FRESH ACTRESS 山本舞香

FRESH ACTRESS 山本舞香

PHOTO=古賀良郎 INTERVIEW=斉藤貴志

美少女本格女優の大本命
初主演映画「桜ノ雨」が公開!

――3月5日(土)に公開される、合唱部が舞台の初主演映画「桜ノ雨」では、撮影に入る前に合唱の練習もしたんですか?

「しました。最初は馴染めなかったというか」。

――合唱に?

「歌もだし、自分が人見知りなので、キャストのみんなとも。でも、だんだんみんなが話し掛けてくれたり、自分からも話し掛けに行ったりしました」。

――人見知りではあっても、そこは主役ということで?

「そうです。でなかったら私、絶対に話し掛けたりできないですもん(笑)」。

――どんな風に話し掛けたんですか?

「譜面を見て『ここはこれでいいのかな?』とか、めっちゃわざとらしいことを聞いたり(笑)」。

――歌うのも最初は馴染めなかったと?

「人前で歌うのがすごく苦手なので。仲いい子とはカラオケに行きますけど、みんなの前ではあまり歌えなくて。だから、恥ずかしかったんです。でも、『恥ずかしがっていたらできない』と思ったので、途中からは頑張りました」。


――カラオケで歌うのはどんな曲を?

「そのときに流行っている曲ですね。今はONE OK ROCKにハマっていて、歌ったりします。でも英語のところは、しゃべれないからノリで(笑)」。

――以前は「AKB48を歌う」と話していませんでしたっけ?

「それは『ヘビーローテーション』とか、みんなで歌って盛り上がるじゃないですか。今だったら(三代目J Soul Brothersの)『R.Y.U.S.E.I.』を入れると、みんな踊り出すじゃないですか。そういう感じです。私も歌うことは歌うけど……」。

――主にタンバリンを叩いてたり?

「そうなんです」。

――「桜ノ雨」では、舞香さんが1人で歌った曲も流れます。

「本当に恥ずかしかった……(笑)。レコーディングでは個人レッスンをしてくれた先生がついてくださったので歌えましたけど、映画で自分の歌声を聴くのは何か不思議でしたね。そういう経験をして、アーティストさんは大変だなと思いました。ノドの状態を保ってないといけないし、自分が歌うまでは(カラオケ音源に)歌詞も入ってないわけじゃないですか」。


――確かに。部活でいうと、舞香さんは中学でソフトボール部だったんですよね。映画のなかの合唱部と重なるところもありました?

「ソフト部では1コ上の先輩がいなかったんです。1年生のときに2コ上の3年生が引退したら、もう私たちだけだったので、映画の合唱部の先輩・後輩の関係はいいなと思いました」。

――舞香さんも後輩はできたんですよね?

「はい。自分が後輩だったとき、荷物や用具を運ぶのが大変だったから、先輩になったら自分のものは自分で持っていくようにしました」。

――今回演じた未来(みく)は内気で言葉を呑み込んでしまう子で。それは舞香さんにもある部分?

「ないと思います。私は人見知りですけど、思ったことは言っちゃうので。言わないと溜まっちゃうし。言わないほうがいいこともあるので、そこは考えても、『これは言ったほうがこの子のためだな』と思ったら言います」。

――じゃあ、未来が親友に「イライラする」と言われる場面もありましたが、舞香さんも未来を客観的に見たら、イライラするところも?

「イライラはしないと思います(笑)。この子はこの子だし。ただ私、内気な友だちって、あまりいないんですよ。友だち自体がそんなにいないんですけど(笑)、親友とかもハキハキ言う子ばかりなので」。

――未来のキャラクターは自分なりに考えて?

「わからないことだらけでした。だから、どうしようかと思って。みんなとリハーサルをして『こういう感じかな?』とか、探りながらやってました。内気な子の特徴もわからないので、街で人を観察したり」。

――そういう人間観察が役に活きました?

