FRESH ACTRESS 小野莉奈

FRESH ACTRESS 小野莉奈

PHOTO=小澤太一 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

「中学聖日記」で連ドラ初レギュラー
先生に恋する男子に想いを寄せる役

 
 

――「中学聖日記」で末永聖先生(有村架純)に恋する黒岩晶(岡田健史)に想いを寄せる岩崎るなを演じていますが、身の周りで反響は大きいですか?

「そうですね。友だちから『観たよ』と言われることは多いです」。

――ご両親は何と?

「一緒に観たりしてますけど、特に何も言われません(笑)」。

――照れくさくないですか?

「いや……。でも、やっぱり恥ずかしいですね(笑)。完パケとオンエアで2回ずつ観てます」。

――るな役はハマってる感じがしますが、自分でも演じやすいですか?

「うーん……。ちょっと難しいですね。すごく良い子なんですけど、やってることが積極的というか大胆なので。周りから見て『何なんだ?』とならないようにするのが難しいところです」。

――黒岩の家まで「末永に本気になるのはやめろ!」と言いに行ったりしてます。

「あそこは、るななりに嫌われないように頑張ってる感じを出しました」。


――黒岩に「帰れよ」と言われて「私は多少傷つくことくらい覚悟して来てる」とか、発言がストレートですよね。1話では「黒岩はいつも末永を見てる。私はいつも黒岩を見てるからわかる」とも言ってます。

「るなは全話で毎回大胆なことを言ってます(笑)。私だったら好きな男の子に対して、そんな積極的に行く勇気はないかもしれないので、台詞を言いながら『すごいな』と思ってます」。

――でも、莉奈さんも負けん気が強いところはあるのでは?

「いえ、あまり出ないですね。ケンカとかしないタイプというか、争いは避けます。ゲームをやっていて『悔しーっ!』となることはあっても、途中で諦めます(笑)」。

――じゃあ、るなは莉奈さんの素とはだいぶ違う感じ?

「自分と似ている部分もあります。台詞ではないですけど、好きな人が友だちとふざけているのを見て笑うところとか、ちょっとした仕草は似ているかもしれません」。

――番組公式HPに上がっているスピンオフ動画で、中学生の4人で花火をしたりしてはしゃいでいるのは、素に近かったり?

「あれはもう、そのままの私だと思います。カメラを意識しつつ、楽しみながらやってました。ああいう青春らしいことは好きです」。


――実際に仲間で花火したり、水鉄砲をかけたりしたことはあります?

「それはしたことありませんけど、友だちと帰り道に池でボートに乗ったり、たい焼きを食べたり、たこ焼きを食べたり、クレープを食べたり、学生っぽいことはしてます(笑)」。

――学生っぽいというか、いろいろ食べているんですね(笑)。「中学聖日記」のドラマ本編でもリアリティを感じる部分はあります?

「体育祭で好きな人を必死で応援するのは、やっぱり楽しかったですよね。るなは足が速いみたいで、ドラマでリレーに出たのは新鮮でした。私は全然速くなくて、1回も出たことがなかったので」。

――そう言えば、LINEのウェブCMで走るシーンがありますが、失礼ながら若干走り方が……。

「うわーっ! やっぱりそうですよね(笑)。自分で見て『ヤバい!』って思いました。ランニングは好きなんですけど、短距離はあまり好きじゃなくて……」。

――「中学聖日記」の3話では勉強合宿がありました。

「女子たちが黒岩たちの部屋にしのびこんで、みんなでゲームをしていたのは、私もやったことがあったので、すごく懐かしくなりました」。

――聖先生みたいなかわいい先生はいませんでしたよね(笑)?

「かわいい先生はいたかもしれませんけど、聖先生みたいに女の子っぽい先生はいなかったです。みんなサバサバしてました」。


――先生を好きになる男子はいました?

