FRESH ACTRESS 川島鈴遥

FRESH ACTRESS 川島鈴遥

PHOTO=名児耶洋 INTERVIEW=斉藤貴志

話題の連続ドラマW「賢者の愛」に出演
14歳美少女は外見と中身にギャップ?

――小学3年生でデビューした鈴遥さんですが、当時はどんな気持ちで仕事をしていたんですか?

「最初は人に言われてやる感じで、自分からやっていたわけではなかったです。中学生になってから、このお仕事を本格的にやりたいと思ってきました」。

――心境の変化があって?

「同じ事務所の方がいろいろな作品に出ていて『やっぱりすごいな』と思ったのと、自分と同じ世代の人たちが活躍しているのを見て、ライバル心が出ました。オーディションを受けて落ちてしまった役を、他の子が演じているのを観ると悔しい……というのがひとつですね」。

――負けず嫌いなんですか?

「それはあります。友だちと何かするときも、必ず自分が一番うまくやりたい気持ちは強いです。LINEの『クッキーラン』というゲームとか、勝つまでやめられないです(笑)」。


――兄弟とも張り合ったり?

「弟が1人いて、いつも競ってます。おばあちゃんちが近くて、よく2人で行くんですけど、走ってどっちが先に帰れるか、とか」。

――弟さんとはいくつ違い?

「5歳です(笑)」。

――中3が小学生とそんな競争を(笑)。事務所はスウィートパワーですが、他の人みたいにスカウトされたんですか?

「私のおばさんと事務所の方が知り合いで、おばさんが私の写真を見せてくれたみたいで、社長に呼ばれて所属することになりました」。

――街で声を掛けられた、とかではないんだ。自分でも小学生なりに芸能界に興味はあったんですか?

「そうですね。堀北真希さんがすごくきれいだなーと、ずっと思ってました。『クリニカ』の歯みがきのCMとかを観て。事務所の先輩だとは、所属するまでわからなかったんですけど」。

――今までの仕事で、自分にとって特に大きかったものというと?

「最近のHuluの『フジコ』で、殺人鬼役の尾野真千子さんがお母さんで、ぶたれたり蹴られたりしたんですけど、実際は強くやられてないのに、そう見せるのが難しいと思いました。表情を作ったりして」。


――他にも鈴遥さんは、ひどい目に遭う役が多いですよね。縛られたり首を絞められたり(笑)。

「多いですね。でも性格が関係あるのか、そういうのがイヤだとは感じないんです(笑)。そんなに抵抗はなかったですね」。

――我慢強い、ということ?

「責任感というか、『これは成し遂げたい』という気持ちは強いです」。

――マラソン大会とかも頑張るタイプ?

「最初は頑張るんですけど、疲れに負けます(笑)。マラソン大会では自分の気持ちに素直になって、遅れていきます(笑)」。

――「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」にゲストで出たときも印象的でしたが、ああいう生意気な口のきき方は地ではないですよね(笑)?

「いや、けっこう地も入っているかなと思います(笑)」。

――そうなんですか? 優等生イメージなのに。

「違うと思います。どちらかというとヤンチャ系です(笑)。お母さんとよくケンカします。『勉強しなさい!』『今やろうとしてたのに!』って、どんどんヒートアップして(笑)。反抗期ですかね?」。

――「部屋を片付けなさい」とかも言われたり?

「それでも怒られます。部屋はモノが散らかって、足の踏み場も少なくてヤバイので(笑)」。

――ドラマや映画は自分でも観るほうですか?

「観ます。沢尻エリカさんが好きで、『1リットルの涙』をDVDで観て、1話ごとに泣きまくりました。沢尻さんが病気のことを告げられて、1人で部屋で泣いてるシーンとかグッときました」。

――沢尻さんのどんなところが良いと?

「まず外見がきれいでカッコよくて。あと、演技がすごく自然で、自分で好きなようにやっているところに憧れます」。

――鈴遥さんは8月20日スタートの「賢者の愛」に出演しますが、主人公の高中真由子の中学時代の役ということで、お嬢様なんですよね?

「みんなに愛されている感じです。学校から帰ってきて庭に出たらハチがいて、みんなが刺されないように囲んでくれたり」。


――初恋の人を奪った親友の息子を20年かけて調教していく復讐劇ですが、台本をひと通り読んで、どんなふうに思いました?

「1話を読んだら、すぐ2話を読みたくなりましたけど、やっぱり難しいなと感じました。ストーリーが複雑で、いろいろな人の感情があちこちに現れていて。『現実にもこんなことがあるんじゃないか?』と思うところがけっこうありました」。

――恋の恨みは怖いと?

「はい、怖いですよね(笑)」。

――鈴遥さんも親友と何かでモメることはあります?

「親友はまだいないんですけど、最近、友だちと嫉妬がきっかけでケンカはしました」。

――おっ? それって……。

「友だち同士の嫉妬ですけど。私自身は特別に仲いい子がいないので、そんなに執着心はないかなと思います」。

 
 

部屋で演技の練習をして泣き顔になって
お母さんを驚かせるのが好きです(笑)

 
 

――真由子は“奥手で素直なしっかり者”という設定ですが、鈴遥さんに当てはまるところはあります?

