PICK UP ACTRESS 黒崎レイナ

PICK UP ACTRESS 黒崎レイナ

PHOTO=小澤太一 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

ファースト写真集「麗」を発売
四季の自然を背景に体作りの成果も

 
 

――ドラマ「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」では、意識不明のまま病院で寝ている役でした。

「植物状態ということで目が動かないとか、顔がビクッとならないように意識しましたけど、生命維持装置をくわえていて、くしゃみをしたくなっちゃうんですよ(笑)。鼻が痒くなったりして、実は『あっ、ヤバイ』と思ってました」。

――事件に遭うまでの制服姿はかわいいと大評判でした。

「ツインテールは恥ずかしかったんですけど、まだ行けますよね(笑)? 自分で『学生役はまだ全然やれるな』と思いました」。

――まだ20歳ですから。

「高校時代、夏に友だちと海に行って、みんなでジャンプした写真を撮ったりしてましたけど、その感覚で今年の夏も逗子の海に行きました。太陽をバックにワーッとジャンプして、女子高生に戻ったような青春を味わいました(笑)」。

――それで、1st写真集のタイトルが「麗(うらら)」に決まりました。

「もともと私が好きな漢字だったんです。パッと見た字面のフォルムがシャキッとしていて、意味合い的にも麗しい人に憧れているので。20歳になりましたけど、まだ幼さも残る狭間の年齢で、麗しさを表現したいと思ってました。それで水着やランジェリーにも挑戦して、自分の幅を広げました」。


――雪、桜、海……といろいろなシチュエーションが収められていますが、内容にも自分で希望を出したんですか?

「自然が好きなので、季節ごとに撮りたいと話しました。まず、まだ雪が降っていた群馬のスキー場に行って、寒かったんですけど、白い雪景色をバックに自分も白いワンピースで撮ってもらったら、透明感が出て感動しました。それから私の好きな桜の光景があって、最後は沖縄。海で水着で大人っぽいのから元気系まで撮りましたけど、シーツにくるまっただけのセクシーな写真もあって、自分では体作りを頑張りました」。


――もともとスタイルの良いレイナさんですが、改めて?

「トレーニングしました。女性らしいラインというか、丸みを帯びていて、細すぎず筋肉もちょっとあって、肌が柔らかそうな感じになりたくて。写真集を撮影していた半年くらい、時間があればジムに行ってました。くびれがきれいな人はいいなと思って、お腹周りは特に意識しました」。

――そのために、どんなトレーニングを?

「私はもともと食べると下っ腹が出やすいので、内臓が下がらないように逆上がりをしたり、腰をひたすら捻ったり……。フラフープがすごく効きました。あとはマシンを使った有酸素運動ですね」。

――初の水着撮影に照れはありませんでした?

「すっごく照れました。プライベートでも海やプールで泳がないから、人前で水着を見せたことがなかったんです。でも、フィッティングして水着になって鏡を見たら、やっぱり恥ずかしくなりつつ、『意外とイケてるんじゃない?』とも思いました(笑)。我ながら『トレーニングを頑張った甲斐があったな』と。照れても初々しさがあるのは良いし、『こうしたほうがきれいに見える』とか、撮影しながら勉強しました」。

――沖縄に行ったのも初めて?

「初めてです。2泊3日で海はきれいで、緑もたくさんあって、ごはんもめちゃくちゃおいしかったです。ゴーヤチャンプルー、ソーキそば、大東寿司……。名物をいろいろ食べました」。

――体作りの中で、食べるほうはあまり気にしなかったんですか?

「いえ、セーブしてました。沖縄でも本当はお腹いっぱい食べたかったんですけど、せっかく頑張ってきたのに、ここまで来て水着でお腹が出ちゃうのは嫌で、ちょっと抑えました」。


――天気にも恵まれていたようですね。

「ずっと晴れていて、逆に、沖縄で赤いワンピースで『しっとりした感じも撮りたい』と思ったとき、いいタイミングで雨が降ってきました」。

 
 

大胆でもセクシーになり過ぎず
表情で20歳っぽさを出しました

 
 

――持ってますね。他に撮影で印象的だったことはありますか?

「沖縄ではナガンヌ島という離島に行ったんですけど、フェリーがすごく揺れて、マネージャーさんがずっと叫んでました(笑)。その離島のロッジでシーツのカットを撮って、大胆さもありつつセクシーになり過ぎず、表情で20歳っぽさを出しました」。

――黒いドレスの妖艶な写真もありますね。

「それも自分の希望です。あと、私物の丸メガネでも撮りました。視力が悪いので直前までかけていたら、『それ良いね』となって、お気に入りのメガネだったから『やったー!』と思いました(笑)」。

――この写真集、150Pのボリュームなんですね。

「そうなんです。撮影が全部終わってから、1万枚ぐらい撮ったと聞いてビックリしました(笑)。それを全部見て選ぶのは、すごく時間がかかりました」。

――自分でも全部の写真を見たんですか?

