PICK UP ACTRESS 高橋優里花

PICK UP ACTRESS 高橋優里花

PHOTO=mika INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

映画「霊眼探偵カルテット」に出演
茶髪で初のギャル役になりきって

 
 

――映画「霊眼探偵カルテット」にメインキャストで出演。自分でもホラー系はよく観るんですか?

「好んでは観ないですね。観たいけど観たくないというか。怖いもの見たさはあるんですけど、ヤバイ場面ではこうやって(顔を両手で覆う)、指と指の間からのぞきます(笑)」。

――実際に霊的なものを見たことは?

「ないですね。だから信じられないんです。おばけの存在が。知り合いに『見た』と言われても『うーん……。本当に?』と思っちゃう。自分でもゾクッとなるときはあるので『いるの?』とも思うんですけど、『見えないからいいか』ってなっちゃう(笑)」。

――ゾクッとなるのはどんなときですか?

「眠くなって『ああ、寝られる』と思ったときに、いきなりゾクッときて目が覚めることって、ないですか? そういうときは怖いですね」。

――今回演じたナオミは初のギャル役ということで。

「私は全然ギャルじゃなくて、この役で髪も初めて染めました。何だか隠れていた自分が出てきた感じ。台詞も『はあっ?』みたいなのが多くて、なりきったら自然にできてスッキリしました(笑)」。


――茶髪も自分で気に入りました?

「そうですね。こんなに簡単に髪の色が変わると思ってなくて、いろいろな色を試してみたくなりました。それで自分に合う色にすればいいのかな? 今はこげ茶みたいな感じに戻しましたけど、せっかくの人生なので、いろいろ楽しもうかな(笑)」。

――映画のなかでは、ずっと腕を組んでましたね。

「あれは自分なりに『ギャルの子は腕を組んでるな』と思ったんです」。

――役作りでギャル観察をしたとか?

「そういうわけではなくて、ドラマとかを観てイメージで作りました。ギャルは人の話を聞いてなくて、にらむ目つきで、切り返しが早い。校長先生に挨拶しても、すぐバッと『帰るよ』とか。衣裳さんに手首にジャラジャラした飾りを付けてもらったりして、見た目からギャルになり切りました」。

――「~だしぃ」とか「チョー」みたいな台詞も自然に出ました?

「普段は『チョー』とか言いませんけど、演じていると入り込んじゃうんですよね。声のトーンも低くなったり……。舞台とかをやっていても、男の子っぽい役だったら、その期間のメールは絵文字を付けなくなったり……。この映画の撮影中は、メールも『~じゃん』とかになっていたと思います(笑)」。

――予告動画では振りを付けながら「霊眼探偵カルテットです!」と言っているのが目立ってました。

「あれも自分で勝手にやりました(笑)。台本では普通に台詞だけだったんですけど、結構自由にやらせていただいたので『それじゃ、つまらないよね』となって。そのあとに『劇団?』みたいに言われる台詞もあったから、めちゃアイドルっぽくやってみました。そしたら、みんな笑ってました(笑)」。


――元NMB48の三秋里歩さんら、カルテットの他のメンバーとは初対面だったんですか?

「初めてお会いしました。みんなわりとおとなしかったです。撮影が朝早くから夜遅くまでだったので、みんな疲れて、休憩中もしゃべるより寝てました。外でみんなでお弁当を食べたときも、ピクニックみたいでしたけど、黙々と食べていて(笑)。でもカットを確認する待ち時間とかは、アイドルの話をしました。アイドルをやっていた子が、4人中3人いたので」。

――優里花さんがプレイングプロデューサーをしているアイドルユニット「いちごみるく色に染まりたい。」の話題も?

「撮っていたときは結成前だったんですけど、これからグループを作ることは、みんな知っていてくれました」。

――映画の劇中CMみたいな場面でナオミが「きれい好き」アピールをしていましたが、優里花さんもきれい好きですか?

「A型なので、きれいでないと気になっちゃいますね。自分の部屋でも家族に見られるのが恥ずかしいので、見えるところはきれいにしたくて……。急いで出掛けるときは散らかしちゃいますけど、それ以外のときはちゃんと片づけています」。



 
 

写真集はありのままを撮りました
ダイエットとか何もしないで(笑)

 
 
――ファースト写真集「Make+Me=Happy」が5月27日に発売されますが、グアムで撮ったそうですね。

「そうなんです。初めてグアムに行ったんですけど、マック(マクドナルド)のメニューにお米があったのでビックリしました。パックに入っていて……」。

――よく日本の食べ物とサイズ感が違うと言われます。

「すごく大きなハンバーガーとか食べましたね。向こうに行ってる間は“THEアメリカ”みたいな食事をしていました。私、結構食べるので……」。

――でも、水着撮影もあったんですよね?

