FRESH ACTRESS 古畑星夏

FRESH ACTRESS 古畑星夏

PHOTO=古賀良郎 INTERVIEW=斉藤貴志

抜群のヴィジュアルでモデルも女優も
「Going!Sports&News」お天気キャスターも大評判

――「Going!~」の父の日特集では「私はてっきり忘れちゃって」とのことでしたが。

「あのあと、帰りにコンビニに寄って、パパにプリンとバームクーヘンを買いました。パパは本当はエクレアが好きなんですけど、なかったので。でも、喜んでくれました。母の日と違って父の日は影が薄いので、忘れちゃうんですよね~(笑)」。

――星夏さんの誕生日もこの取材日時点で目前ですが、ついに20歳ですね。

「早く20歳を迎えたいです。友だちもだんだん20歳になってきて、一緒にごはんを食べながらお酒を飲んでみたいし、みんな『20歳になったら変わる』と言うから、その瞬間を味わいたいなと思います」。

――ドラマでは20歳過ぎの役もやっていて、精神的にはすでに大人な感じ?

「そんなことないです。自分に甘くて、人に頼っちゃったりするので。やらなきゃいけないことがあっても、目の前のことに熱中すると、そっちをやりたくなっちゃうんですよ。携帯や動画を観ちゃったり」。

――テスト前になるとマンガを読み出していたタイプ?

「そうなんです。ヘンに机の周りを片づけたくなったり(笑)。今もそうなので、まだ全然子どもだと思います」。


――「Going!~」の日曜お天気キャスターになってから、周囲も盛り上がってます?

「周りの人はみんな観てくれてますね。私の友だちはあまりスポーツ番組は観ないのに、私が出ているから『毎週観てるよ』と言われて、すごくうれしいです」。

――星夏さん自身は、ああいう番組は観てました?

「観てませんでした(笑)。なので『Going!~』が決まってから、野球の勉強をしに球場に観に行ったりしています。やっぱりテレビで観るより、球場のほうが活気があって、すごく面白いなーと思いました」。

――最初の出演回から阪神の金本監督の誕生日の試合を取材してましたが、それまで野球にはどれぐらい興味が?

「おじいちゃんがすごく野球好きで、今も仲間と集まって自分でやっていて。家が近いので行くと、おじいちゃんが1人でテレビで野球を観ながら、ずっと文句を言ってました(笑)。『今のはボールだろう』とかいろいろ言っているのを、よく聴いてましたね。私はルールもあまり詳しくなくて、打ったら走るぐらいしか知らなかったんですけど(笑)」。

――中学では3年間、バレーボール部だったんですよね?

「でも、お仕事も始めていたので、あまり練習に行けず、ほぼ幽霊部員でした。ぶっちゃけ言うと、バレー部に3年間いて、バレーのルールがわからないんですよ(笑)」。

――そんな部員がいますか(笑)?

「あれってホント難しいんです! 意味がわからない。『なぜ一回ボールが返ったら、後ろの人が入れ替わらなきゃいけないんだろう?』とか、すごく複雑で。選手の人はよく、やりながら自分の次の場所にちゃんと行けるなと思います。バレー部で審判をやらされたときもありましたけど、(ボールがコート内に)入ったか入ってないかわからなくて、適当に『入った』とかやっていたら『キミ!』って怒られたり(笑)」。


――選手としては、得意なプレーとかありました?

「サーブは得意でした。けっこう強かったのかな。いつもアタッカーをやらせてもらっていました。アタッカーは難しいフォーメーションがなくて、動かなくていいので(笑)」。

――運動神経は良いほう?

「普通ぐらいですね。走るのも速くもなく遅くもなく」。

――資料のプロフィールには“普通自動車免許取得”にわざわざ“(MT)”と赤字で強調されていますが。

「本当だ(笑)。親戚のおじさんがすごく車好きで、泊まりに行くと、よく一緒にF1を観ていたんです。スポーツカーをめっちゃカッコイイと思って、おじさんにも『免許を取るなら絶対にマニュアルで』と言われていて。私も難しいとは思わず、ノリで『イケるかな』と。教習所でも『マニュアルのほうが空いていて取りやすいですよ』と言われたから、『じゃあ、マニュアルで』という感じでした。そしたら、わりと楽しくて」。

――あっ、半クラッチとか手こずりませんでした?

