PICK UP ACTRESS 新條由芽

PICK UP ACTRESS 新條由芽

PHOTO=河野英喜 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

「電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-」に出演中
グループの裏番長でキャピキャピした女子高生役

 
 

――「3年A組-今から皆さんは、人質です-」の終盤では、3年後の金沢玲央にビックリでした(笑)。

「まさかの妊婦(笑)。私も9話の台本をいただいて、初めて知りました」。

――短いシーンでしたが、女優デビュー作でお腹が大きくなるとは。

「本当にそうですね。初めてお腹に赤ちゃんがいる気分になりました(笑)」。

――放送中の「電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-」は連ドラ2作目なので、余裕を持って臨めています?

「『3年A組』のときよりは、周りのことや、どういうふうに進んでいくかがわかっていたので、少し気持ちに余裕はあるかなと思います」。

――由芽さんはクラスの女子グループの一員の佐竹美優役ですが、すぐに他のキャストと馴染めました?

「撮影初日が『初めまして』で、リーダー役の黒木ひかりちゃんがフレンドリーに話し掛けてくださるタイプだったので、人見知りの私も最初からスッと馴染めました」。


――最初に撮ったシーンは?

「教室での撮影がほとんどで、最初は武田玲奈さんが演じるモデルの朝川由那が私たちのクラスに転校してくるシーンでした。“かわゆな”というあだ名で女子高生の憧れの存在なので、佐竹は『エーッ!? かわゆなが転校してきたんだけど!!』ってミーハーっぽく騒いでました(笑)」。

――そういうノリは普段の由芽さんとは違う感じ?

「全然違いますね。私はあまり騒ぐタイプではないかな(笑)」。

――佐竹について、グループの「裏番長的なポジション」とコメントしてました。

「監督にそう言われました。黒木ひかりちゃんが演じる川島杏奈が表のリーダーで、佐竹は噂話を『こういうことがあるらしいよ』ってグループに持ってくるような子です。キャピキャピした女子高生で、ちょっと腹黒い感じもします(笑)」。

――普段の由芽さんと違う分、演技で意識することもありますか?

「撮影が始まる前から、テンションを上げていかないとできません。いつもの自分のテンションは高いほうではないので、楽屋にいるときから、ひかりちゃんと2人でずっと話したり、台本の読み合わせをしています」。

――テンションを上げること自体には苦労しませんか?

「上げようと思えば、わりとスッと上げられます。普段のテンションは低くても、たぶん切り替えはできるタイプみたいです。あとは、自分の中の女子高生のイメージでやっています」。


――由芽さんのイメージする女子高生というと?

「原宿とかにいて、タピオカを飲んでるイメージがあります(笑)。放課後にカラオケに行ったり、みんなでプリクラを撮るのが定番なんですかね? 実際に今の女子高生がどんな感じなのか、全然わかりませんけど(笑)」。

――自分の群馬での女子高生時代は、そういうことはしていたんですか?

「やってませんでした。放課後は部活が終わったら、まっすぐ家に帰っていて、カラオケに行ったり遊んだりはそんなにしなかったですね」。

――裏番とか腹黒というのも、由芽さん自身の印象とはだいぶ違いますが、それっぽく見えるようにもしているんですか?

「自分では腹黒い子にしているつもりです。見えてますか(笑)? かわゆなと最初は仲良くしていたのに、仲間外れにするようになって、悪い噂をみんなに広めるのも佐竹なんです。かわゆなが教室を出ていくのを横目で見ながら、スッとみんなのところに行くときの目線とかは、腹黒さを意識してやりました」。

――由芽さんは高校ではどんなグループにいました?

「私が仲良くしていた子はおとなしいタイプが多くて、集まってもみんなマイペース。一緒にやることはやっても、自分のことを優先するようなグループでした」。

――みんなでファミレスに行っても、携帯をいじってる人がいたり?

「そういう子もいれば、携帯をいじっているのかと思ったら、いきなり話に入ってくる子もいたり(笑)。私はみんなと話していることが多かったです」。


――佐竹は悪のビデオガールの神尾マイとも絡むんですか?

「後半にそういうシーンがあります。マイは教室にいない役なので、ずっとマイ役の山下美月さんと会う機会がなくて、一緒の撮影のときに初めてちゃんとお会いしました。マイと違って明るい方で、普通にワチャワチャ話せました」。

――山下美月さんも由芽さんと同じく茶道部だったそうですね。

「それ聞きました。共通点があって『一緒だね』と話せて良かったです。私の妹が乃木坂46さんとかアイドルを好きで、私も一緒に曲を聴いたりはしていました」。

 
 

20歳でデビューして同世代の活躍を見て
自分もどんどん成長したいと思いました

 
 

――「電影少女」の原作は90年代のマンガですが、この作品は知ってました?

「『少年ジャンプ』が好きなので、昔の人気作品として知ってました。あと、ドラマの前作も観ました。今回のビデオガールは悪女なので、雰囲気は全然違ってました」。

――最近のマンガは読むんですか?

「好きです。この前は現場に行くときに『進撃の巨人』の最新刊を買って、移動中に読んでました」。

――巨人が人間を食べるような描写も抵抗なく?