「はい。スタッフさんたちにも各自選んでいただいたのをすり合わせて『顔の角度はこっちがいい』とか、構成のこととかで話し合いを重ねて、すごくいい感じになりました」。


――表紙カットもレイナさんが決めたもの?

「自分もあれにしたかったんですけど、みんなの意見が一致しました。沖縄で撮った白いシャツのカットで、清楚な感じで女優っぽさが出ていて良いなと思いました」。

――本当に思い描いていた通りの写真集になった感じですね?

「100%の気持ちで挑んで、120%の出来で、大・大・大・大満足です(笑)!」。

――話は変わりますが、9月にツイッターでいきなり「花山薫一択だったのに、最近愚地克巳キテるわ」と「バキ」ネタをぶっ込んでました。

「もともと『グラップラー刃牙』からずっと読んでます。格闘技マンガがすごく好きで、『拳闘暗黒伝セスタス』とか『餓狼伝』とか『北斗の拳』とか、男の子が好きそうなマンガを小さい頃から読んでました」。

――ステゴロ(素手喧嘩)最強のヤクザ・花山薫が一択だったのは、男気に惹かれたんですか?

「そうなんです。侠客(おとこ)立ちで背中を向けて、敵に好きにやらせて動じないのがカッコ良かったんですけど、最近読み直して、『愚地克巳も良くないか?』と思いました」。


――克巳と花山は地下闘技場のトーナメントで戦いましたね。

「愚地克巳はマッハ突きとか名シーンが多いですけど、ドイルとの関係がすごく好きなんです。空手家と死刑囚が命を懸けて殺し合いみたいな戦いをして、その中で絆みたいなものが生まれることもあるんだと、泣けてくるんですよ(笑)」。

――それは男性っぽい感想ですね(笑)。

「『東京喰種トーキョーグール』とかダークファンタジー系も好きですけど、最近は『ガウちゃんといっしょ』という、マスコットサイズのちょんまげの侍が出てくる癖のある作品も読んでます。あと、かわいい登場人物しかいないフワフワした少女マンガも好きです。『かわいいひと』や『マイベイカー』を読んでるとハーンとなって、1回本を閉じちゃいます(笑)。『なんでこんなにかわいいんだ?』とか『どうしてこんなかわいいことが言えるんだ?』とかキュンキュンして、尊さがしんどすぎるくらいなんですよ(笑)」。

――格闘マンガから少女マンガまで幅広く読んでいると、ハロウィンでは何かのキャラの仮装もするんですか?

「コスプレは自分でやるのはおこがましい感じです。みんなクオリティ高いじゃないですか。夏に初めてイベントに行って、100万円くらいかけたレベルの高いコスプレイヤーさんを実際に見たら、圧倒されました。並んで写真を撮らせてもらいましたけど、ハロウィンはリア充の人を遠くから見たり、写真を検索して楽しんでます」。

――自分で仮装するとしたら、やりたいキャラはありますか?

「『ジョジョ(の奇妙な冒険)』みたいなスタイリッシュな感じをやってみたいです。あと、自衛官とか警察官とか……。私は機関銃とかも好きで、イベントでは自衛隊のブースで装甲車の上に乗らせてもらって、写真を撮ったりもしました」。


――他に年内のお楽しみはありますか?

「クリスマスのイルミネーションをどこかの映えるスポットで見たいです。それから写真集でスキー場に初めて行ったんですけど、スキーはできなかったので、今度の冬はスキーかスノボに挑戦したいです。あとは、写真集をたくさんの方に見てもらえるように頑張ります!」。

 
 


 
 

黒崎レイナ(くろさき・れいな)

生年月日:1998年11月11日(20歳)
出身地:愛知県
血液型:B型
 
【CHECK IT】
2011年にドラマ「ハガネの女 season2」(テレビ朝日系)で女優デビュー。主な出演作はドラマ「35歳の高校生」(日本テレビ系)、「仮面ライダーエグゼイド」(テレビ朝日系)、「中学聖日記」(TBS系)、「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」(テレビ朝日系)、映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」、「劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング」など。小泉成器「MONSTER」CMが放送中。1st写真集「麗」(ワニブックス)を10月10日(木)に発売。記念握手会を10月13日(日)にブックファースト新宿店で開催。
詳しい情報は公式HPへ
 
 

黒崎レイナファースト写真集「麗」

 
 

撮影/LUCKMAN

3300円(税込)

 
 
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