PICK UP ACTRESS 前島亜美

PICK UP ACTRESS 前島亜美

PHOTO=小澤太一 HAIR&MAKE=前川泰之
STYLING=河原歩 INTERVIEW=斉藤貴志

衣装協力:(株)ジャミン(東京都渋谷区千駄ヶ谷1-19-9 セルモビル201/03-5413-1731)
レースシャツドレス (¥27,000+税)=Estella.K

 
 

デビュー10周年で舞台、声優と活躍中
映画「HERO~2020~」で騒動の引き金に

 
 

――デビュー10周年を迎えましたが、10年前の自分の映像や写真を見ることはありますか?

「10周年の配信イベントを行うに当たって、今までを振り返るお話もしたくて、当時の写真を探したり、ブログを読み返したりしました。自分が思っていた以上に、12歳のときはすごく子どもでしたね(笑)」。

――どんなところでそう思いました?

「『お菓子が好き』と書いていたり(笑)、学校の話が出てきたり。『こんなに小さい頃からやっていたんだ』と改めて思いました。見た目も10年も経つとかなり変わっていて。中学1年生から成人して、人が一番変わるポイントですし、いろいろ見返すと懐かしい気持ちになりました」。


――今は22歳になって、やりたいことができている感じですか?

「そうですね。アイドルグループを卒業してから舞台や声優の仕事をやらせていただいて、とても充実した毎日を過ごしています。歌ったり踊ったりするより、お芝居のほうが好きだったので、いろいろな役やキャラクターと出会えて、すごく楽しいです」。

――元から女優志向だったんですか?

「アイドルに憧れて、この世界に入ったんですけど、舞台に出演させていただいて、役者さんに素敵な人が多かったのと熱量の高さに感銘を受けて、自分も目指したいと思いました。グループを辞めたあとは芸能活動を続けたいというより、お芝居を本格的にやってみたい気持ちが強かったです」。

――「熱量の高さ」はどんな作品で特に感じました?

「グループにいた頃、『デスノート The Musical』に出たときですね。吉田鋼太郎さんとか濱田めぐみさんとか第一線を走ってらっしゃる先輩方を間近で見て、『こんなにプロフェッショナルな世界なんだ』と思いました。そんな方たちが一丸となって、ひとつの作品に向き合うことに憧れました」。

――「舞台が好き」という発言はよくされていて、公開中の「HERO~2020~」ももともとは舞台作品でしたが、映画に関してはどう考えていたんですか?

「最初にお芝居をしたのがドラマで、その後もちょくちょく出させていただきながら、舞台のほうが多くなったんですけど、映像もいつかまたやりたい気持ちはありました。本当に久しぶりの映画の撮影で新鮮でしたし、舞台とリンクしていた分、より濃厚にできたと思います」。


――自分でも映画は観ますか?

「昔『幸福な職場』という舞台で知的障害を抱えた女の子の役を演じたとき、そういう映画をたくさん観て、『ギルバート・グレイプ』とか胸を打たれるものがありました。最近は邦画もたくさん観るようにしていて、杉咲花さんがすごく好きです。私と同い年ですけど、『湯を沸かすほどの熱い愛』とかとっても素敵でした」。

――「HERO~2020~」は“2年限定”という約束でつき合ってきた男女の話で、亜美さんが演じた真菜は男性の妹。約束の2年が近付く中で、2人の別れを止めようと行動に出ます。舞台のときと違うアプローチもしました?

「舞台の演出家の西条みつとしさんがそのまま映画で監督をやられたんですけど、映像だからこそ見せられる表現の仕方がありました。真菜はすごく元気な妹で、いろいろな人を巻き込んでいくキャラクターなので、アップになる表情を豊かにしたり。病院のシーンは実際に病院で撮影して、よりリアリティがありました」。

――確かに真菜は満面の笑みから深刻な顔になったり、表情がよく変わっていました。

「とにかく元気で、お兄ちゃんと彼女さんのためと思いながら空回りしちゃうところもあるんですけど、基本的には思いやりが溢れるように、柔らかい表情でいることを意識していました」。

――そんな真菜は、普段の亜美さんと大きく違うところはありました?

