PICK UP ARTIST 水谷果穂

PICK UP ARTIST 水谷果穂

PHOTO=河野英喜 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

期待の19歳女優が歌手デビュー
MVはニューカレドニアで撮影

 
 

――歌手デビューとなりましたが、自分から「やりたい」というのがあったんですか?

「歌手になれるとは夢にも思ってなかったです。すごく歌がうまいわけでもないですし。周りの人に『練習したら、もっとうまくなるんじゃない?』と言ってもらって、歌い始めました」。

――「歌声がいい」と評価されたそうですね。

「そう言っていただきました。自分の声を気にしたこともなかったので、素直にうれしかったです」。

――確かに、透き通るような美声かと。普通にカラオケには行ってました?

「家族とはたまに行ってました。友だちと行くと恥ずかしくて、あまり歌わなかったです」。

――でも、今はライブもやってます。人前で歌えるようになったのは、歌に自信が付いたから?

「ボイストレーニングをして『うまくなってるかな?』と感じることはあります。キーが2コぐらい上がったり、声が出るようになって今まで歌えなかった曲が歌えたり……。それでステージに立つようになって、歌い切る度胸がだんだん付いた気がします」。


――自分から決定的に「歌手をやりたい!」と思った契機はありました?

「ライブをやって、自分の歌に『良かったよ』とかいろいろ反響が返ってくると、『もっとやりたい』と思うようになりました」。

――デビュー曲はバラードの「青い涙」になりました。

「いろいろな曲をもらって練習していて、『青い涙』もデビューが決まる前から歌っていた曲です。バラード系の曲をもらうことは多かったですね」。

――ロックやヒップホップを歌いたい……とかはありませんでした?

「速いテンポの曲も好きなのですが、まだ歌うのは難しいですね。だんだん歌える曲のテンポが速くはなっているので、そこも一歩ずつ……という感じです」。


――「青い涙」は聴いていると深々と染みてくる曲ですが、歌っていて脳裏に浮かぶ光景などはありますか?

「1番は幼かった頃のことを思い出して、2番はこれから歩んでいく。そういうイメージは持っています。私がこれから20歳になっていくので、その想いはリンクするなと思います。でも、聴いてくださる方にそれぞれの光景を思い浮かべてもらいたくて、話し掛けるようなつもりで歌っています」。

――果穂さんが少女の頃は、歌詞のように“弱虫でいつもうつむいてばかり”だったりはしました?

「どちらかというと活発で、外で遊んだりするのが好きでした。でも先頭を切っていくような子どもではなくて、わんぱくな子にいつもついて行って、一緒に遊んでました」。

――その頃、夢はありましたか?

「夢というほどのものはなかったです。その都度、興味があることが全然変わって、『大人になったら絶対コレになる!』みたいなものはありませんでした」。

――「興味があること」はどう移り変わったんですか?

「お洋服が好きだったので、小学生の頃になりたかったのはデザイナーでした。中学生のときは栄養士。食べることが大好きで、ごはんに近づける職業がいいなと思ったんです(笑)。けど、何となく人生の設計図は、結婚してお母さんになって子どもを育てるものだと思ってました」。

――へーっ。わりと古風な……。

「小さい頃は、大人になるというのはお母さんになるイメージだったんです。だから、その途中にやる職業を真剣に『これになろう』とか、あまり考えない子どもだったと思います」。

――それから芸能界に入って、“向かい風にさえぎられて”ということはありました?

「自分にとっての向かい風はゼロではないかもしれません。でも辛いことがあるわけではないので、向かい風というより挑戦? 歌に関しても何もかもが初めてで、ひとつひとつ越えていきたいです」。


 
 

カラオケで歌うのは恥ずかしいけど
歌手のスイッチが入れば楽しいです

 
 

――「青い涙」はレコーディングの前に、ライブとかで歌い慣れていたわけですよね。

「そうですね。ライブでは毎回歌っていました。でもレコーディングではヘッドホンをするから、マイクを持って歌うことに慣れていた分、違和感がちょっとありました。歌い方も『もっと抜いた感じで』とか、逆に『もっと力強い感じで』とか、いろいろ試して何回も何回も録りました」。

――ゆったりした曲でも、だいぶエネルギーを使ったような?

「そうですね。ずっと立っていたので、肩が凝ってきちゃって(笑)。途中でリフレッシュしながら、レコーディングしてました」。

――出来上がった曲を聴いて、自分でも満足感は高かったですか?

「何回も聴いていた曲なので、だんだん感覚がわからなくなっちゃったんですけど(笑)、ショートムービーで主題歌として流れたときに、歌詞と歌声が自然に入ってきました。そこで初めて客観的に聴けて『いいな』と思いました」。

――そのショートムービー「明日、アリゼの浜辺で」や曲のMVは、ニューカレドニアで撮影。

「本当に素晴らしいところでした」。


――“天国にいちばん近い”感じもしました?

「初めてダイビングで海に潜ったとき、海の底の砂が本当に白くてフワフワで、温かくてきれいでした。おひさまも差し込んで水温もちょうど良い温かさで、すごく天国っぽかったですね」。

――海のなかが温かいんですか?

「そうなんです。きれいな海だからか、太陽が下の砂まで届いて温かくなっていました。魚や海亀も見て、すごく感動しましたね。自分も同じひとつの生き物という感じがしました」。

――ダイビングは初心者だったそうですが、特に難しいことはありませんでした?

