FRESH ACTRESS 平澤宏々路

FRESH ACTRESS 平澤宏々路

PHOTO=松下茜 HAIR&MAKE=石川尋美
INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

中学生になったばかりの12歳
「浦安鉄筋家族」ののり子役で大暴れ

 
 

――宏々路さんは4月に中学生になったばかりですが、小学校の卒業式はどんな感じだったんですか?

「みんなで写真を撮ったり、特別に先生とLINEを交換させてもらって、和気あいあいと笑顔で卒業できました」。

――中学生活はまだ実質始まってない状況だと思いますが、何か楽しみなことはありますか?

「プログラミングを習いたいです。パソコンを使った授業があるらしくて、そのときに教えてもらいたいです。あと、部活は卓球部に入りたいです」。

――特技に“エア卓球”がありますよね。映画「ミックス。」で新垣結衣さんが演じた主人公の幼少期の天才卓球少女を演じていて……。

「映画の撮影のために卓球の練習をたくさんしたんです。それからオーディションの特技披露で、エア卓球をするようになりました(笑)」。


――新しい文房具も揃えたんですか?

「筆箱やシャーペンとか、スクールバッグに合うようなものを全部揃えました。私は性格がボーイッシュなところがあるので、せめて小物だけでも女の子っぽくしようと思って(笑)、筆箱をピンクにしたり、パステルカラーのものを集めました」。

――放送中のドラマ「浦安鉄筋家族」に5話から出演しますが、原作は人気漫画。宏々路さんは漫画は読みますか?

「めちゃくちゃ読みます。昔の『ガラスの仮面』が好きで、(文庫版で)27巻まで全部集めました」。

――女優さんの物語ですね。

「共感できる部分があったり、『すごいな』と思いながら読んでいます」。

――主人公のマヤが舞台の饅頭を食べる場面で、泥団子にすり替えられていたのを、おいしそうに食べたりしてました。

「あのシーンは『女優魂ってこういうことなのか』と思いました。そうなったら、やるしかない。何より作品のために……という気持ちは好きですね」。

――ツイッターでアニメのキャラクターグッズに触れていたこともありました。

「私の周りの友だちが『鬼滅の刃』にハマっていて、私も好きなので、炭治郎や禰豆子ちゃんのキーホルダーや缶バッジを集めています」。


――胸キュンの少女漫画は読まないんですか?

「胸キュンはまだわからないです(笑)」。

――これからですかね(笑)。「浦安鉄筋家族」は知ってました?

「今回のドラマ出演が決まってから読んで、アニメも観ました」。

――だいぶぶっ飛んだギャグ漫画ですが、小学生の女の子が読んで、どう思いました?

「『これを実写化できるのかな?』と思いました(笑)。でも、面白かったです」。

――宏々路さんが演じる西川のり子はツインテールの小学生で、ドラマ版で主人公の大沢木大鉄の次男・小鉄の同級生。

「元気でハッチャケていて、小鉄たちと遊んでいるシーンを演じていると、自分と似ていると思いました。私も外で遊ぶのが本当に好きで、男女関係なく一緒に鬼ごっこをするので(笑)。周りからもよく『活発だね』と言われます」。

――原作だと、のり子は大阪から転校してきて、いきなり小鉄とケンカを始めました。

「ドラマでも最初からそのシーンで、パンチやデコピンをしました(笑)」。

――1話から大沢木家では激しい乱闘が繰り広げられてますが、小鉄とのり子のケンカもああいう感じ?

「だいぶ暴れました(笑)。机の上に乗ったり、物を投げたり、小鉄に頭突きをしたり(笑)。お互い石頭なんですよね」。


――宏々路さんも活発とのことですが、実際に男子とケンカしたことも?

「いえ。私は絶対ケンカはしたくなくて。暴力では何も解決しないと思うので、ケンカになりかけたら、とりあえず一回話し合いをします」。

――12歳で大人ですね~。その分、役では振り切って暴れたわけですか?

「小鉄くん(斎藤汰鷹)が『来い!』みたいな感じだったから、思い切り行かせていただいて、楽しかったです。パンチが当たったときは『オーッ!』となりましたけど、自然な雰囲気でできたと思います。私も1話を観て『こんな感じなんだ!』と驚いたので、私たちのシーンはどうなっているのか楽しみです」。

――関西弁は馴染みました?

「方言の台詞の音源をいただいて、家で聴いてイントネーションを覚えて、現場でスタッフさんが関西の方が多いので細かく直してもらうことが多いです。話しながら聴きながら自然に覚える感じでした」。

 
 

面白くするためにバラエティの動画を観て
ツッコミ方や間の取り方を勉強しました

 
 

――のり子はヤンチャでも、かわいいところもありますね。

「そうなんですよ。キャラが強いんですけど、小鉄を完全にやっつけない程度にしているのがかわいくて。この役をできて嬉しかったです」。

――学校のシーンが多いんですか?

