FRESH ACTRESS 寺本莉緒

FRESH ACTRESS 寺本莉緒

PHOTO=厚地健太郎 INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

「チヤホヤされたい」と芸能界へ
「ミスヤングマガジン」を受賞

 
 

――芸能界を目指した動機が「チヤホヤされたい」だったそうですが、小さい頃からチヤホヤされたがりだったんですか?

「そうです! チヤホヤされたい、かわいいと言われたい少女でした(笑)」。

――チヤホヤされるために、何かしたりも?

「とにかく広島では人より早く最先端に行きたくて、小学生の頃からメイクをしたり、お母さんのリップを塗ったり、髪を巻いたりしていました。事務所に入る前にはパーマもかけたり、かわいくなれるように必死でしたね」。


――莉緒さんみたいな女の子が学校にいたら、何にもしなくてもチヤホヤされそうな気もしますが、文化祭で目立つことをしたりも?

「仮装大会で主人公をやらせていただきました。お弁当箱の仮装をするということで、みんなはおかずとかをやったんですけど、私はお弁当を作る少女の役でした(笑)」。

――オイシイ役だったと(笑)。チヤホヤは置いといて、普通に芸能界に興味はあったんですか?

「そうですね。テレビに出たいと思うようになってから、『よし!』って目指しました。私はCMに出たかったんです。CMって毎日流れるから、目と耳に残るじゃないですか。自分もそういう存在になりたいと思ってました」。

――定番の清涼飲料水のCMとか?

「私はそれより、auさんの浦ちゃんみたいに印象に残るCMがいいです」。

――レプロのオーディションに応募したのは、何か理由が?

「事務所というものが全然わかってなくて、とにかく早く東京に行きたかったから、そのときにいち早くオーディションをやっているところを探したんです。そしたらレプロが募集中で、所属タレントさんも新垣結衣さんとかそうそうたる方たちがいらっしゃったので、『ここにしよう!』と受けさせていただきました」。

――最初は舞台「ローファーズハイ!!」に出演したんですよね?

「はい! 楽しかったです。タップをやって、私は全然経験がなかったんですけど、他のメンバーと一緒に練習しているうちに仲良くなれました。私が演じたハナちゃんは自分よりちょっとプラスしてハッチャケた女の子で、そこで私の基盤が作られたように思います」。

――初仕事でお客さんの前で生で演じるのは緊張しませんでした?

「全然。『もっと私を見て!』って感じでした(笑)」。

――チヤホヤ願望が徹底してますね(笑)。「ミスマガジン2018」では見事「ミスヤングマガジン」に選ばれましたが、グラビアもやる気満々だったんですか?

「満々ということはないですけど、『全然やります!』って感じでした」。

――水着映えするスタイルには自信があったのでは?

「自信はなかったです。それまで水着グラビアというものを見たことがなくて、お仕事をいただいてからめちゃめちゃ見るようになって、今は水着の女の子に『はぁ~、かわいい! ヤバイ!』となります(笑)」。


――そんな中で、自分は「ミスマガジン」でどう勝負しようと?

「身長が150㎝で周りよりも小さいので、キャラクターで勝負できればいいなと思いました」。

――SHOWROOM配信で歌を歌ったりしてましたね。

「そうなんです。ほとんどは観てくださった方のコメントと会話する感じでしたけど、始まりと終わりに少しだけ歌わせていただきました。ファンの方が気に入ってくださって、『今日は何を歌う?』とかリクエストをくださったりしました」。

――大塚愛さんの「さくらんぼ」とかを歌ってましたっけ?

「はい! あとはYUIさんの『SUMMER SONG』とか、夏ソングが多かったですね」。

――カラオケにもよく行くんですか?

「よく1人カラオケに行きます。私、Superflyさんが好きで、自分なりに元気にめっちゃ声を出して、ストレス発散みたいな感じで歌ってます」。

――SHOWROOMでは英語も披露してました。

「海外の方も観てくださっていたので、ペラペラと自己紹介したりしました。『どこに住んでるの?』と聞かれて『live in Tokyoだよ』とか(笑)」。

――学校以外でも英語を学んでいたんですか?

「学校だけです。英語はもともと好きで、中学生のときに英語に強い学校に通って勉強しました。今は英検2級を持っていて、準1級を目指してます」。

――英語を好きになったのは、音楽か映画から?

「どちらもですね。洋楽はめちゃくちゃ好きです。一番好きなのはジャスティン・ビーバーさん。それから、エド・シーランさんも好きです。洋画もたくさん観ていて、『プラダを着た悪魔』が一番好きです。あとは『バーレスク』とかミュージカル系ですね」。


――でも、しゃべりの基本は広島弁で(笑)。

「SHOWROOMはアットホームな感じでやっていたので、普段使っている広島弁で話しました。広島は大好きです。環境が良くて人もやさしいし、一番はごはんがおいしいので(笑)」。

――確かに、お好み焼きとかおいしいです。

「私、東京でも広島焼きのお店を探してます。あと、牡蠣やもみじまんじゅうや川通り餅もおいしいです」。

――そして、カープ女子でもあるんですよね?

