PICK UP ACTRESS 黒崎レイナ

PICK UP ACTRESS 黒崎レイナ

PHOTO=小澤太一 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

「初めて恋をした日に読む話」に
ノリのいい女子高生役で出演中

 
 

――今日の服は黒のワンピースですね。

「大人になったので(笑)。前はカジュアルなテイストやパーカーが好きだったんですけど、徐々に黒とかフォーマル系のお洋服を着るようになりました」。

――そういえば、去年の11月で20歳になりましたね。

「責任感が出てきました。もともと長女で面倒見が良い姉っぽさはあったと思いますけど、周りから大人として見られる年齢になったので、言葉遣いや考え方を改めるようになりました。取材でも子どもっぽさが出ないように、テンションが上がると語尾がフワンとハネ上がるのを抑えたり、ちょっと上品な言葉を入れようとしています(笑)」。


――19歳と1歳しか違いませんが、20歳になったことは大きかったですか?

「ずっと大人になりたかったから、『やったー!』という感じでした。20歳になれば、お仕事の制限もなくなるし、私生活でも書類とかを自分で作れて、周りに気を使われなくなるので。でも、実際に20歳になると『10代はあれで良かったのかな?』とも、少し思いました」。

――何か10代でやり残したことが?

「楽しみましたけど、制服でディズニーランドに行くとか、文化祭をエンジョイするとか、学生が普通にインスタに載せるようなことを(笑)、もうちょっとやっておけば良かった……というのはあります」。

――演じる役はまだJKが多いですね。

「はい。年齢を重ねると、だんだん学生役はできなくなると思いますけど、私は童顔だし、メイクしなければ中学生役もまだいけるので(笑)、今のうちに楽しみたいです」。

――最終回が近づくドラマ「初めて恋をした日に読む話」では、エトミカこと江藤美香(吉川愛)の友だちの田島さくら役。彼女たちはいいとこの高校のイケイケグループという感じでしょうか?

「お嬢様の学校なんですけど、私たちのグループはカーストで言ったら1軍みたいなところにいて、キャッキャしているJKです」。

――「高校生で制服で合コンをやるんだ」と思いました。

「『高校生で合コンってあるの!?』って、私もビックリしました。私が高校生のときは、合コンなんて単語は頭の隅にもありませんでしたから。でも話を聞くと、高校生でもやる人はやるらしくて、マセてるなと思いました(笑)。恋をしたい年ごろだから、出会いを求めているのかな?」。

――田島さくらはイヤリングをしてますね。

「最初に衣装合わせをしたとき、“キャラものをたくさん付けている子”みたいなイメージがあって、そこから徐々に変わりました。あの3人の役柄だと、吉川愛ちゃんが大人っぽくて、加藤小夏ちゃんがナチュラル。私は『イエーイ!』みたいな一番ノリのいい子で、お嬢様学校の範囲の中でアクセサリーも付けている感じです」。


――レイナさん自身はそういう小物系は?

「高1の頃はなめこのキャラクターが好きで、ファンの方にグッズをもらうことも多くて、大きいマスコットをスクバに付けたり、ペンポーチをキャラものにしていました。今は大人っぽくシフトチェンジしてますけど、スマホケースはミニオンです(笑)」。

――吉川愛さんとは子役の頃に、「ハガネの女」で共演してました。

「そうなんです。私のデビュー作で外国人の役でした。一番印象に残っているのは、愛ちゃんとパスタを掛け合うシーンです(笑)。お互いを嫌いな設定で、向こうは『何こいつ? 早く自分の国に帰れ!』みたいな感じで、こっちも『私は何もしてないのに、この日本人は何なの?』という強気な役。当時は小学生同士で『ウェーイ!』みたいにやってました。『はじこい(初めて恋をした日に読む話)』で高校生役で共演して、『もうパスタは掛け合わないんだね』と話しました(笑)」。

――加藤小夏さんを取材したとき、レイナさんと猫カフェに行く話が出てました。

「行こうとしていたんですけど、その日は小夏ちゃんに仕事が入っちゃったので、日にちを変えて今度行く予定です。でも、小夏ちゃんは猫を飼っているから、猫カフェに行って大丈夫なのかな? 帰ってきたら、飼いネコが『別の猫の匂いがする』って、ムスッとすると思うので」。

――そういうの、猫はわかるものなんですか?

「『猫カフェから飼い主が帰ってくると猫はどんな反応をするか?』という動画を観ると、だいたいすごくイヤな顔をするか、威嚇するんですよ。最近、猫の動画をずーっと観ていて、『あーっ、猫飼いたいなー』と思います。前に飼っていたんですけど、一人暮らしをしたら、また飼おうと思っていて、もう種類や名前も決めてます」。

――どんな猫を飼うんですか?

「今まで飼っていたのがメインクーンとか長毛種だったんですけど、最近は短足の猫ちゃんに惹かれます。愛嬌があって、2本足で立つクセがあるらしくて、動画を観て『うわっ、かわいい!』と思います」。


――名前はどうしようと?