「そうですね。教室では出演者がみんな小学生なので、私が一番年上なんです。初めは『引っ張らないといけないかな』と思っていました。でも、小鉄が容赦なくグイグイ来るから、こっちもグイグイ行けて、年齢関係なく本当の同級生みたいな感じでした」。


――演技的に難しいところはありませんか?

「これだけ元気で暴れる役は演じたことがなかったので、お芝居に積極的に参加するようにしました。面白いキャラでいるためにはどうしたらいいかも考えました」。

――面白くするためにしたこともあるんですか?

「山田花子さんのバラエティの動画を観ました。YouTubeでコメディをいろいろ調べていたら出てきて、面白いし関西弁の練習にもなると思ったんです。間やリアクションを見て、ツッコむところや声のトーンに活かせた気がします」。

――原作ではのり子は家事を何でもこなしますが、宏々路さんはその辺は?

「最近ちょっと料理にハマっていて、パスタを作ったりしています。ちゃんとソース作りからして、この前は海鮮パスタを作って、友だちと一緒に食べました。喜んでもらえて、我ながらうまくできたんじゃないかと思います(笑)」。

――料理で失敗したことはありませんか?

「初めに作る予定だったものと、違うものができたことはあります(笑)。オムライスを作ろうとしたら、よくわからないものが完成して、『これは何だろう?』という(笑)。でも、味はおいしかったです」。

――卵がライスを包む感じにはならなかったわけですか?

「はい。オムライスとしては失敗して、新しい卵料理ができました(笑)。卵は最初から崩れちゃいましたが、食べたら味はオムライスと同じでした(笑)」。

――それから、映画「水上のフライト」にも出演。事故で歩けなくなったヒロインがパラカヌーに挑む物語で、宏々路さんが演じた里奈もカヌーをやっていて。練習したんでしょうけど、うまく漕げていたようですね。

「初めは怖かったです。不安定でプルプルしちゃうし、前に進むのもままならなくて、ビクビクしながらやっていたんですけど、先生にコツを教えてもらって、3回目の練習から、ちゃんと動かせるようになりました」。

――それはかなり覚えが早かったのでは?

「そうみたいです。一回も川でひっくり返らなくて、自分では頑張ったと思います。運動は得意なので、活かせたかもしれません」。

――里奈はいつも小さなカメラをぶら下げて、写真を撮ってました。

「現場に入ったら里奈用のカメラを渡されて、『自由に撮ってください』と言われたんです。それで撮影の合間にいろいろ撮っていたら、その写真を監督が気に入ってくださって、エンドロールで使っていただきました」。

――どんな写真を撮ったんですか?

「子どもたちのチームでカヌーに乗っているところとか、ロケ場所の川とか道とか。(ヒロイン役の)中条あやみさんも写ってくださいました」。


――劇中では里奈は中条さんが演じる遥に「お姉ちゃん」と懐いてました。現場でもそんな感じでした?

「中条さんはとてもフレンドリーな方で『どんな写真を撮ったの?』と話し掛けてくださって、本当にお姉ちゃんのようでした。杉野(遥亮)さんもお茶目な方で、ビリビリペンを買ってきて、スタッフさんたちに仕掛けてました(笑)。それも私がカメラに収めました」。

――試写はもう観ましたか?

「はい。カヌーのシーンはすごく映像がきれいでした。現場では乗ってる側でわからなかったんですけど、湖の水とか『こんなにきれいだったのか』と思いました」。

――「水上のフライト」というタイトルは、里奈が湖で練習している遥を見て「空を飛んでるみたい」と言った台詞と繋がっているんですよね。

「そうなんです。本当に湖の水が透明で空が映っていて、カヌーが飛んでいるみたいで、深い台詞を言わせていただきました」。

――今は家にいることが多いと思いますが、どんなことをしてますか?

「時間があるので、踊ったり歌を覚えています。ボカロの速い曲とか、アニメの難しい曲とか。最近だと『鬼滅の刃』の『紅蓮華』や『ヒロイン育成計画』を歌って、踊りも合わせて一緒に練習しています。せっかくなので、上手くなれればいいなと思って」。

――学校が始まったら、やりたいことはありますか?

「お友だちをいっぱい作って、中学校でしかできないことをしたいです。制服で写真を撮るとか。お仕事でも新しいことにどんどんチャレンジしていきたいですけど、普通に学校生活もワイワイやりたいです」。

 
 


 
 

平澤宏々路(ひろさわ・こころ)

生年月日:2007年9月21日(12歳)
出身地:東京都
血液型:B型
 
【CHECK IT】
2009年にCMでデビューして、子役として様々なドラマ、映画に出演。主な出演作はドラマ「わたし旦那をシェアしてた」(読売テレビ・日本テレビ)、「博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?」(FBS福岡放送)、映画「貞子3D2」、「BLEACH 死神代行篇」、「ミックス。」など。ドラマ「浦安鉄筋家族」(テレビ東京系/金曜24:12~)に5月8日(金)放送の5話より出演。映画「水上のフライト」(公開日未定)に出演。
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ドラマ24「浦安鉄筋家族」

詳しい情報はドラマ24「浦安鉄筋家族」公式サイトへ
 

 

 

 
 

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