FRESH ACTRESS 福田愛依

FRESH ACTRESS 福田愛依

PHOTO=河野英喜 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

「都立水商!~令和~」で連ドラ初出演
キャバ嬢を目指す元気な役で素を活かす

 
 

――「日本一かわいい女子高生」だった愛依さんですが、4月から女子高生ではなくなりました。どんなことが変わりましたか?

「福岡から上京して一人暮らしを始めたのが、一番大きな変化ですね。東京では友だちが少ないので、1人の時間が増えちゃって、寂しいときは多いです」。

――掃除や洗濯を自分でするのも大変?

「それは逆に好きかもしれないと思うくらいで、2日に1回は掃除機をかけて、洗濯は毎日します。自炊もしていて、生活面は全然苦ではないです」。

――忙しいと部屋が散らかったままになったりせず?

「家を出るときにきれいにしていきます。そうすれば、帰ってきたときに気持ちいいじゃないですか。A型なので、変なところできれい好きなのかもしれません」。

――そういうことをきちんとできるのは素敵です。高校の卒業式では涙しました?

「3年間ものすごく充実していて、ずーっと高校生のままでいいと思うくらいだったので、卒業は寂しくて、みんなで抱き合って号泣しました。でも、後悔はないくらい全部やり切った感じでした」。


――特に高校で思い出に残っていることは?

「部活のチアリーディングが一番ですけど、クラスの友だちと先生に怒られるようなことをするのも楽しかったです(笑)。別に校則を破ったわけではないですよ。教室にカップラーメンを持ってきたりしましたけど、生徒手帳に『持ってきたらいけない』とは書いてないじゃないですか(笑)」。

――校則にいちいち「カップラーメン禁止」とは書かないかと思います(笑)。

「友だちが家からポットを2個持ってきて、8人くらいでカップラーメンを食べようとしたんですけど、教室のコンセントに差したらブレーカーが落ちちゃって、私たちのクラスだけ停電になって先生に怒られました(笑)。そのときはみんなで色紙に『ごめんなさい』ってメッセージを書いて、もみじでイイ感じにデコレーションして届けたら、先生が怒るより呆れて『もういいよ』ってなりました(笑)」。

――本当に楽しい高校生活だったようですね。そんな中で、将来の夢は女優さんだったと。

「小さい頃に『ごくせん』で仲間由紀恵さんを見て『女優さんになりたい』と思いました。でも、ずーっとそう考えていたわけではなくて、中学の頃は数学の先生になりたいと思っていたんですけど、高校受験がうまくいかなくて諦めて、高校では体育の先生になる夢ができました。一方で芸能界のことも頭の片隅にはずっとあって、高2で進路を悩んでいたときに、ちょうど『女子高生ミスコン』を幼なじみに勧められて受けたんです」。


――そこでグランプリを取って今に至るわけですね。仲間由紀恵さんの名前が挙がりましたが、より近い世代の女優さんで気になる人はいますか?

「たくさんいます。事務所では先輩の川栄李奈さんが憧れです。同じ福岡出身の橋本環奈さん、今田美桜さん、山本美月さんもそうですね。追い付けるように頑張りたいです」。

――「都立水商!~令和~」で連ドラ初出演となりましたが、自分でもドラマはよく観てますか?

「観ます観ます! 昔からテレビっ子で、特に恋愛ドラマが大好きで、ほとんど全部チェックしてます。石原さとみさんの『5→9~私に恋したお坊さん~』とか好きでした。『ホタルノヒカリ』みたいなラブコメもよく観ます」。

――そういうのを観てキュンキュンするわけですか?

「観ながら『キャーッ!』とか『ヤバイヤバイ!』とか声を出すのが好きです(笑)。友だちと電話をつないでスピーカーにして、リアルタイムで感想を言い合いながら観ることが多いです。お互い集中する場面は集中して、一緒に『これはヤバイね!』と言ったり(笑)」。

――「都立水商!」は水商売のイロハを教える高校の話で、愛依さんは「小学生の頃にドラマの影響でキャバクラに憧れを持った」とコメントしていました。そのドラマとは?

「香里奈さん主演の『美咲ナンバーワン!!』です。きれいなドレスを着て、お客さんと話すキャバ嬢が楽しそうに見えて、キラキラした世界だなと思いました。それで小学生として、キャバ嬢を夢見ました(笑)」。

――今はキャバ嬢にどんなイメージがあります?

「大変な世界だと思います。お客様を楽しませるために知識を蓄えないといけないし、1人1人のお客様の名前やどういう人かを覚えないといけない。そういうことを笑顔でこなす器用さがすごいと思います」。

――本物のキャバクラ店内で撮影したそうですね。

「そうなんです。入った瞬間、明るいというよりロマンチックな感じで、『大人の世界だな』と衝撃が大きかったです。キャバ嬢の実習の授業ということでリアルにドレスも着て、ちょっと恥ずかしかったです。何でですかね? グラビアの水着より恥ずかしさがありました。でも、夢が叶ってうれしかったです」。


――劇中でキャバ嬢のノウハウも学んだんですか?

「ボトル1本1本の金額が細かく出ていて、それを入れてもらうにはどうしたらいいか、書いてある資料をもらいました。延長とか灰皿とかツメシボ……冷たいおしぼりのことですけど、そういうのをマネージャーさんに伝える手のサインも教わりました」。

 
 

考えずにとりあえず走ったら
絶対に間に合うと思ってます

 
 

――愛依さんが演じる下園蘭は「クラス一の元気っ子でアイドルオタク」というキャラです。

「私は元から声が大きくて、よくしゃべって元気なので、自然体に近い役でした」。

――確かに今の取材でも、大きい声で話してもらってます(笑)。

「よく言われます。授業中もコソコソ話ができなくて、すぐ先生にバレちゃいました(笑)。現場で大事な話をしているときも、私は普通にしゃべっているつもりでもこの声だと浮いちゃうので、そこは考えないといけないですね」。

――「アイドル好き」という点は、実際の愛依さんは?

