PICK UP IDOL 清井咲希(たこやきレインボー)

PICK UP IDOL 清井咲希(たこやきレインボー)

PHOTO=古賀良郎 INTERVIEW=斉藤貴志

大阪発4年目でメジャーデビュー
センターを張って女優デビューも

――原宿でスカウトされてスターダストプロモーションに入ったそうですね。

「そうなんです。東京に家族と遊びに来て、お洋服が好きやったんで竹下通りに行って。帰ろうとして電車の切符を買っていたときに、声を掛けられました。『えっ?』となって、もらった名刺の裏を見たら、すごい女優さんがいっぱいおる! ももクロ(ももいろクローバーZ)姉さんもおる! 『とりあえず明日面接があるので来てください』と言われました」。

――たこやきレインボーにはちょっと遅れて加入して。

「その面接でいろいろやって、『大阪に住んでいるんですよね? たこやきレインボーというグループが大阪にあるので、一度ライブを観に来て』と言われて、行ったんです。ポーッと観ていたら、理事長に呼ばれて楽屋に連れていかれて『この子、グループに入ります』と言われました(笑)」。

――いきなり?

「そのまま『ステージに上がっちゃいなよ』と言われて、上がって、今に至ります」。

――不動のセンターとなって。

「いやいや! そんなそんな! ほんまにポジションがただ真ん中なだけなので」。

――あまり”前へ前へ”という性格でもないんですか?

「関西人なので、みんな前には出ます。だから私も普通に行きますけど、それやったら(彩木)咲良のほうがポイポイと行くタイプで」。


――たこ虹に入って、自分が変わったと思う部分はありますか?

「ライブに対して『頑張ろう』とか、『来てくれたお客さん全員を楽しませよう』とか、そういうのは思うようになりました。だから前日も『あそこはこうやろう』、『MCでこんなことを言ったら盛り上がるかな?』、『ここでこんなコールを入れたらいいかな?』とか、いろいろ考えていくようになりました」。

――性格も変わりました?

「前は自分のことをあまり言わんと、静かにしているタイプというか」。

――やっぱりおとなしかったと?

「たぶんそんな感じやったんですけど、今はみんな個性が出てきて、全員が前に出て意見を言えるようになったなか、私も最年長なので。(堀)くるみと同い年やけど、生まれたのが4ヵ月前なんです」。

――最年長っぽいこともしていたり?

「全然してないです(笑)。くるみがリーダーなので。でも、MCをくるみと2人でやったりしてます」。

――たこ虹で活動して、楽しいことはいっぱいあると思いますが、悔しいことや苦しいこともありました?

「あったんですけど、ほんまにそれを忘れるぐらい、楽しいことがいっぱいあるんです。大バコでライブをやらせてもらったり、今回メジャーデビューさせてもらうのもうれしいし。そっちのほうが印象に残りすぎて、『辛かったな』というのは覚えてません。でも、一番悩んだのは『自分はどう行けばいいのかな?』と。みんなすごく個性があるんですよ。くるみやったらツッコミが多くて、リーダーらしくしっかりしているし。(春名)真依はアイドルらしくて、”みんなの子分”で妹キャラ。咲良は自分大好きで、クラスに1人はいるアホやけど(笑)、美人でかわいい。れんれん(根岸可蓮)は天然で、ダンスがパワフルな元気っ子。そう考えたら、自分には個性がないな……と思って」。

井上編集長「王道のかわいいキャラでいいのでは?」。

「ほんまですか? そういうので一時期『どうしようか?』と思って、今も正直悩んでます。でも、逆に他のメンバーを目立たせるようにするのもいいし、自分のキャラはこれからどんどん探していこうと思います」。

――自分に大阪人の血を感じることはありますか? ボケたりツッコんだりとか。

「しますよ! 最近よくプライベートでメンバーにツッコんでいたり。でも、みんなに『ボケるところはボケとる』と言われるので、どっちも派?」。


――習いごとはいろいろやってきたんですよね?

「めっちゃやってました! 水泳、シンクロ、新体操……。親もけっこうスポーツができるスポーツ家族だったので、私もいろいろと習いに行きました」。

――水泳で大阪の何位に入った、とかは?

「あったかな? 忘れちゃった。たぶんないかな(笑)。でも運動は得意で、メンバーのなかで一番できる自信はあります」。

――あまりそういうイメージはありませんが(笑)。

「そう言われます。でも、一番できるんですよ! 体力もあるので、いっぱい踊っても大丈夫です」。

――エイベックスからのメジャーデビュー曲「ナナイロダンス」のレコーディングでは、今までと違うところはありました?

「メジャーデビューやから大切に歌わへんとあかんし、来るスタッフさんも変わったから、ちょっと緊張しました。間違えたらあかんなと」。

――曲調も今までと変わりました。

「そうですね。関西弁がなかったり」。

――自分で普段聴いているのは、どんな音楽ですか?

「いろいろな曲を聴いてます。ジブリの音楽のオルゴール・メロディとか、ディズニーの曲を女の人がポップに歌ったのとか。ももクロ姉さんやエビ中(私立恵比寿中学)姉さん、(チーム)しゃちほこ姉さんも聴くし、洋楽もけっこう聴きます」。

――どんな洋楽アーティストを?