「大丈夫でした。運転が大好きになって、無駄に車を動かしたくなったぐらい。マニュアルにして良かったと思います」。

――「Going!~」の話に戻ると、天気予報はサラッとやれているようで。

「まだ全然慣れないですね。後ろに上田(晋也)さんや亀梨(和也)さんがいる前で読むのが、すごくプレッシャー。特に上田さんが乗り出して見ているので、一番緊張します。親も『観ていてハラハラする』と毎週言います(笑)」。


――その日のお天気の原稿はどれぐらい前にもらうんですか?

「出る30分ぐらい前ですね。わりと練習する時間はあります」。

――各地の降水確率とかを把握しながら?

「私のなかではそれどころじゃなくて(笑)、とにかく『噛まないで伝えなきゃ!』という。天気図が出て、ここではこうとか、あまり想像できません。そこまで余裕がまだなくて、原稿を必死に読んでいます」。

肉食女子役と純粋なお嬢様役と
0か100かみたいで楽しいです

――ドラマ出演も続きますね。「ふれなばおちん」では肉食系の役。

「しかも、27歳なんですね。私、まだ27歳になったことがなくて(笑)。プラス肉食女子で、ガツガツ行かないといけない。どうやればいいのか、けっこう大変でした」。

――27歳という部分に関しては、どんなことを意識しました?

「監督には『想像でいい』と言われました。27歳の人はどう恋愛をするのか? 『人に聞かなくていいから、自分が27歳のときにどうなっているか、想像をいっぱい膨らませて』ということで、あとは演技の先生に指導してもらって、引き出しを増やして挑みました」。

――27歳の恋愛をどう想像したんですか?

「やっぱり結婚したいのかな? もう30歳に近いから。焦ってるというか、結婚願望は強い気がしました。それか、もう結婚はスッパリ諦めているのか、どちらかなのかな?」。

――今どきの27歳はそこまでの岐路でもないかもしれませんけど、振る舞いとかも大人っぽく演じたり?

「前にもOL役はありましたけど、高校を卒業してすぐ社会人になって、若いテンションでキャピキャピしていて。27歳だともっと落ち着いて、仕事もできる感じの役だから、話し方や動きも気にしました。あまり早口でしゃべらないとか」。

――肉食っぽいシーンもあるんですか?

「ありました。誘惑して押し倒して、首にキスしちゃうとか(笑)。もちろん初めてやるので、『ど、ど、どうしよう……!?』って感じでしたけど、共演していただいた鶴見辰吾さんが『恥ずかしいと思うとできなくなっちゃうから、何も考えずにやり切ったほうがいいよ』とアドバイスをくださって。それもあって、乗り切れました」。


――今までも恋愛に積極的な役は多かったですよね。

「そうですね。でも、今回は行動する役だったので、やっぱり緊張しました」。

――一方、「時をかける少女」では高校生役。

「高校時代は経験しているので、そっちのほうが自分でいろいろできるかな、というのはあります」。

――こちらで演じる“おじょう”は恋愛に憧れている女の子だとか。

「実際の恋愛は一切したことなくて、好きな男の子はいるけど、妄想していて。『チューって何?』という感じの純粋なお嬢様。それもやったことのない役なので、すごく楽しみです」。

――男性を押し倒す役とは正反対で(笑)。

「0か100か、みたいな(笑)」。

――星夏さん自身は、もし学校か職場で気になる人がいたら?

「自分から告白とか、ごはんに誘ったりは絶対できないと思います。なので、何となく匂わせて周りの人に言ってもらったりして、向こうから来てほしいです」。

――さっき出た結婚については、今どんなふうに考えていますか?

「タイミングが合えば、若くても遅くてもいいなと思います」。


――タイミングが合えば、明日でも?

「はい。そういうタイミングはないですけど(笑)。でも私、人と一緒に住むことが想像できなくて。結婚したら、一緒に住まなきゃいけないじゃないですか」。

――嫌々みたいな言い方ですね(笑)。

「一番気になるのが、トイレのタイミングなんです。自分の後に入られたらどうしよう、とか。同棲している友だちに聞くと『全然平気』と言いますけど、そういうふうに思える人が現れるのかな? まだ私のなかで漠然としていて、あまり結婚の想像はできません」。

――その辺もまだ、大人までの境い目なのかもしれませんね。ちなみに役幅も広いなか、見た目では実年齢より上か下か、どう見られがちですか?