「大丈夫です。『進撃の巨人』は最初アニメで観て、『何これ? 面白い!』ってマンガを全巻買いました。少年マンガのバトルものやスポーツものが好きです」。

――他に好きな作品というと?

「今だと『約束のネバーランド』が面白いです。スポーツものだと『ハイキュー!!』とか『黒バス(黒子のバスケ)』とか『テニスの王子様』とか、『ジャンプ』系をよく読んでいます」。


――恋愛系の少女マンガは読まないんですか?

「中学生まではキュンキュンする少女マンガのほうが好きでした。『君に届け』とか『アオハライド』とか読んでましたけど、今は少年マンガ派になりました(笑)」。

――好きなキャラクターはいますか?

「『進撃の巨人』のリヴァイ兵長は、定番ですけど本当にカッコ良くて、もう大好きです(笑)」。

――実写化されたら演じたいキャラとか場面は?

「『進撃の巨人』で立体機動装置をやりたいんですよ。あれを付けて巨人の首を斬るところを、死ぬまでに1回はやってみたいです(笑)」。

――ところで、4月27日は由芽さんの21歳の誕生日でした。去年の20歳の誕生日と比べたら、そこまで感慨もなかったですか?

「20歳になったときは自分の中で特別で、21歳は『またひとつ年を取ってしまった』くらいです(笑)。でも、まだ誕生日はうれしくて、自分へのプレゼントに何を買うか考えたりしました」。

――何を買ったんですか?

「お母さんが東京に来て『何が欲しいの?』と聞かれたので、『小顔ローラー』と言っておきました(笑)」。

――せっかくだから、もっとシャレたものをおねだりしても良かったのでは(笑)?

「でも、今欲しいのが本当に小顔ローラーだったので(笑)。暇なときにコロコロできたらと思っていたんです」。


――今までの人生で特に思い出に残っている誕生日はありますか?

「20歳の誕生日が一番印象に残ってます。当日に初めて、お父さんとお酒を飲みました。お母さんは飲めなくて、お父さんも少ししか飲めないのに、ちょうど午前0時になって日付が変わったときに、『一緒に飲もう』と言ってくれたんです。あとは、当日ではないんですけど、友だちに初めてケーキで誕生日をお祝いしてもらいました」。

――パーティーを開いてくれたとか?

「ではなくて、普通に何人かで友だちの家に泊まりに行って、私は自分の誕生日が近いことを忘れていたんですね。『お風呂に入るから』ということで、みんな部屋からいなくなって、1人で携帯をいじっていたら、『ハッピーバースデートゥーユー』と歌いながら、サプライズでケーキを出してくれたんです。そういうことが初めてで、すごくうれしくて、動画を撮りました」。

――そういうときは、由芽さんのテンションも上がったわけですか?

「めちゃめちゃ上がりました。ビックリしたし、うれしくて、キャーキャー言ってました(笑)」。

――その後の20歳の1年は、本格デビューもして激動でしたね。

「はい。事務所に入って、東京に来て、仕事を始めて、もうすべてが変わった1年でした。それまでは学校に行って、家に帰って、勉強して……と同じルーティンで生活していたのが、毎日新しいことと出会えて、すごく楽しい1年になりました」。

――21歳の1年はどう過ごしますか?

「いろいろな経験をして課題が見つかって、同世代の方の活躍を間近で見ることも多いので、そうした経験を活かして、自分をどんどん伸ばしていけたらと思います」。

――20歳での芸能界デビューは早くはないので、成長スピードを上げたい気持もありますか?

「それはやっぱりありますね。私は演技を始めたばかりでも、現場では10年やっている子もいて、話を聞いたり演技を見ていると『私ももっと勉強しなきゃ』と思います。あと、私は人見知りなところがあるので、周りの子がいろいろな方とコミュニケーションを取っているのを見ると、『自分から積極的に話していこう』という気持ちにもなりました」。


――日々努力していることもありますか?

「『3年A組』で共演した子の出演作を観て、勉強してます。特に富田望生さんの作品は『宇宙を駆けるよだか』とかいろいろ観ました。『3年A組』では私の斜め前の席で、ずっと見ていて本当に演技が上手で、他の作品も観たいと思ったんです」。

――由芽さんは今のところ、20歳は越えつつJK役が続いてます。

「JK役はもっとやりたいと思っているので、若さも忘れないように頑張りたいです(笑)」。

 
 


 
 

新條由芽(しんじょう・ゆめ)

生年月日:1998年4月27日(21歳)
出身地:群馬県
血液型:AB型
 
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2018年に「週刊ヤングジャンプ」の巻末グラビアをきかっけにスカウトされ、「週刊プレイボーイ 52周年創刊月間 アドボード」(広告)や森永製菓「おいしくモグモグたべるチョコ」、ゼンショーホールディングス「ジョリーパスタ」CMなどに出演。ドラマ「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)で女優デビュー。「電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-」(テレビ東京/木曜25:00~ ほか)に出演中。
 
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「電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-」

詳しい情報は「電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-」公式HP
 

 

 

©『電影少女 2019』製作委員会
 
 

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