も変わったと思うのですが……。

「『1』の頃は、早苗って一般的な女子高生よりかなり大人っぽくてしっかりした女の子ではあるんですが、ちょっとワガママだったり焼きもちを焼いちゃう部分もあって、その両面を見せられたらいいなという思いがありました。それが早苗も年齢を重ねていくごとに精神的な意味でも成長して、さらにしっかり者になったので、大人っぽい雰囲気も出そうというのは意識しながら演じています」。

――ドラマを観ていて、「早苗はなんていい子なんだ!」と思うんですよ(笑)。素直だし、父親である有村則夫(志賀廣太郎)への愛も感じます。

「早苗はきっと小さな頃からノリさん(則夫)にたっぷり愛情を注いでもらった女の子だと思うんです。だからこそ愛するのも上手だし愛されるのも上手で、それもあって健気で素直な子に育っていったんだろうなと私は感じています。感謝の気持ちを素直に伝えることができるし、日常の中にある小さな幸せもすぐに見つけることができる。笑顔が素敵とかそういう外面的な部分もあると思うんですけど、早苗の内面からにじみ出る美しさやしなやかさも表現できたらというのはいつも意識していますね」。


――「3」の第4話で則夫に謝罪する場面がありましたよね。でも早苗は「約束を破ろうと一瞬思った」だけで実際は思い留まったし何一つ悪くない。それなのに謝るなんて素直すぎます(笑)。

「あのシーンは私も台本を読んで感動しました。『さすが早苗ちゃん!』って(笑)。私も将来娘を産んだとしたら、早苗みたいな子に育ってほしいなと思いますね」。

――早苗と三根さんは似ていると思いますか?

「う~ん……、早苗ほど健気な女の子には出会ったこともないかなぁ(笑)? ただ、私と早苗で唯一共通しているところは、父親との距離の近さですね。私もとても父と仲が良くて。両親は今佐賀県に住んでいるんですけど、よく東京に遊びに来てくれるんですよ。夫婦そろって来ることが多いですが、母が忙しくて来られない時は父1人で来て、一緒に東京をぶらぶらしたりします。逆に私もよく地元(佐賀)に帰りますし、その時は父が有休を取ってドライブに連れていってくれたり、日帰り温泉に行ったこともあります」。

――すごく仲が良いですね。離れている時も電話やLINEをしたり?

「家族のLINEグループがあって、そこは毎日稼動しているので、直接ではないにしても毎日何かのやりとりはしていますね。父が、母と2人で遊びに行った時の2ショット写真を送ってくれたり(笑)。だから、私のことをいつも気に掛けてくれる家族の存在はとても心強いです。距離は遠いんですけど、心の距離の近さは感じています。なので、早苗とノリさんの近さにも違和感はなかったし、逆に今後もし早苗が結婚してノリさんと離れたらどうなっちゃうのかな?って想像もします」。

――ご両親とは小さな頃からずっと仲が良かったのですか? 反抗期はありませんでしたか?

「私、反抗期はあまりなくて。唯一覚えているのは中学生の時です。私は小さな頃からずっと役者の仕事をやりたいと思っていたので、『東京の高校に行かせてほしい』って頼んだらすごく怒られて。『夢は応援したいけど、東京に行きたいなら大学進学じゃないと許さない』とハッキリ言われたんです。私はそれが納得できなくて、『今すぐ行きたい! (大学からでは)間に合わないよ!』と言ったんですけど(笑)、そこはやっぱり譲ってくれなくて『東京に行きたいなら、高校まではこっちでしっかり勉強しろ』と。もちろんそう言ってくれる気持ちも分かったので、だったら両親を納得させられる大学に行こうと決めて、高校ではとにかく一生懸命勉強をしました」。


――その努力もあって大学に合格し、上京するわけですね。

「ずっと上京することを夢見ていたし、『やっと東京で頑張れる!』という前向きな気持ちだったんですけど、家族と別れる時はすごく泣いてしまいました……。その時のことはすごく覚えていますね。その後母からこっそり電話が来て『お父さんも電車で泣いてたよ』と」。

 
 

父と距離が近いところは私と早苗の共通点
いつも気に掛けてくれる家族の存在はとても心強い

 
 

――素敵なご家族ですね……! ちなみにそのお父様は早苗の父・則夫役の志賀さんと似ていますか?

「何も話さなくても楽な気持ちで居られるという部分では似ていますね。志賀さんとは一緒に居るだけで心地がいいですし、私の父も、よく遊びには行きますがそんなに会話はなくて。でも一緒に居ると楽なんですよね。ただ、私の父は待ち時間が長かったりするとちょっと不機嫌になっちゃったりするんですよ(笑)。そこが志賀さんとは違う部分かな。志賀さんは3時間とか待ち時間があっても『いいよいいよ~』と言ってゆったり構えていらっしゃって。そこは志賀さんの尊敬するところでもあります」。

――志賀さんとも親子を演じて長いですから、実際の親子のような雰囲気になっていたり?

