PICK UP ACTRESS 山田杏奈

PICK UP ACTRESS 山田杏奈

PHOTO=河野英喜 INTERVIEW=斉藤貴志

衣装協力:FLUMOR、k3&co.、HIMIKO、Mirit Weinstock

 
 

「新米姉妹のふたりごはん」でW主演
食べるのが好きな初めての根から明るい役

 
 

――「新米姉妹のふたりごはん」で演じているサチですが、杏奈さんがこんなに明るい役をやったことはありましたっけ?

「初めてです。今までは明るくても根の部分の深い闇を取り繕っていたので、そういうのがまったくない根っから明るい役はやったことなくて、最初は私は妹のあやりのほうかと思いました」。

――あやりは内向的で目つきが鋭い子ですね。

「いつも私はそういう感じの役なので、『サチか!』とビックリしました。でも、プロデューサーさんが『山田さんの明るい芝居を見たい』と言ってくださったので、嬉しかったです」。

――演技的には気楽さはありますか? むしろ難しいですか?

「もう、とーっても難しいです(笑)。1日撮影が終わるとヘットヘト。最初の本読みでは最後まで『上げて! 上げて!』と言われて(笑)、どうしようかと思いました。自分では『ここまでやったらヤバイんじゃないか』というくらいまで上げても、『それくらいの人はいます』と言われるんです。マネージャーさんからは『のだめカンタービレ』を観るように言われました」。


――上野樹里さんが変人の天才ピアニストを振り切って演じてました。

「サチとは全然違う役ですけど、勢いとか表情がコロコロ変わる感じとか、取り入れられるものがありました。それでちょっとわかって、サチの明るいかわいさをどんどん出していってます」。

――杏奈さんも以前「学校では友だちとふざけたりします」と話してました。

「とは言っても、世の中の高校生の明るさとは違っていたと思います。友だちといるとテンションは上がりますけど、それは1日に1回出るか出ないか。現場で朝とか普通にしていると『元気ないね』と言われます(笑)。だからサチは本当に私と真逆な子で、パワーを使います。シーン終わりに役の余韻が残って、普段の自分では考えられないほど、はしゃぐときもありますけど、それがプチッと切れて元に戻るから、周りの人にはビックリされるみたい(笑)。自分でも演じていて、自分に何が起こるか読めない部分があって、それを楽しみながらやってます」。

――役を掘り下げることに関しては、いつもと変わりませんか?

「いつもは役に自分と似ているところがあるので、その要素を取り入れて作っていくんですけど、今回は最初に役を作って飛び込んでから、自分と似ているところを探してます。ほぼないんですけど(笑)」。


――サチは原作だと、いかにもマンガ的なキャラクターですよね。

「そうなんです。マンガならではの表情や、何をしてもかわいくて守ってあげたくなるところを、3次元で私が表現できるのか? 最初から大きな課題でした。サチのかわいくて憎めない部分を、やりすぎるとウザくなったり、あざとく見えるので、監督やカメラマンさんと相談しながら演じています」。

――序盤でだいぶ掴めたのでは?

「演技が終わってもカットがかからなくて、『エッ?』と思いながらエチュードみたいにアドリブで続けることが何回かありましたけど、そこで『何を言えばいいんだろう?』とはならなかったから、サチを掴めてきたんだと思います」。

――このドラマは、親同士の再婚で突然“姉妹”になった2人が、料理を通じて心を通わせていく物語。サチは料理は苦手だけど、おいしいものを食べるのは大好きな子です。

「私も食べることは大好きで、自分でごはんを作ったりもします。何でもおいしく食べられますし、食べてる時間は幸せなので、演じていて、そういう気持ちになること自体はまったく苦労しません。ただ、普段どれだけおいしいと思っても、『おいし~い!』みたいな顔はしないじゃないですか(笑)」。

――確かに。

「でも、テレビの画面からは味も匂いも伝わらないので、サチの表情で伝えるしかないんです。あやりはポーカーフェイスなので。だから、マンガみたいな『おいし~い!』はずっとやってます。あと、サチが言葉でおいしさを説明すると、ウソくさくなるんです。台本につらつら台詞があっても、長いと監督と話して、印象的なひと言を抜き出したり作ったりしてます。とにかく劇中のごはんはリアルにおいしくて、『おいしい』という感情は繕わなくていいので、毎日幸せな現場です」。


 
 

生ハムを原木から削って食べたり
演技というよりリアルでおいしくて……

 
 

――今のところ、特においしかった料理というと?