「私はあまり明るいタイプではなくて、真菜がどんな悩みも受け付ける会社に相談に行ったのは『勇気があるな』と思いました。私は見ず知らずの人に相談するようなことはしないし、真菜とは違う部分のほうが多いかもしれません。お兄ちゃんのために全力で頑張っていて、『すごく良い妹だな』と思いながら演じていました」。


 
 

“死神”が来て大騒ぎになる場面は
熱量が高くなるように頑張りました

 
 

――亜美さんのYouTubeチャンネルでの自分のWikipediaを修正する企画で、座右の銘を「努力こそ自信」に変えました。その言葉も舞台を通じてのものですか?

「あれは中学時代の陸上部の先生がおっしゃった言葉です。シンプルだけどすごくキャッチーで、ずっと心に留めていました」。

――「HERO~2020~」の撮影では、どんな努力をしましたか?

「病院に“死神”が来て、みんなでキャーキャーするシーンは、全員で勢いが出せるように、現場の熱量が高くなるように頑張ってやりました」。

――あそこは観る分には笑えるシーンですが、劇中の真菜は真剣だったわけですよね?

「かなり緊迫したというか『どうしよう!?』というシーンで、ドキドキしました。良い仕上がりになっていて、自分で観ても楽しかったです」。

――普段の生活の中でも、演技力向上のために努力していることはありますか?

「日々が勉強だとすごく思っていて。観劇もそうですし、最近は『バンドリ!』とかで声優もやっているので、アニメを観て研究もしています」。


――どんなアニメで?

「先輩の声優さんから『声のお芝居の勉強には昔のアニメを観たほうがいい』と教えてもらいました。『(魔法先生)ネギま!』とか『テニスの王子様』とかキャラクターがたくさん出てくる作品で、自分の立ち位置とか画に負けないお芝居とか、いろいろ学んでいます」。

――演技の他に、自分磨きでしていることというと?

「最近は運動をたくさんしようと思って、ランニングをしています。距離はその日によって違いますけど、『バンドリ!』のライブ前は10キロとか15キロとか走ります」。

――かなりの距離ですね。

「毎日そんなに走っているわけではないですけど(笑)、運動ができるときは体を動かす感じで、家にいるときも体幹や筋トレを動画を観ながらやって、体力を付けました」。

――デビュー10周年を迎えた中で、さらに10年後の自分はイメージできますか?

「32歳でどんな大人になっているか……。自分のペースをしっかり保ちながら、趣味も充実させていけたらと思いますし、人間味が溢れるお芝居ができるようになっていたいです」。

――趣味として、どんなことをやろうと?

「今、趣味にしたいと思っているのは、落語とか山登りとか」。

――落語を自分でやるんですか?

「聴くほうです。今は難しいですけど浅草の寄席にも行ってましたし、寝る前に落語を聴いたりもしています」。

――どういう流れで落語を聴くようになったんですか?

「夜寝られないとき、最初はラジオをつけていたんですけど、話し声より落語のほうが聴いていて落ち着くし、物語も頭に入ってきて、好きになりました。最近は流行りの神田伯山さんの講談も聴いています」。


――落語家の役をすることもあるかもしれませんしね。

「そうですね。私も『昭和元禄落語心中』とか好きで、やれたらいいなと思います」。

――最後に、この夏に何かしたいことはありますか?

「最近自然がすごく好きなので、世の中が落ち着いたら良い空気を吸いに、山や森に行きたいです。ロードバイクにも興味が出てきたので、アクティブな夏にできたらいいなと思います」。

 
 


 
 

前島亜美(まえしま・あみ)

生年月日:1997年11月22日(22歳)
出身地:埼玉県
血液型:B型
 
【CHECK IT】
2010年にアイドルグループSUPER☆GiRLSのメンバーとしてデビュー。2017年にグループ卒業後、女優、タレント、声優として活動中。主な出演作は舞台「クジラの子は砂上に歌う」、「幸福な職場」、「煉獄に笑う」、「あいあい傘」、ドラマ「釣り刑事」(TBS系)、アニメ&アプリゲーム「バンドリ!ガールズバンドパーティ」、ゲーム「ロストディケイド」など。映画「HERO~2020~」はシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開中。

詳しい情報は公式HPへ
YouTube公式「前島亜美チャンネル」
 
 

「HERO~2020~」

監督・脚本/西条みつとし 配給/ベストブレーン
詳しい情報は「HERO~2020~」 公式HPへ
 

 
 

 
 

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