「まったく気にしませんでした(笑)。『ヤバーイ!』と言いながら、『まあ、いっか』みたいな。ダイエットとかまったく何もしないで、ありのままで撮りました」。

――写真集は念願だったんですか?

「そうでした。自分の写真集が出るって、すごくないですか? めっちゃうれしくて、10冊くらい家に置いちゃおうと思ってます(笑)。私の要望をたくさん聞いていただけて、自分の私物のお洋服も着ました。merry jennyという好きなブランドのピンクっぽいワンピースとか。タイトルの『Make+Me=Happy』も自分で考えたんです」。

――“私を幸せにして”と?

「というより、“自分で作る幸せ”とか“メイクしてもらって楽しくなる”とか、いろいろな意味があります」。


――「+」や「=」が入るのがキモですね。

「写真集の題名ってチョー重要じゃないですか。だから、どうしようか真剣に考えて、普通の英語じゃつまらないと思って……。でも、字の見た目がかわいいとか、単純志向です」。

――水着撮影は初めてだったんですか?

「学校以外で水着を着たことが初めてでした。だから、恥ずかしかったです。でも、きれいなうちに写真集に残してくれるのはうれしいし、いい経験になりました」。

――特にお気に入りの水着はありました?

「水着より下着のほうが私は好きでした。フリフリがいっぱい付いていたり、レインボーカラーだったり、かわいいのがいっぱいあって……」。

――下着といってもセクシー系ではなく?

「かわいい系です。グラビアのように攻める感じじゃなくて、ありのままの生活スタイル、みたいな楽しい感じの撮影でしたね」。

――撮った場所ではどんなところが印象的でした?

「ピンクの建物でバービーみたいな感じで撮っていただいたのが、すごく印象に残ってます。やっぱり海外は色使いが違って、日本にない感じ。あと、雨が降ったりやんだりで、晴れたら虹が出て不思議な雰囲気でした」。


――この写真集は7月で20歳になる記念でもあるんですか?

「まあ、そうですね。10代ラスト、みたいな。節目ということで……」。

――20歳が近づいてきた感覚はあります?

「あまりないですけど、『もう5月だよ』とか言われると『ヤバイ!』と思います。でも私、自分では精神年齢は高くて大人だと思っていて……。同じくらいの年の子と考え方が違って、ふとした瞬間に『子どもじゃん』と思っちゃうので(笑)」。

――20歳になったら、今日みたいなツインテールもしなくなります?

「もう今はツインテールもあまりしてません。(取材日の)ゴールデンウィークはアイドルユニットでのライブがいっぱいあるので、髪形に変化を付けようと今日はツインテールにしたんです。でも、たまにはしたいかな(笑)」。

――お酒はイケそうですか?

「パパがビールを毎日飲んでいて、ママがワイン好きなので、『強いんじゃない?』と言われてます。でも、わからないじゃないですか。怖いですよ~(笑)」。

――とりあえず「霊眼探偵カルテット」は梅雨どきの6月17日に公開されますが、優里花さん的に雨の休日の良い過ごし方はありますか?

「私は家にいてアニメを観るかな。今だと『進撃の巨人』のSeason2が好きです」。

――へーっ。乙女新党の頃はアニメ好きというと荒川ちかさんのイメージがありましたけど……。

「そう。私はそこまで語れないから、あまり言ってなかったんですけど、アニメはいつも観てます。『化物語』とかの物語シリーズも好き。『おそ松さん』のようなギャグ系が一番好きかな?」。

――恋愛系は?

「観ないです。前のクールは『クズの本懐』を観てましたけど、恋愛系でそんなに『わーっ!』とかならないんです。何でだろう? 映画でも恋愛系は全然観ません。面白いとは思うんですけど、なんか恥ずかしくなっちゃって……(笑)」。


 
 


 
 

高橋優里花(たかはし・ゆりか)

生年月日:1997年7月22日(19歳)
出身地:東京都
血液型:A型

 

【CHECK IT】

2012年12月から2016年7月までアイドルグループ「乙女新党」で活動。2014年7月からはリーダーも務めていた。女優としてドラマ「仰げば尊し」(TBS系)、「お前はまだグンマを知らない」(日本テレビ)、映画「デスブログ」、舞台「ダンスレボリューション~ホントのワタシ~2015」、「放課後戦記」、「おとめ妖怪ざくろ」などに出演。2016年11月に結成のアイドルユニット「いちごみるく色に染まりたい。」のプレイングプロデューサーを務める。ファースト写真集「Make+Me=Happy」(ワニブックス)が5月27日(土)に発売。映画「霊眼探偵カルテット」が6月17日(土)から公開。

詳しい情報は公式HPへ

 
 

「霊眼探偵カルテット」

詳しい情報は公式HPへ


 

 
 

直筆サイン入り自撮りチェキ応募はコチラ⇒