FRESH ACTRESS 福本莉子

FRESH ACTRESS 福本莉子

PHOTO=河野英喜 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

「第8回『東宝シンデレラ』」グランプリ
17歳の誕生日に写真集を発売

 
 

――「第8回『東宝シンデレラ』」でグランプリを獲って登校したら、学校がザワついたでしょうね。

「私のほうがみんなにサプライズをしてもらいました。学校に着いたら校舎の前に友だちがいて『ちょっと来て』と言われたんですね。誘導されつつ動画を撮られていて、『なんで撮っているんだろう?』と思っていたら教室に着いて、入るとクラスのみんながクラッカーを鳴らしてくれました。黒板に『莉子おめでとう』と書いてあって、プレゼントをもらって……。うれしかったです」。

――グランプリ発表のときは会場で見させてもらいましたが、とても落ち着いている印象がありました。

「すごく緊張していたんです。それが落ち着いているように見えたんじゃないかと思います」。

――でも、人生初の記者会見でも受け答えが堂々としていました。

「緊張があまり表に出ないタイプで、周りからはわからないみたいですけど、心臓はバックバクでした」。

――あと、ステージでの自己紹介が知的な印象でした。学校の成績もいいんですか?

「そんなことないです。平均よりちょっと下くらい? テスト前にそれなりに勉強はしますけど」。


――1週間くらい前から計画を立てて?

「ギリギリになっちゃうときもあります。2~3日くらい前になって、焦ってやるという感じですね。前日は夜ひと通りやって、朝早く起きて学校に行って、どれだけ詰め込めるか。それで何とか乗り切ってます」。

――NHKの高校講座「物理基礎」に出演して、物理が得意になったりは?

「文系なので、学校では物理はやってないんです(笑)」。

――大京グループのCMは、自分でもテレビで流れているのを観ました?

「はい。放送が始まった頃、テレビをつけたら『自分だ!』と思ってドキドキしました。友だちには『観すぎて歌を覚えたよ』と言われます(笑)」。


――「♪これからもずっと~」という、あの莉子さんの歌は確かに耳に残ります。歌は好きなんですか?

「よく友だちとカラオケには行きます。女性アーティストさんとか邦楽ロックとか、いろいろ幅広く歌います。みんなにリクエストされるのは、Aimerさんの『カタオモイ』。なぜか気に入ってもらえました。私も好きな曲で『莉子の声に一番合ってる』と言われます」。

――それはわかる気がします。CMの撮影前は、歌の練習もかなりしたんですか?

「お風呂場で歌ってました(笑)。家族の前で歌うのは恥ずかしいので、シャワーを浴びながら♪フンフンフーン~みたいな感じで」。

――初の写真集「はじめての恋人」は自分で見ると、どんなことを感じます?

「『私、こういう表情をしていたんだ』という発見がありました。撮影したのが8月末で、猛暑日です~ごい暑かった日に、梅田で赤いウールの羽織りもので撮ったときは汗だくになりました(笑)。顔が真っ赤になるくらい暑かったんです」。

――全部地元の大阪で撮ったんですよね?

「基本、家の近くやみんなと遊びに行く場所です。学校の近くのカラオケボックスでも撮りました。馴染みの場所をカメラマンさんとフラッと歩き回りながら撮ったので、いつも通りの自分が出ています」。

――そうみたいですね。

「車で山道を上って、たまたま景色がきれいなところが見つかって撮影したりもしています。そこは私も初めての場所でした」。

――特によく友だちと遊ぶに行くのは梅田とか?

「そうですね。梅田に行って映画を観たり、カラオケしたり、スターバックスに行ったり……。キャラメル スチーマーが好きで、夏場はアイスで頼んでます。あと、河川敷にもよく行きます。きれいな川があって、すごく好きなので」。

――河川敷で何をするんですか?

「ただただしゃべりながら歩きます。たまに1人でも行くことがあって、音楽を聴きながら川を眺めて、満足したら帰ります(笑)」。


 
 

感情を表に出すのが課題ですけど
音楽フェスではノリノリになります

 
 

――写真集は17歳の誕生日に発売されました。

「16歳から17歳になると大人感が増しますね。“セブンティーン”という響きに憧れがありましたけど、いざなってみると、そんなに実感が湧かない感じです(笑)」。

――青春を感じるときは?

「学校でしょうもないことで笑い合っているときですね。普通のことですけど、すごく幸せです。あと、学校帰りにみんなで制服でユニバ(USJ)に行ったりもします」。

――放課後に行けるのはいいですね。

「年パスが切れちゃったんですけど、中1から毎年買っていて、ホラー・ナイトにも行ってました。今年はその前に切れちゃって……。まさかホラー・ナイトに行かない年が来るとは(笑)」。

――他に好きなアトラクションはありますか?

「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドが一番好きです。学校が終わって、それだけ乗りに行って帰ったこともありました。ジェットコースターは大好きで、乗るとアゲアゲになります(笑)」。


――東宝シンデレラといえば女優の登竜門ですが、莉子さんも早く映画に出たいですか?

「今はまだ不安があります。自分的に課題がいっぱいあるので、コツコツ頑張って、ちょっとずつでも克服していくのが、今のところの目標です」。

――そのために、普段からやっていることはありますか?

「私、声が低いんですね。家で発声練習をしていきたいと思っています」。

――自分で映画はよく観に行ってます?

「結構映画館に行きます。最近だと『先生!、、、好きになってもいいですか?』や『亜人』を友だちと観ました。『亜人』は原作を読んだことはなかったんですけど、予想以上に面白くて、次の日に学校で『すごく面白かった!』とみんなに話してました」。

――「&美少女~NEXT GIRL meets Tokyo~」でドラマ初出演したときは、楽しくできました?

「初めて台本をいただいて、初めてのドラマ撮影で、まず緊張がすごかったです。最初は全然うまくいかなくて、ちょっと落ち込んだりもしました。でも、難しいけど楽しかったです」。


――現場ではいろいろ新鮮だったでしょうね。

「ひとつのシーンを角度を変えて何回も撮るのを目の当たりにして、『こういうふうに撮影されているんだ!』という驚きがありました。室内の昼間のシーンを夜に撮ったときは、照明さんが窓に昼間の明るさを作ってらっしゃって、すごいなと思いました。放送を観たら本当に昼間みたいで、1人で感動してました」。

――実際に現場で演技をして、見つかった課題もありました?

「さっき『緊張が周りに伝わらない』と言いましたけど、感情も自分が思っているより出てないことに気がつきました。もっと自分を出していかないと」。

――この冬には何か楽しみなことはありますか?

「年末はいつも音楽フェスに行っていて、それがお楽しみですね。音楽を聴くのが好きで夏フェスにも行って、もうノリノリでしたね。頭を振ったりもします」。

――そういうときは感情が出ているのでは(笑)?

「そうかも(笑)。来年はそういうところを出して、課題を克服していきたいです。また新たな課題も出てくると思いますけど、まずはそこから頑張ります」。


 
 


 
 

福本莉子(ふくもと・りこ)

生年月日:2000年11月25日(17歳)
出身地:大阪府
血液型:B型

 
【CHECK IT】
2016年11月に「第8回『東宝シンデレラ』オーディション」でグランプリを受賞。「NHK高校講座 物理基礎」(NHK Eテレ/水曜14:20~)、大京「住まいも 長生きする国へ。」CMに出演中。写真集「はじめての恋人」(ギャンビット)が発売中。
詳しい情報は公式HP
 
 

「はじめての恋人」(写真/笠井爾示)

 

 

 

 

 

 

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