「テイラー・スウィフトさん、アヴリル・ラヴィーンさんとか、ほんまに有名な人たちです。ワン・ダイレクションさんも。あと、K-POPも聴きます。少女時代さんとか」。


買い物は7時間かかるので
1人でしか行けません(笑)

――咲希さんはドラマ「大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語」(関西テレビ)で女優デビューもしました。

「そうなんです。スカウトされてから、芸能界では女優さんの仕事を一番やってみたかったので、お話をいただけてうれしかったです」。

――オンエアは観ました?

「観ました。でも『もっとできたんちゃうかな?』となって、反省点やダメなところしか出てこんくて。表情が固まっていたし、台詞もぎこちないし、『撮り直したい!』とずっと思っていました」。

――本人が観ると、そういうふうに見えてしまうのかも。第三者が観たら気にならなくても。

「ファンの人も『観たよ』と言ってくれたり、地域的に『俺んとこは観れんかったわ』とも言っていただけたので、もっと頑張りたいです。アイドルと女優とどっちもできる人になれるように」。

――家出少女の役だったんですよね。

「はい。家出とかしたことないから(笑)、ちょっと難しかったかな。泣くシーンもあって、前の日は1人でホテルに泊まって『どうしよう?』って、ずっといろいろ考えてました」。

――ドラマや映画は自分で観るのも好きですか?

「洋画が好きです。特にアクション映画がめっちゃ好きなんですよ! 『ミッション:インポッシブル』とか『スパイダーマン』とか。あと、『アントマン』って知ってます?」。

――身長1.5㎝のヒーローですね。

「あれがめっちゃ面白かったです。そういう系が好きです」。

――スポーツが得意なら、自分でもアクションものをやりたいとか?

「はい。いつかは。ライブでもアクションを見せたいと思ってます」。

――プライベートでは今のハマりものはありますか?

「ショッピングがすごく好きです。お洋服とか1人で買いに行ったりします」。


――オシャレなんですね。

「そんなこともないですけど、雑誌とかもいっぱい見てます。ただ、めっちゃ優柔不断なんですよ。メンバーとごはんを食べに行っても、1人で何にするか悩んで、みんなを困らせていて。お買い物も6時間とか7時間とか普通にかかります(笑)」。

――それはなかなか(笑)。

「だから、1人でしか行けないんです。歩かせちゃうから。でも、自分はショッピングだったら、どこまでも歩けて辛くないです。見るのが楽しいから。あとハマっているといえば、ももクロ姉さんが大好きで、アルバムの新曲の『白金の夜明け』とか『WE ARE BORN』とか、めっちゃ聴いてます!」。

――推しはいます?

「ハコ推しですけど、芸能界での憧れは(百田)夏菜子ちゃんで、人として尊敬するのがしおりん(玉井詩織)。だから、ももたま推しなんです。しおりんみたいな人になりたくて、夏菜子ちゃんみたいなアイドルになりたい。夏菜子ちゃんの笑顔、いいじゃないですか~」。

井上編集長「清井さんの笑顔も匹敵します」。

「さっきから、そんなん言っちゃって(笑)。一度、ももクロ姉さんのライブの現場スタッフとして働きたいです(笑)」。

――それと、ロンドンとローマに家族旅行してきたそうで。

「行ってきました。イギリスは親戚がおるんで会いに行って、イタリアはお父さんがけっこう行っていて、『ごはんがおいしいから』ということで」。

――ブログにいろいろ写真が上がってましたが、特にお気に入りだった場所は?

「みんな”真実の口”を知らないんですけど、私のなかではめっちゃ良かったです。ウソはついてないので、手をツッコんで出せました(笑)」。

――名作映画の『ローマの休日』を観ていて?

「話を聞いただけで、映画自体は観てないんですけど、出てくる場所は知ってました。スペイン階段にも行って、ちょっと工事中やったけど、ジェラートもいっぱい食べて、幸せでした」。


――海外で優雅なお嬢の休日だったようで。

「いやいやいや! 絶対お嬢じゃないですから! お金持ちではなくて、本当に庶民です。省エネでコンセントとかめっちゃ抜きますもん(笑)。節約大好きです。海外はそんな何回も行けませんけど、次はメンバーと行きたいですね」。

――たこ虹で行くなら、どこがいいですか?

「もう一回ヨーロッパに行きたいです。フランスは行ってないので、パリでお洋服を買ったり。あと、ハワイでみんなで海に入ったり。映画で観るニューヨークにも行きたいです」。

――大阪から世界で活躍できたらいいですよね。

「たこやきレインボーでは、最終目標の甲子園ライブに近づいていきたいです。今の目標は春のZeppツアーを成功させること。それで、女優としてはいろいろな役をできるように。人に感動を与えたいのは、アイドルとしても女優としても同じです」。
 
 


 
 

 
 

清井咲希(きよい・さき)

生年月日:1999年8月5日(16歳)
出身地:大阪府
血液型:B型
  

【CHECK IT】
2012年にスターダストプロモーション所属で関西在住の女子中高生により結成された5人組・たこやきレインボーのメンバー。2013年にシングル「オーバー・ザ・たこやきレインボー」を関西地区限定で発売してCDデビュー。4月13日(水)にエイベックスからメジャー1stシングル「ナナイロダンス」を発売する。4月23日(土)より「たこやきレインボー Zepp Tour~ナナイロダンスパーティー~」を東名阪で開催。また、2月にソロ活動でオムニバスドラマ「大阪環状線 ひと駅ごとの愛物語」(関西テレビ)の7話にヒロイン役で出演して女優デビューした。
 
 

詳しい情報はたこやきレインボー公式HPへ

 
 

メジャー1stシングル「ナナイロダンス」のMVはこちら!

 
 

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