「活きましたね。目の動きとか、手の仕草とか」。


――映画を観ていたら、指先や肩が固まってるところがありましたね。

「気づきましたか(笑)。あと、声の高さを自分なりにちょっと上げました。私のもともとの(低めの)声でこの役を演じてウジウジしていたら、変だと思ったので(笑)。ワントーン上げたら役に合うかと思って、やってみました。気を抜くと低くなっちゃうから、監督に『もし低くなっていたら言ってください』とお願いして」。

家族に関わる作品だと泣いちゃいます

――劇中では憧れの先輩が卒業を控えていて、ストーリーの元になった楽曲「桜ノ雨」も卒業ソングの定番ですが、卒業の思い出は?

「中学の卒業式にも出られませんでした。前の日が東京で仕事で、当日の朝に飛行機で鳥取に帰ったんですけど、間に合わなくて泣きました。でも、校長室で1人で卒業証書をもらったんです。校長先生がすごくかわいがってくれていたから、そこでも泣いて。友だちもみんな、帰らずに私を待っていてくれました」。


――そこでまた泣いたり?

「うれしすぎてボロボロ泣きました(笑)。けっこう泣くんですよね、私」。

――最近でも泣いたことはあります?

「音楽を聴いたり、映画を観ても泣いちゃいます。家族が関わっていたり、家族とシンクロすると。シェネルさんの『うれし涙』とか。『桜ノ雨』も、聴くと涙が出てきます。1番から最後まで。学校生活も思い出すし、家族も浮かぶし」。


――劇中の「桜ノ雨」を歌うシーンでも、目が潤んでましたね。

「歌うと絶対泣いちゃうので。お芝居としては、あそこはたぶん泣かなくてもいいシーンなんです。でも、泣いちゃった」。

――舞香さんはわりと今回の未来のような静かな役、暗い役が多めですが、ヒロインを演じたドラマ「南くんの恋人~my little lover」では元気な役で。どちらが素に近いんでしょう?

「『南くん~』のちよみの方が近いかも。私も元気なときは元気です。元気じゃないときは元気じゃなくて、本当にしゃべりませんけど(笑)、仲良い子といるとテンション高いです。写真を撮っているときとか。1日一緒にいたら、200枚以上撮ってます」。

――1日200枚だったら、相当溜まるのでは?

「思い切り溜まります(笑)。動画で歩いてるところも食べてるところも撮って、それを混ぜて音楽を流して、映画っぽくしたりもします」。

――最近の舞香さんはドラマや映画が続いて、「JR SKISKI」のCMもあって、波が来ている実感もあります?

「どうなんだろう?どこまでいったら忙しいのかもわかりませんけど、実感は全然ないです」。

――プライベートでもいいことがあったりは?

「楽しいことが起きればいいな~。当分起きないと思いますけど(笑)。基本ネガティブなので」。


――”今年のブレイク候補”とかで、よく舞香さんの名前が出てます。

「それはすごくうれしいです。でも、自分ではまだまだだと思っているので、これから頑張っていきます」。

  


  

山本舞香(やまもと・まいか)

生年月日:1997年10月13日(18歳)
出身地:鳥取県
血液型:B型

  

【CHECK IT】
「鳥取美少女図鑑」に掲載された写真からスカウトされ、2011年に三井不動産リアルティ 「三井のリハウス」CMに14代目リハウスガールとして出演。同年7月にドラマ「それでも、生きてゆく」(フジテレビ系)で女優デビュー。これまでの主な出演作はドラマ「幽かな彼女」(フジテレビ系)、「49」(日本テレビ系)、映画「暗殺教室」、「Zアイランド」など。ドラマ「南くんの恋人~my little lover」(フジテレビ系)ではヒロインを演じた。JR東日本「JR SKI SKI」CMがオンエア中。初主演映画「桜ノ雨」が3月5日(土)から公開される。他に映画「暗殺教室~卒業編~」が3月25日(金)、「殿、利息でござる!」が5月14日(土)から公開。
 

詳しい情報は公式HP⇒

 

3月5日(土)公開の映画「桜ノ雨」公式HPはこちら⇒

 
 

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