「はい。最初からカープファンだったわけではなく、ずっと野球が好きでどんどん観ているうちに、カープにハマっていった感じです。特に菊池(涼介)選手の守備力とか持っているものが素晴らしいと思います」。

――自分ではスポーツは?

「やらないです。でも、ダンスは小学3年生からやってました。ちょうど世の中でダンスが流行っていて、普通に『踊りたいな』と思って、教えてくれるところを探しました」。

 
 

いつ水着の仕事が来てもいいように
ラーメンを食べないようにしています

 
 

――SHOWROOOMに力を入れつつ、グラビア撮影に備えてダイエットもしたんですか?

「頑張ってやりました。それまで事務所の寮に入っていて、ごはんはカロリーを全然気にせず、甘いものとか食べていたんですよ。今年からお母さんが来てくれて、ヘルシーなものをいろいろ作ってくれるので、食べる量はそこまで変わらないのに、MAXのときと比べたら10キロくらい痩せました」。

――ラーメンも好きなんでしたっけ?

「大好きです! 私はどちらかというと、広島のとんこつしょうゆラーメンとか博多寄りのこってりしたのが好きで、危険なんです(笑)。そこも制限して、糖質ゼロ麺とかに変えています」。

――水着撮影の現場では、どんなことを頑張りました?

「笑顔を心掛けました。もともとよく笑うタイプなので、常に明るく元気に、自分らしさが出せればいいなと思いました」。

――初水着で照れはありませんでした?

「照れは全然なかったです。自信はまったくなかったんですけど、とりあえず撮影は楽しみたかったので」。


――その写真がヤングマガジンに載ったのを見たときは?

「『うわーっ! グラビアだーっ!』と思いました(笑)。『自分が載ってる! しかも水着で!』という、うれしさが大きかったです。発売日に近所のコンビニに買いに行ったんですけど売ってなくて、2~3軒回って手に入れました」。

――地元の友だちから反響があったのでは?

「LINEで連絡がいっぱい来ました。みんな気をつかってくれて水着についての感想は言ってこなくて、普通に『見たよ。頑張ってね』みたいなのが多かったです」。

――載ることは事前に教えていたんですか?

「いえ、まったく。事務所に入ったことは言ってましたけど、水着をやる話はしていません。『ミスマガジン』のベスト16で出たときに、みんなに初めて『こういう活動をしているんだ』と知ってもらいました」。

――差し当たって、グラビアアイドルとしての目標はありますか?

「まずはヤングマガジンの単独表紙と巻頭をやらせていただきたいです。のちのちは写真集を出せたら嬉しいですね。海が好きなので、できればハワイで撮りたいです。白い砂浜を走ったり(笑)、きれいなビーチで楽しくやりたいですね」。


――今もダイエットは続けているんですか?

「はい。いつ水着の仕事が来てもいいように、ラーメンを食べないようにしています。といっても全然食べちゃうんですけど(笑)、次の日のごはんを減らしたりして調整します」。

――他にも夢はいろいろ広がっている感じ?

「舞台やミュージカルが好きですし、ドラマや映画でも幅広く活躍できたら一番ですね。恋愛モノに出たいです。やっぱりチヤホヤされる役がいいかな(笑)。というか、ストーリーや役にこだわりはないので、何でもやらせていただいて、結果チヤホヤされたいです」。

――女優業のために努力していることもありますか?

「ダイエットはもちろん、台詞で広島弁のイントネーションが出ないように、コツコツ頑張っています。上京して3年目になるので、そろそろなくさないといけないですね」。

――プライベートでは、この夏は楽しんでますか?

「はい! 隅田川の花火大会に浴衣を着て行きました。初めてだったんですけど、めちゃくちゃきれいでしたね。行くなら浴衣を着たくて、すごく暑かったから親には『動きにくいし、人も多いからやめなよ』と反対されたんですけど、『イヤだ! 着る!』って押し切りました(笑)。あと、カープの試合を東京ドームと神宮球場に観に行きました」。

――カープは勝ったんですか?

「2試合とも勝ちました! 応援歌を歌ったり、熱くなって観てました」。


――普段は一番楽しいのは、何をしているときですか?

「カラオケで歌っているときが一番清々しいですね。海に行くのも好きですし、あとはやっぱり、ダイエットはしないといけないんですけど、カロリーを気にせずごはんを食べているときに『ああ、幸せ♪』ってなります(笑)」。

 
 


 
 

寺本莉緒(てらもと・りお)

生年月日:2001年11月5日(16歳)
出身地:広島県
血液型:O型
 
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2017年4月に「ローファーズハイ!!」で初舞台。同年8月の「ローファーズハイ!!vol.2」や12月からの「屋根の上のヴァイオリン弾き」にも出演。テレビ番組「浅草べビ9」(テレビ東京)、「浅草うず九」(テレビ東京)などに出演。「ミスマガジン2018」で「ミスヤングマガジン」を受賞。
詳しい情報は公式HPへ
 
 

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