「自分ではよくわからないんですけど、周りにはしっかり者と言われるので、そこは合っているのかなと思います」

――学級委員タイプ?

「小学生の頃はよくやらせていただいてました。もともとやろうとは思ってなかったんですけど、やりたがらない人が多いので、『じゃあ、私がやろうかな』って」。

――クラスをまとめていたわけですか。

「けっこう男子に注意はしてました。ヤンチャな子が多かったので『うっせーな!』とか言われましたけど、そうすると先生がその子たちを叱るので『しめしめ』という(笑)」。

――中学では学級委員はやってないんですか?

「全然やってないですけど、何か頼まれるとやり遂げたいので、そういうところを見てる子が“しっかり者”と言ってくれるのかなと思います。学校に教育実習生が来て、最後の日に先生から『色紙を書いて渡して』と急に頼まれて、みんなに回して『空いてる時間に書いて』と言いました」。


――学級委員でもないのにそういうのを頼まれるのは、信頼されているからでしょうね。学校ではおとなしいか、活発かと言ったら?

「活発なほうだと思います。昼休みにごはんを食べるとき、他のクラスは2・3人で食べてますけど、うちのクラスではもっと多い人数で食べていて。授業が自習になったり、遊べないはずだった友だちがやっぱり遊べることになると『オーッ!』となって騒ぎます。ヘン顔もいっぱいします(笑)」。

――やっぱりイメージと違う(笑)。

「よく言われます(笑)」。

――夏休みはどんなふうに過ごしているんですか?

「合唱部に入っていて、練習があるんです。顧問の先生が毎回、ケーキとかを作ってきてくれるので、それが楽しみです(笑)」。

――歌が好きなんですか?

「好きです。ちょっと音痴と言われることも多かったので、それを克服したかったのも、合唱部に入ったもうひとつの理由です」。


――克服できました?

「そうですね。合唱はお腹から歌うので、それをカラオケでやると、けっこう良い点数が出ます(笑)。最近はHYさんの『366日』とか歌ってます」。

――夏休みの練習はコンクールに向けて?

「はい。日本語でも英語でもない外国語の歌を練習しています」。

――部活以外でオフに地元にいるときにすることは?

「インドアなので、お友だちのうちに行って、ホラーのDVDを観たりしてます」。

――ホラーは平気なんだ。

「怖いんですけど、みんなで『キャーッ!』となって観るのが楽しくて(笑)」。

――どんなホラーを観るんですか?

「最近だと『ムカデ人間』とか」。


――げっ。マジですか!?

「グロいのが好きです(笑)。『ウォーッ!』みたいな感じで。口では『1人でお風呂に入れなくなる』とか言ってますけど、入ってます(笑)」。

――怖いものはないんですか?

「ないですね。あっ、虫はちょっと苦手です。ゴキブリとか無理。出たら叫びます(笑)」。

――ロケで虫が飛んでくることもないですか?

「蚊は平気で、ちょうちょも遠くから見るとかわいいですけど、いざ目の前にビュンと飛んできたら、もう『ハアーッ……』みたいな(笑)。怖いです」。


――蝶は怖いけど「ムカデ人間」は観ると(笑)。

「そうですね。テレビなので(笑)」。

――あと、プロフィールの趣味欄には“合唱”と並んで“自分磨き”とありますが、今磨いていることは?

「脚が細くなるようにスクワット3分間とか運動したり、マッサージをやっているのと、さっき言った沢尻エリカさんの『1リットルの涙』を観て、部屋で自分で同じシーンを演じています」。

――部屋で1人で泣いてたりするんですか? お母さんが入ってきたら……。

「でも、驚かせたいので。その泣き顔のまま降りて行って、『何かあったの?』と言われて心配そうな顔を見るのが、ちょっと好きです(笑)」。

――そのためにもリアルな演技をしないと(笑)。では最後に、七夕は終わりましたが、短冊に書きたいような願いごとはありますか?

「勉強ができますように。今年で義務教育ではなくなるので、頑張らないと。国語は得意で、漢文や古文は好きです」。

――レ点とかあって「子曰」みたいなのが。

「単純に面白いなと思います。願いはあと、皆さんに知られる有名な女優さんになることです」。


 


 
 

川島鈴遥(かわしま・りりか)

生年月日:2002年3月17日(14歳)
出身地:栃木県
血液型:AB型

 

【CHECK IT】
2010年2月にドラマ「特上カバチ!!」(TBS系)でデビュー。これまでにドラマ「華和家の四姉妹」」(TBS系)、「ホリック~xxxHOLiC~」(WOWOW プライム)、「八重の桜」(NHK)、「半沢直樹」(TBS系)、映画「リアル~完全なる首長竜の日~」、「恋する♥ヴァンパイア」などに出演。8月20日(土)スタートの連続ドラマW「賢者の愛」(WOWOW プライム/毎週土曜日22:00~)に出演する。
 

詳しい情報は公式HPへ

 
 

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