「すっぴんだと幼く見られて、制服を着ても『高校生に見える』と言われます。でも、27歳の役でメイクして洋服を着たら、それなりに見えて……という感じですかね。たぶん基本は幼い顔をしているから、下に見られることが多いです」。

――星夏という名前は、やっぱり夏生まれだから付けられたんですか?

「そうです。気に入ってます」。

――夏自体も好きで?

「一番嫌いです(笑)。暑いだけで体がダルくなるじゃないですか。それで気分も下がるので」。

――じゃあ、夏の休日の過ごし方というと……。

「外には出たくないです。出るとしても、涼しい場所に行きたいです。映画館とか。でも、夏祭りはすごく楽しみ。夜で涼しくなっているから」。

――去年は夏祭りに行きました?

「行きました。ひたすら屋台のごはんを食べました(笑)。鉄板のステーキとか、あんず飴とか、ベビーカステラとか。そういうのが大好きです」。


――普段はモデルとして、食事にも気を配っていたり?

「中学生のときはいくら食べても、何時に食べても全然太らなかったんです。でも、高校生になったら体質も変わってきて、気をつけなきゃと思いました。ずーっと制限するのはキツイし、続けられなくなっちゃうので、たとえば夜ごはんをみんなで食べに行くとしたら、朝と昼はセーブしたり。楽しみは残しておいて、その前に頑張る感じです」。

井上編集長「しっかりしているA型ですか?」。

「B型です。Aって初めて言われました。『しっかりしてる』と言われることがあまりなくて。めっちゃうれしいです」。

――実はしっかりしてないと?

「全然しっかりしてません。今はお仕事モードですけど、たぶん長くなるとボロが出ます(笑)。基本的に適当な部分はちょっと強いかな」。

――部屋が片付いてないとか?

「もうヤバイですね(笑)。とりあえず出るときは、パジャマとか全部脱ぎっぱなしで『帰ってきてから片づけよう』という。常にきれいではないですね」。

――趣味はプロフィールでは“音楽鑑賞、DVD鑑賞、靴集め”となっていますが、最近の新たなハマりものとかはあります?

「You Tubeを観ることですね。ニキビを潰す動画があるんですよ。ニキビを潰すときって、気持ち良くないですか? プチッと出た瞬間とか。あれがエンドレスにある動画が、めっちゃ面白いんです!」。

――そうですかね(笑)?

「ニキビの取り方もいろいろあって、なかなか出なくて、ニュルッと出るのが好きです(笑)」。

――モデルさんがやったらダメなやり方では?

「そうなんです。でも、ニキビは潰したくなっちゃいますよね(笑)。潰したらケアしてほしいと思いますけど」。

――じゃあ夏のオフの日は、冷房のきいた部屋でニキビを潰す動画を観て(笑)。

「すごく面白いので観てほしいです。ハマります(笑)!」。

 


 
 

古畑星夏(ふるはた・せいか)

生年月日:1996年7月8日(19歳)
出身地:東京都
血液型:B型

 
 

【CHECK IT】
2009年に第13回ニコラモデルオーディションでグランプリを獲得し、「nicola」(新潮社)の専属モデルとして約4年間活動。2013年8月からは「Seventeen」(集英社)の専属モデルに。女優としても映画「近キョリ恋愛」、「青鬼」、「夏ノ日、君ノ声」や、ドラマ「きょうは会社休みます。」(日本テレビ系)、「ラーメン大好き小泉さん」(フジテレビ系)、「仮カレ♡」(NHK BSプレミアム)などに出演。2016年4月から「Going!Sports&News」(日本テレビ系/土・日曜23:55~)に日曜お天気キャスターとして出演中。ドラマ「ふれなばおちん」(NHK BSプレミアム/火曜23:15~)、「時をかける少女」(7月9日~、日本テレビ系/土曜21:00~)に出演中。2017年2月公開の映画「一週間フレンズ。」に出演決定。
 

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