「蘭は乃木坂46さんが好きな設定ですけど、私は昔からAKB48さんが好きでした。前田敦子さん、大島優子さんがいらっしゃった神7の時代からで、握手会にも行きましたし、福岡でHKT48さんの公演も女性席の一番前で観ました。そうした経験も活かせて、良かったです」。


――素に近い形で演じられたわけですか?

「自分と似ているところは多かったです。キャバクラで接待するシーンは、撮影で学ぶことがありました。男子生徒にお客さん役で入ってもらって、アドリブでキャバ嬢を演じるんですけど、実際に男子の方々に楽しんでもらわないと、画的に良く見えないじゃないですか。だから、自分からどんどん話し掛けたりしました」。

――自分の中でキャバ嬢のイメージを作って?

「それよりも蘭らしく元気いっぱいに接することを前提に、話を聞きながら『飲んで飲んで!』って盛り上げていきました。あとは、とにかくいっぱい話すことを心掛けました」。

――学園ドラマでもありますが、クラスメイト役の人たちとは溶け込めました?

「人見知りはしないほうですけど、ちょっと緊張しました。事前に皆さんのことを調べて行って、『あの作品観ました』という話から広がることもありました」。

――同世代でも、女優としてはほとんどの人が先輩ですよね?

「はい。でも、私が率直に質問すると、皆さん、やさしく教えてくれました。私はアイドル好きな役ということで、空き時間も仲良しの役の早川渚紗ちゃんと踊っていることが多かったんですね。モーニング娘。さんの曲で踊っていて、歌は小声のつもりだったんですけど、(元モーニング娘。の)飯窪春菜さんが『聞こえてきて火がついた』って、一緒に踊ってくださいました」。

――何気にすごい体験ですね。あと今、仕事以外で興味あることは何ですか?

「ドラマや映画を観ることはより多くなって、最近はよく1人で映画を観ます。フラーッと映画館に入って『これが20分後に始まるから観よう』みたいな」。


――予備知識ナシで、たまたまタイミングが合った映画を観るわけですか。それで面白い作品に巡り合えたことも?

「ありました。最近だと『ある少年の告白』という外国映画です。男性同士の恋愛のお話で、すごく考えさせられました。前は普通の恋愛モノばかり観ていましたけど、最近はそういう深い洋画が好きです。あと、『ダンボ』は観たら元気が出て『頑張ろう』と思えました」。

――他にも1人行動ですることはありますか?

「多いですね。1人行動が好きというより、東京では必然的にそうなることが多いので、慣れちゃいました。1人カフェもしますし、この前は1人焼鳥もしてきました」。

――どんな流れで?

「普通に帰り道で『何か食べたい』と思って、1人で焼鳥屋さんのカウンターに座ったんですよ。そしたら、周りはサラリーマンの方たちばかり。『この中で18歳の女の子が1人で座っているって、どういう状況だろう?』と客観的に思いました(笑)。でも、隠れ家的な焼鳥屋さんで、おいしかったです」。

――焼鳥は好きなんですか?

「好きです。つくねとか豚バラとか……」。

――豚バラは鳥ではないです(笑)。

「あっ、本当だ(笑)。私、焼鳥というと、なぜか豚バラというイメージだったんですけどね」。

――パーフェクトガールに見える愛依さんですが、しくじったことやドジったことはありませんか?

「大きな挫折は高校受験でしたけど、私立に行って結局良かったし、ドジってはないですね」。

――忘れ物や寝坊も絶対しない?

「あまりしませんけど、たとえ寝坊して本当は10分前に出ないといけなかったときでも、絶対間に合わせるんです。起きた瞬間に着替えて、顔洗って、歯を磨いて、出る! ブワーッと駆け出して、決して『間に合わない』とは考えない。『絶対間に合う!』と思い続けていたら、やっぱり間に合うんですよね。とりあえず走る。わからなくても走る。行ってみてダメなら、そこで考える。そんな感じです」。


――大事な精神かも。「日本一かわいい女子高生」だった愛依さんが、次に何かの日本一を目指していたりもしますか?

「『女優で日本一』……なんて難しいですよね。でも、欲張らずに少しずつスキルアップして、まずいただいたお仕事を頑張っていけたらと思います。そこも考えるより前に、まず走る感じですね」。

 
 


 
 

福田愛依(ふくだ・めい)

生年月日:2000年11月8日(18歳)
出身地:福岡県
血液型:A型
 
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2018年に「女子高生ミスコン2017-2018」でグランプリを受賞。「第100回全国高等学校野球選手権記念 北福岡大会・南福岡大会」で番組イメージモデル(J:COM)、「DANCE CLUB CHAMPIONSHIP vol.6」でオフィシャルサポーターを務める。2019年に映画「君と、徒然」に出演。ドラマイズム「都立水商!~令和~」(MBS/日曜24:50~、TBS/火曜25:28~)に出演中。FBS福岡放送開局50周年記念スぺシャルドラマ「博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?」(FBS/7月19日(金)19:00~)にヒロイン役で出演。
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「都立水商!~令和~」

詳しい情報は「都立水商!~令和~」公式HPへ
 

 

 

 

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