「鼻で息を吸うと水が入ってきちゃうので、口で吸うことに集中してました。一回鼻で吸っちゃってゴォーッとなって、急いで助けを求めて『落ち着いて!』となって……。そのときは一瞬、死ぬかと思いました(笑)」。

――他にも、ニューカレドニアで脳裏に焼き付いた光景はあります?

「ジャケット写真もニューカレドニアで撮って、いろいろな島に行ったんですけど、撮影中に海の潮が引いてきたら、ひとつのお部屋くらいの島というか砂浜が出てきたんです。それは本当にビックリして、今でも焼き付いてますね」。

――MVでリップシンクを撮ったりするのは、いつもの演技と感覚は違いました?

「環境が本当にきれいな場所で、海に囲まれて開放感があったので、あまり作り込みすぎず、演技というより自然体でいるのがいいかなと思いました。景色に溶け込むイメージで、肩の力を抜いて撮影しました」。

――カップリング曲の「恋のレシピ」のほうは1人称が“僕”ですが、男の子目線なんですかね?

「特に男性とは考えずに、初恋の気持ちというところに重点を置いて歌っています」。

――初恋はやっぱり“少し苦くて甘い”感じですか?

「そうですね。初めて恋をしたら……みたいなことは確かに思い出しました」。

――果穂さんを見て“胸の中 ハートが飛び跳ねた”男子も多かったと思いますが……。

「いやー、全然いなかったと思いますよ(笑)。誰にも見られてなかったです。本当に」。

――このシングルの発売キャンペーンでインストアライブもあって、8月にはワンマンライブも決まりましたが、楽しみですか?

「そうですね。歌うのは楽しいです」。


――カラオケで友だちの前でも歌わなかったのが、だいぶ変わったわけですね。

「友だちの前で歌うのが恥ずかしい気持ちは、まだあります。それにカラオケだとなぜか、3曲歌うだけでノドが潰れちゃったりするんです。ライブなら30分やっても一回も水を飲まないくらい、ノドは強いほうなんですけど。歌手のスイッチが入ってないと、まだ全然ヘタッピです(笑)」。

――ちなみに、カラオケで3曲歌うときは、どんなラインナップを?

「とりあえず家入レオさんのメドレーを入れて、その次が中森明菜さんの『少女A』で、あとは履歴から何かしら選びます。でも、その二つはピピッと入れます。中森さんはDVDをいただいて、それを観てからいろいろ知りました」。

――歌手として、いずれは日本武道館でライブとか、夢が広がってはいますか?

「そういう大きい会場でのライブを観に行かせてもらうと、お芝居とは全然違って、1人の方のパフォーマンスでたくさんのお客さんが熱くなってますよね。本当にすごいことだと思うので、自分もいつかそうなりたい想いはあります」。

――10代最後の夏はいろいろ盛り上がりそうですが、夏はもともと好きな季節でした?

「ニューカレドニアに行って、夏が好きになりました。今までは夏と冬は良いところと悪いところがあって、何となく春と秋が一番いい感じでしたけど、今は断然、夏が好きです! 『暑いけど、もういいや!』という感じです(笑)」。

――気分がアガるから?

「アガるというか、開放感があって体が軽くなる感じが、とっても好きになりました。去年までは『日焼け対策しなきゃ』とか『汗かくのがイヤ』とか、大変なイメージがあったんですけど、今年は夏になるのがとても楽しみです」。

――そんな夏にやりたいことはあります?

「冷やしキュウリを食べたいです(笑)」。

――いきなり渋いですね(笑)。

「夏野菜を氷をたくさん入れてキンキンに冷やして食べたり、夏らしさを楽しみたいです。風鈴も去年買ったんですけど、全然吊るしてなかったので、今年は吊るしたいです」。

――日本の夏、という感じで。

「はい。家で風鈴を鳴らしながら、冷やしキュウリを食べます(笑)」。


 
 


 
 

水谷果穂(みずたに・かほ)

生年月日:1997年11月3日(19歳)
出身地:静岡県
血液型:B型

 

【CHECK IT】

2013年に「大原学園」のCMでデビュー。同年7月から放送のドラマ「リアル脱出ゲーム 密室美少女」(テレビ東京)で女優デビュー。これまでの主な出演作は「地獄先生ぬ~べ~」(日本テレビ系)、「ナポレオンの村」(TBS系)、「とと姉ちゃん」(NHK)、「スニッファー 嗅覚捜査官」(NHK)、映画「先輩と彼女」、「バレンタインナイトメア」など。主演映画「セントウ・レコード A-side」が2018年に公開予定。「夢の通り道」(日本テレビ/日曜21:54~)にナビゲーターで出演。デビューシングル「青い涙」が7月12日(水)に発売。「水谷果穂ワンマンライブ ~Let’s Get Going~」を8月11日(金)にshibuya duo MUSIC EXCHANGEにて開催。

詳しい情報は公式HPへ

 

「青い涙」


通常盤(CD only)¥926+税
 

初回限定盤(CD+52Pフォトブック)¥1111+税
 

完全生産限定盤(CD+Blu-ray)¥1852+税
 
 

注目のデビューシングル「青い涙」のMVはこちら!

 
 

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