「最初こそ私も緊張しながらお話していたんですけど、今では待ち時間に畳の部屋で一緒にゴロゴロしたり(笑)。そんな距離感で居られるのが私にとってはすごく大きくて、お芝居にもいい影響を与えていると思います。あと、志賀さんはよくスマホのアプリで遊んでいらっしゃって、それがとてもお上手なんですよ。私はそれを見ながら、たまにやらせてもらったりして、一緒に遊んでいます(笑)」。


――そして、早苗と祐希(大野拓朗)のカップルの爽やかさも「三匹のおっさん」の注目ポイントの一つです。

「このカップルは“ピュアさ”が一番の魅力だと思っています。高校から4年間付き合っていながらいまだ手をつなぐことにもちょっと照れちゃうような、フレッシュさやピュアな気持ちは毎シーン大切にしていますね。キュンとしてもらえるような早苗と祐希の関係性を見せられたらいいなと思って演じています」。

――この2人、これからどうなっていくのでしょうね? もし、さらに続編の『三匹のおっさん4』があるとしたら、その時は早苗も社会人になっているかもしれないし、もしかしたらいずれ結婚も……?

「(笑)。2人の未来が楽しみですね。私も見てみたい!」。

――さて、3月10日(金)にいよいよ「三匹のおっさん3」が最終回を迎えます。2時間スペシャルとなる今回の見どころを教えてください。

「最終回は家族の絆を深める卓球大会がテーマです。ただ、その陰でまた陰湿な事件が起こってしまい、そこに“三匹”が立ち向かうのですが、早苗にも危機が降りかかってしまうんです。ハラハラドキドキがあって、でも観終わった後はほっこりしてもらえる、見応えのあるストーリーになっています。“三匹”それぞれの家族の絆と愛が丁寧に描かれていて、私も台本を読んで『やっぱり家族っていいな』と思いました」。


――先ほど第4話の台本でも感動したとおっしゃっていましたが、やはり「三匹のおっさん」は台本の時点で感動することが多いですか?

「はい、『今回もいい話だ~!』と思いながら毎回読んでいますね。でも、北大路欣也さん、泉谷しげるさん、志賀さんが実際に“三匹”を演じると、台本からさらに違ったものになるんですよ。お三方が演じることでさらに面白くなり、豊かなシーンになっていくのを一番近くで見せてもらっているので、毎回とても勉強になります。あと、例えばセリフがなくてお三方がただ歩いているだけのシーンでも、『昔からふざけて笑い合って、歌ったりしながら遊んでいたんだろうな』という“三匹”の関係性が透けて見えてくるんですよね。背中だけでも伝えられるのはさすがだなぁと思いながら、いつも見ています」。

――三根さんも、いずれは背中だけで伝えられるくらい説得力のある女優になりたいと?

「そうですね。私は『三根梓がこの役を演じてくれて良かった』と言ってもらえることが一番うれしいので、楽しみにしていてくれたり期待してくれている方に喜んでいただきたいという気持ちが大きいです。そして、見てくださる方が元気になって、笑顔になれるようなパワーを伝えられる女優になりたいと思っています」。

――さて話は変わりますが、季節もそろそろ春ということで、三根さんがこの春から始めてみたいことは何かありますか?

「ボルダリングですね。つい最近『三匹のおっさん3』の番組宣伝でボルダリングに初めて挑戦したんですけど、これがとっても面白くて! なかなか思ったように登れなくて、難しいんですよね。なので、これからボルダリングをもっと練習して、レベルを上げていきたいです。運動不足の解消にもなりますから」。

――では最後に、読者へメッセージをお願いします。

「ここまで読んでいただいてありがとうございます(笑)。『三匹のおっさん3』最終回は本当にハラハラドキドキで、でも最後はほっこりしていただける痛快で素敵なお話なので、ぜひ観ていただきたいです! そして、早苗と祐希の関係性にも注目していただけたらうれしいです」。


――もしかして、最終回で2人の恋に進展が……!?

「ふふっ(笑)、お楽しみに!!」。

 


 
 

三根梓(みね・あずさ)

生年月日:1991年12月21日(25歳)
出身地:佐賀県
血液型:A型

 

【CHECK IT】
2012年に「シグナル~月曜日のルカ~」で映画初出演・初主演。テレビ朝日ドラマスペシャル「死と彼女とぼく」で主演。2012~14年には「non-no」(集英社)専属モデルも務めた。主な出演作に「NHK大河ドラマ『八重の桜』」(’13年)、「三匹のおっさん~正義の味方、見参!!」(’14年)、「三匹のおっさん2~正義の味方、ふたたび!!~」(’15年)、映画「海のふた」(’15年)ほか。現在出演中の「三匹のおっさん3~正義の味方、みたび!!~」(テレビ東京系)が3月10日(金)に最終回を迎える。

詳しい情報は公式HPへ

 
 
ドラマ「三匹のおっさん3~正義の味方、みたび!!~」

公式HP

 


 
 

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