「男の子だったら、私はクールな猫ちゃんが好きだから、そのまま反対に読んで“ルーク”とかです。フクロウっぽいかなとも思いつつ、響きがいいし、猫ちゃん的にも短い名前のほうが自分で認知しやすそうだし……。でも、見た目にも合わせます。あと私、犬も飼いたいんですよ」。

――完全な猫派ではないんですね。

「猫も犬も好きなんです。飼うならどっちも……という夢を持っています(笑)」。

 
 

自分が高校を卒業してからは役で
制服を着るたびに「寒っ!」となります(笑)

 
 

――「はじこい」の公式ツイッターでは、寒い日の撮影で、3人が抱き合って暖め合う写真が上がってました。

「コートを羽織らない役なんです。JKは見た目重視で、ブレザー命ですから。ストッキングを穿かない、靴下を上げない……みたいなこだわりもあって、自分が卒業してミニスカートを穿かなくなってからは、役で制服を着るたびに『うわっ、寒っ!』となります(笑)」。

――ちょっと前は普通に着ていたのに?

「当時は全然余裕だったんですよ(笑)。『生足も全然出せます』って感じでしたけど、今はできません。JKってオシャレのためなら、精神的にも肉体的にも強いのかなと思います」。

――原作のマンガは読みました?

「はい。もともと持田あきさんのマンガは小さい頃から『りぼん』で読んでました。最近はネットで会員になってマンガを読めるサイトが増えて、そこでたまたま『はじこい』を2巻まで読んでいたら、ドラマのお話をいただいたので、うれしかったです」。


――この作品について、どう思ってました?

「深田恭子さんが演じている順子先生の立場だったら、高校生、ヤンチャな学校の先生、幼なじみのいとことの四角関係は、いろいろ考えなきゃいけなくて大変だと思いますけど、外から見たら『モテてイイなー』と思います(笑)。私は少女マンガが好きで、読んでいると顔がニヤケちゃいます。役でもそういう“THE恋愛”みたいなのをやってみたいです」。

――レイナさんは公式プロフィールの趣味に読書が挙がってますが、小説も読みますか?

「もともと好きだし、学校を卒業してからは、自分で勉強するためにも、いろいろなジャンルを読むようにしています。最近読んだ本だと、『リアル鬼ごっこ』や『スイッチを押すとき』を書かれた山田悠介さんの『その時までサヨナラ』がすごく面白かったです。山田さんの小説はわかりやすい文章で書かれていてイメージしやすいし、ホラーやミステリーの要素もあるので好きです」。

――料理も趣味なんですよね? 最近はどんなものを作ってますか?

「肉じゃがが好きで大量に作ります。角煮は前から定期的に作っていて、作るたびにこだわりが強くなります。あと、うどんも大好きで、麺から作るときもありました」。


――手打ちしていたということですか?

「そうです。学生のときは人がやったことを『私もやってみよう』という感じでしたけど、今は『市販の麺もおいしいから、他でこだわりを出せればいいか』となってきました(笑)」。

――食べ物は相変わらず肉が好きなんですか?

「お肉も好きだし、最近はたこわさやうずらが好きになりました。あと、酒盗でしたっけ? チーズとかいろいろ混ざっていて、おいしかったです。お酒は梅酒とかアルコール低めのものしか飲まなくて、ビールや焼酎はまだ無理ですけど、おつまみ系はドツボでハマってます(笑)」。

――では最後に、「初めて恋をした日に読む話」にちなんで、レイナさんが最近「初めて」したことはありますか?

「何だろう? 始めたいことだと、空手です。役作りの一環でキックボクシングをやっていたんですけど、空手の型の動画で回し蹴りのきれいさとかを見て、技を習得したい気持ちが目覚めちゃいました(笑)。ボクシングの動画や(格闘技イベントの)『RIZIN』も観るし、お仕事に活かせる特技を増やしたいです」。

――アクションができると、役の幅が広がりますよね。

「『トランスフォーマー』とか『アイアンマン』とか、効果音ドッカーンみたいなアクション映画は大好きです。トム・クルーズさんは銃撃戦とか自分でやられていて、カッコイイなと思います。日本の女優さんも、最近は動かれる方が多いじゃないですか。私も壁を蹴って1 回転とか、そこまでやる気持ちで(笑)、動ける人になりたいです」。


 
 


 
 

黒崎レイナ(くろさき・れいな)

生年月日:1998年11月11日(20歳)
出身地:愛知県
血液型:B型
 
 
【CHECK IT】
2011年にドラマ「ハガネの女 season2」(テレビ朝日系)で女優デビュー。これまでの主な出演作は、ドラマ「35歳の高校生」(日本テレビ系)、「仮面ライダーエグゼイド」(テレビ朝日系)、「中学聖日記」(TBS系)、映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」、Sonar Pocket「君の名前」MVなど。ドラマ「初めて恋をした日に読む話」(TBS系/火曜22:00~)に出演中。小泉成器「MONSTER」CMが放送中。3月30日(土)から配信されるショートフィルム「サルベイション」(ひかりTV)に出演。同日に初のファンイベントを開催。
詳しい情報は公式HPへ
 
 

「初めて恋をした日に読む話」

詳しい情報は「初めて恋をした日に読む話」 公式HPへ
 

 

 
 

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