「どうだろう? 私はあまり気にしていなかったので……。でも、思えば中学生の頃は、友だちの好きな人を聞いたり言ったりするのは楽しかったです。高校生になったら、他人の好きな人には全然興味なくなっちゃったんですけど(笑)」。

――自分の好きな男子が先生を好きになったら、るなみたいに穏やかではない気持ちになりますよね。

「誰を好きでも嫉妬はしちゃうと思いますけど、特に相手が先生だとイヤかもしれません。るなのように止めたくなりますよね」。

 
 

自分の役を嫌われたくなくて
「冷たすぎた?」と反省してます

 
 

――最初にるなを演じる難しさの話が出ましたが、特に難関だったシーンはありますか?

「毎回『あそこはちょっと違ったかな?』と思いますけど、これから放送になる回で、るなが聖先生と対面するシーンがあるんです。最初はるなという役を嫌われたくなくて、穏やかに先生と接していたんですけど、その前に先生に嫉妬している場面もあったので、『もうちょっと強めに行って』と言われてやりました。でも、『ちょっと冷たすぎたかな?』と反省してます」。

――るなをイヤな感じに見せたくない気持ちは強いんですね。

「はい。その場面は監督さんの指示を単純に受け取って、お芝居をしてしまったんですけど、もうちょっとるなのやさしい性格も出せれば良かったかなと思いました」。

――それでOKが出たということは、高いレベルでの反省なんでしょうね。ところで、莉奈さんは去年の1月に事務所に入ったそうですが、その前からスカウトもよくされていたのでは?

「そう見えますか? 全然スカウトされるタイプじゃないと思います。実際そんなにされることはなかったです。わりと地味でした(笑)」。


――女優を目指したのは、小6のときに学校の演劇で「ライオン・キング」のシンバ役をやったのがきっかけだそうですね。そのときは自分で主役をやりたいと?

「お芝居に興味はなかったんですけど、校内のオーディションを仲の良い友だち2人が受けるというので、流れで私も受けました。みんなで投票したりして先生が役を決めることになっていたので、仲良いからこそ友だちには絶対負けたくなくて……」。

――やっぱり負けん気は強いんじゃないですか(笑)。

「おうちでオーディション前にいっぱい練習していたら、『楽しいな』と思ったんです。勉強もスポーツもあまり好きじゃなくて、得意なものがなかったんですけど、誉められて初めて自信を持てたのがお芝居でした。純粋に『好きだな』とも思えて、自分の心の中に何かが生まれたような感覚でした」。

――趣味も映画鑑賞とのことですが、最近面白い映画はありました?

「久しぶりに『ハリー・ポッター』シリーズを観直して、やっぱり面白いなと思いました。何回観ても面白い映画って、素敵ですよね」。


――ファンタジー系が好きなんですか?

「恋愛系も観ます。でも、洋画が多いです」。

――普段は家に帰ってきたら、どんなふうに過ごしてます?

「ボーッとして、お風呂に入って、柔軟をして……。基本おうちでは何もしません(笑)」。

――家でのお楽しみは特にない感じで。

「でも、冬場は鍋が楽しみです(笑)。暖まるし、お野菜が摂れて健康的なので。最近は豚肉や鳥も好きです。だから、いろいろな鍋が好きです」。

――「中学聖日記」の撮影も佳境に入っていきますね。

「6話かな? ドキドキのシーンを撮りました。オンエアでどんな感じになるか、ちょっと緊張してますけど、楽しみにしていただきたいです」。


 
 


 
 

小野莉奈(おの・りな)

生年月日:2000年5月8日(18歳)
出身地:東京都
血液型:AB型
 
【CHECK IT】
2017年1月にフラームのオーディションに合格。2017年8月にドラマ「セシルボーイズ」(フジテレビ)で女優デビュー。これまでの主な出演作は、ドラマ「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系)、「コールドケース2~真実の扉~」(WOWOW)、映画「三つの朝」、「アンナとアンリの影送り」、「テロルンとルンルン」、LINE社WebCM「【告白ムービー】好きなんて、言えるわけない。」など。ドラマ「中学聖日記」(TBS系/火曜22:00~)に出演中。映画「ういらぶ。」が11月9日(金)より公開。
詳しい情報は公式HPへ
 
 

「中学聖日記」

詳しい情報は「中学聖日記」公式HPへ
 

 

 
 

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