「鹿肉のロティですかね。鹿肉は初めて食べましたけどクセがなくて、見た目は牛肉に近くても、すごく柔らかくてホロホロした感じで食べやすくて。味はラム肉にちょっと似ていて特徴的で、バルサミコ酢で作った甘酸っぱいソースをかけると、めちゃめちゃおいしかったです」。

――他にも初めて食べた料理はありました?

「1話の生ハムを原木から薄く削って食べたのは初めてでした。見た目からテンションが上がって、食べるとよりおいしくて……。そこはサチが初めて、あやりと食べるところで、『こんなふうに食べる子なんだ』と印象ができる場面だから、監督も大事にされていました。でも本当においしかったので、演技というよりリアルでやれました(笑)」。

――杏奈さん自身は自分で料理もするんですよね?

「何でも作ります。劇中であやりが作ったローストビーフも、私は焼いて薄く切って、卵黄を乗せてユッケみたいにして食べました。父親がよく料理をしてくれるので、一緒に作ったりしてました」。


――家庭科の調理実習で苦労することもなく?

「まったくなかったです。家庭科は一番得意だったかもしれません。裁縫も好きでしたし、いつも楽しみにしてました」。

――本当にサチと正反対ですね。

「サチも3話くらいから、あやりを手伝ってます。距離もどんどん縮まって、2人で食べるとき、最初は『いただきます』をバラバラに言っていたのが、一緒に手を合わせて言うようになったり、そういう関係の変化もこのドラマの魅力だと思います」。

――あやり役の大友花恋さんとは初共演ですよね?

「初めましてでした。これだけお仕事をやってると、同世代でオーディションでも会ったことのない本当の初めての人は少ないんです。花恋ちゃんがひとつ年上ですけど、サチがタメ口で行く子だから、初日に『普段もタメ口でいいよ』と言ってくださって、お言葉に甘えてます。一度敬語にしちゃうと、なかなか変えられなくなるので」。

――花恋さんもあやりとは逆に、朗らかですごく人当たりの良い方ですよね。

「初日からずーっと2人のシーンで、『どういう方かな?』と思っていたら、『花恋ちゃんなら大丈夫』と安心感が生まれました。周りをよく見てらっしゃるし、あやりと同じ魅力を花恋ちゃん自身にも感じて、いつも『かわいいね』と言いながらやってます(笑)」。


――ドラマは12月まで続きますが、クリスマスも杏奈さんは自分で何か料理するんですか?

「作りはしてなかったです。ケーキやチキンを買ってきて食べてました。イベントで盛り上がる家ではなくて、私自身もそういうタイプではないので、『一応やる?』というくらい。でも、テンションは上がりますよね。街を歩いていても、いつもと雰囲気が違いますし、季節の流れを感じるタイミングではあるので、楽しみです」。

――秋の味覚では、何が特に好きですか?

「毎年、母が栗の渋皮煮を結構な頻度で作ってくれて、すごくおいしいです。母もいろいろ作る人で、モンブランにもしてくれるので、それは楽しみ。秋のごはんはおいしいですよね。この前もさんまを買って、焼いて食べました」。

――そんな季節に『新米姉妹のふたりごはん』はピッタリですね。

「夜中にほっこりしてもらえると思います。ごはんは染みるほどおいしそうに映っているので、そこは期待値を上げても安心して観ていただけます」。

――ハードルを上げても大丈夫だと。

「はい。現場で目の前にあって何回も食べた料理でも、食べ物を撮るカットをモニターで見ていると『うわっ、おいしそう』という声が自然に出ちゃいますから(笑)。夜中でも食材を買いに走って行きたくなっちゃうと思うので、楽しみにしてください」。


 
 


 
 

山田杏奈(やまだ・あんな)

生年月日:2001年1月8日(18歳)
出身地:埼玉県
血液型:A型
 
【CHECK IT】
「ちゃおガール2011☆オーディション」でグランプリを受賞。2016年に「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」で実写映画に初出演。主な出演作は、ドラマ「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系)、「わたしに××しなさい!」(MBS・TBS)、「幸色のワンルーム」(ABC/主演)、映画「咲-Saki-」、「あゝ、荒野」、「ミスミソウ」(主演)、「小さな恋のうた」など。ドラマ「新米姉妹のふたりごはん」(テレビ東京系/木曜25:00~)に出演中。スズキ・スイフト「ドライブ父娘篇」CMが放送中。写真集「PLANET NINE」(東京ニュース通信社)が発売中。映画「屍人荘の殺人」が12月13日(金)より公開。
詳しい情報は公式HPへ
 
 

木ドラ25「新米姉妹のふたりごはん」

詳しい情報は木ドラ25「新米姉妹のふたりごはん」公式サイトへ
 

 

 

 
 
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